発酵食で免疫力をアップ!

豊田エリー(俳優)×寺本りえ子(料理研究家、フードディレクター)

2024

02.16

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豊田さんは、モデルとして活動を開始し、その後、映画やドラマなどで活躍。近年では、舞台俳優として、その存在感を放っています。一方、寺本さんは、音楽業界で活動した後に食の世界に身を置き、ケータリング、フードコーディネーター業をスタート。現在は、ワークショッフ゜を行ったり、発酵食の普及にも努めています。

きっかけは、お味噌作り



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豊田
いつもは、作業に集中しているから、りえ子さんとゆっくりお話できるのは嬉しいです。りえ子さんと知り合ったのは、夫がお世話になっているスタイリストさんからのご紹介で、その方と、夫と娘と私で、お邪魔して、お味噌作りのワークショップを受けさせてもらって、それが、もう3年以上前ですよね。

寺本
2020年の12月とか。

豊田
お味噌作りの後のりえ子さんのご飯は、美味しかった。その頃はどうしてもコロナの話題で、そもそもうちの家族が、お味噌作りに興味を持ったこと自体がやっぱりコロナが大きかったので。

寺本
そういう方も多いかもしれない。発酵食というワードも出だして。

豊田
ずっと昔からあるものですけど、ここ何年かの勢いはすごいですよね。私も初めて味噌を作った時、豆を潰すときや麹を混ぜてしっとりしていくのを手で感じるのがすごく気持ちよくて、土いじりにも近いというか。基本的にお味噌を仕込むのは、冬なんですか?

寺本
寒仕込みと言われているから、1月20日ぐらいから2月、2週間とか3週間とか、割と短いです。早くても12月ぐらいから始めて、3月ぐらいに終わるかな。今年は、お味噌を2倍作ったよね。

豊田
毎年いつも、4キロ仕込んでいて、でも今年の初めに行かせてもらったときは、8キロ、2倍。いつも米味噌を作らせてもらって、りえ子さんのおうちでできるから、その空間も落ち着くし、本当にあの時間が好きで、毎年我が家の冬の恒例行事になっていて、

寺本
そうだよね。私も楽しみにしている。

豊田
嬉しい。温かみがあって、置いてあるもの一つ一つ、りえ子さんがすごく好きで選んでいるものだなと感じるんですよ。

寺本
仕込んだ瓶だらけなんですよね。

豊田
それが並んでいるので、魔女の小屋に行かせてもらったような(笑)。「魔女の宅急便」のキキのお母さんの薬を調合している部屋のもっと陽が入る感じ。行くと楽しくて、いろいろと作業しながら、あれ何を漬けているんだろうとか、それが面白くて。


発酵との出会い



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豊田
りえ子さんは今、食を研究されていると思うんですが、メインは発酵食品ですか?

寺本
そうですね。発酵食と季節の手仕事的なのもやっているけど、自分が発酵食をとり入れだして、人生で一番元気、50歳を過ぎてからが一番元気かな。

豊田
意外!発酵食との出会は?

寺本
宮崎に親戚の大好きなおばさんがいるんですけど、そこの家に行ったときに出していただいたフルーツとお砂糖で作ったシロップ、山でちぎってきたアケビとか、そういう本当に自然になっているものをつけ込んだ物を飲ませていただいて、そしたら腸の状態が変わった。てきめんだったのね。お通じがフルーティーになったんですよ。もう完全に腸内環境が変わったのがわかって、そこから発酵は面白いなと思って、いろんな発酵食に興味を持ち出しました。

豊田
それはいつごろですか?

寺本
40代の後半。

豊田
うちも自分で作ったお味噌を生活の中で取り入れるようになって、ずっと健康というのもありますし、あと何より気持ちが良くて、朝、味噌汁を飲むことで1日が始まると、前とは違う感覚だなと思う。発酵食品はスーパーでも買えるけど、何から生活に取り入れていいか、皆さん迷われると思うんですけど手軽なのはなんですか?

寺本
売っているものだとお味噌とか納豆とか、ぬか漬け、キムチ。もし自分で作ってみるとしたら塩麹とか、醤油麹、お刺身も胡麻和えもそれでいいし、塩麹もお肉をつけるとすごく柔らかくなるし、自分で作ると塩加減も調整できる。おそらく売っているものは加熱もしているので、そこまで加熱処理されてないものが口にできるし、

豊田
発酵はその菌がポイントですよね?

寺本
醤油麹だとしたら自分の好きなお醤油で作れるし、自分の好きな味で作れる。

豊田
買う手軽さもあるけど自分でやると、こだわりだしたらすごく奥深そうですよね。



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