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2022-10-05 日本こども支援協会 岩朝しのぶさん [1005Wed] 「10月4日は里親の日」 NPO法人 日本こども支援協会の代表理事 岩朝しのぶさんをお迎えしました。 「日本こども支援協会」では、虐待等で親と離れて 暮らさなければいけないこども達を 家庭で愛情をもって守り育てる制度として 「養育里親」の啓発活動と 里親の支援活動を行っています。 現在、養育が必要な子どもたちは 約4万2,000人。 そして虐待の相談件数は年間20万件を超えています。 先進国の平均的な家庭養育率は 70%〜80%だそうですが 日本は21%と、かなり低い水準に。 岩朝しのぶさん 「児童養護施設の職員の確保ができないがために 部屋はあるんだけど、子どもを受け入れることが できない。 児童相談所のソーシャルワーカーも同じような状態で 今、児童相談所が各地で増えているんですけど 結局、ソーシャルワーカーには急にはなれないので 徐々にしかできないんです。」 美雨さん 「“里親”には、どんな方が向いているんでしょうか?」 岩朝しのぶさん 「実は、分析したんです。猫や犬とか動物愛護の 気持ちを持っている方は、里親に向いている。 あとは、ナチュラル派、オーガニックなど そういうことに関心が高い人も里親としては 向いていることがわかりました。 (年齢的には?)現役の里親さんで中心と なっているのは男性が60代で女性が50代。 でも、そもそも“里親”を知らないだけで もっと早くから知っていれば、不妊治療に 行くときの選択肢の一つに入ったり、治療を 終えてから養子縁組に進むのではなく 最初の選択肢で“里親”制度を知っていれば 里親の年齢も下がってくると思います。」 美雨さん 「特別養子縁組ですと年齢制限や収入のこと 法的に結婚しているカップルなど 条件がありますが、養育里親の場合は?」 前[P.1/2]次 |