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2021-05-18 作家・吉村喜彦さん [0518Tue] 1979年にサントリーに入社され 宣伝のお仕事をされた後に作家となり 『ビア・ボーイ』『ウイスキー・ボーイ』 『バー・リバーサイト』など 数々の作品を発表されている吉村喜彦さん。 美雨さん 「1997年に独立されて作家としてキャリアをスタートされましたけれど、サントリー時代の経験が生かされた小説や、エッセイが多いですね。“バー・リバーサイド”とか…本当にお酒がお好きなんですね。」 吉村喜彦さん 「どうしても広告マンの性(さが)というか、しずる感みたいなものが、大事だなと思って。言葉にならない、言葉以外の部分、皮膚感覚みたいなところを、お酒を書くときに活かせるんですよね。そこが一番、文章を書くときに好きなところです。」 先月、新刊『炭酸ボーイ』が角川文庫から発売されました! 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 宮古島で突如湧き出した天然炭酸水。 商品化にあたり宣伝広報を担うことになった 真田事務所の涼太たちは、プレミアム戦略を採り 「ミヤコ炭酸水」をヒット商品に成長させた。 ところが販売元のグループ会社がこの希少な 水に目をつけ、採水地近くにリゾート施設の 建設を計画。自然豊かで神高い土地に降って 湧いた話は、村を巻きこんだ大騒動に。 「大切なもの」を守るため立ち上がった 〈チーム真田〉は、この計画を阻止できるか!? 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 吉村喜彦さん 「今、雰囲気や空気感で、物事が訳のわからないうちに、進んでいくということに対して、みんな苛立ちや、おかしいぞ、という気持ちがあると思うんですよね。論理的に考えていくことは基本だと思うんですけれど、それを今の日本人は忘れがちになっているんじゃないのかなって。みんながそう思うから、いいのかなとかじゃなくて。個人として、どう考えていくのか。変な空気に流されていくのはどうなのかなって。そういった思いも込めています。」 前[P.1/2]次 |