ディアフレンス

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番組へのメッセージ

坂本美雨
パーソナリティ
坂本美雨

On Air Report
2023-11-21 辻 俊宏さん
[1121Tue]



京都・宇治市からのお客様。
「辻利」五代目当主 辻俊宏 さんをお迎えしました!

毎週火曜日限定コーナー『辻利GreenTime』では
毎週ゲストをお迎えして、抹茶を飲みながら
トークをしていますが
今日は、茶匠でもある辻さんにスタジオで
お抹茶を点てていただきました!
辻利は1860年に創業。辻さんは五代目になります。
辻俊宏さん
「初代はもともと餅屋の息子。
若干17歳にして、何を考えたのか茶園を買うんです。」
美雨さん
「その茶園は宇治にあったんですか?」
辻俊宏さん
「1100年頃からすでに宇治には茶園がありました。
足利幕府の頃からあり、徳川時代になってくると
非常に大事にされて、天領や幕府
大名の庇護のもとに生産を続けてきました。
ところが明治維新で、武士たちはお茶を買う余裕がなくなり
お茶を買うのをやめてしまった。
お茶よりも戦の道具を買うんですよね。
そうなると、お茶を作っても売るとこがない
それまでお茶を売っていた茶師たちは
売り先がないので辞めていってしまいました。
そこで、初代は生き残るために、売れる商品を
作らないかんということで、玉露を考えました。
もともと玉露の原型はあったんですが、美味しくなかった。
これを美味しく改良したんです。」
美雨さん
「玉露は商品開発で生まれたものなんですね。」
辻俊宏さん
「大名とかお金持ちに売るのではなく
庶民に売るものでなくてはいけない。
徳川時代はお茶を作れば、武士が買って持って帰ってくれて
運ぶ必要なかったところんです。
ですが、今度は自分たちで運ばなくてはいけない。
そうすると茶壺は重たくて持ちにくくて割れやすい…
そこで、持ちやすくて、運びやすい
木の箱の内側にブリキを貼り付けた“茶箱”を考えました。
初代が、みんな誰でも使っていいよ

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