愛犬は癒しの存在

松下

シマちゃん元気ですか？

河野

シマちゃん元気です。

松下

シマちゃんおいくつでしたっけ？

河野

10歳ですね。来月で11歳になリます。

松下

マダムですね。

河野

もう来年で還暦近く。シマちゃんはジャックラッセルテリアです。

松下

河野さんに似ていますよね？

河野

意外と犬と飼い主は似てきますよね。

松下

似ますよ。うちの犬はシマちゃんよりは年下ですけど、ビションフリーゼのレオという犬がおりまして、9歳ですよ。シマちゃんと同世代。

河野

ビションフリーゼは白くてふわふわで目がくりんとしている犬で、シマちゃんがもう大っ嫌いで。

松下

いやだ（笑）

河野

街でビションフリーゼに会うと吠えまくっちゃうんです。

松下

何でですか？

河野

多分、ふわふわして可愛い感じだから、多分、「ふわふわしやがってーワンワンワン」となっちゃう。

松下

うちは、大型犬は好きだけど自分と同じサイズのワンちゃんは無視。鳴きもしないし存在自体を犬と認識してない。基本的に猫みたいな犬で、ほっといても一人で楽しそうにしています。毎日、お散歩に行っていますよね。

河野

毎日行っていますね。

松下

ジャックラッセルは活発な性格ですよね。

河野

散歩に行くのがちょっと遅くなると、じっと瞬きもせずにこっちを見て、それが圧で。

松下

大体1時間くらいですか？

河野

1回行くと1時間くらい。

松下

すごい。見習おう。河野さんは、音楽以外に趣味や特技はあるんですか？

河野

趣味は、犬か、植木鉢がたくさんあるので、それをいじったり、最近はちょっと時間ができたので大量にあったCDをちょっとずつ減らしてみようかなと。

松下

相当枚数あったのでは？

河野

2,500枚くらいあって、棚に番号が付いていまして、CDを薄いケースに入れて、1から2,500まで番号がふってあって、それをコンピューターでタイトルとアーティストの名前と番号を入れています。

松下

図書館の人みたい。すごい。マメ？

河野

マメかもしれない。でもそれだけ枚数があると出てこないから、そうしておかないと。

松下

細かい作業をするのが好きですか？

河野

嫌いじゃないかもしれない。

松下

曲を作るのも整理整頓するのも。

河野

料理もそうだし、段取りを考えて順序立てて組み立てをする。

松下

こうしたらこうなるという想像力がいるじゃないですか、音楽も料理も。

河野

奈緒ちゃん、最近、料理をやっているでしょ。インスタでお魚を持ったりして。

松下

出来上がりしか見せてないけど、やっています。

こだわりのお肉の焼き方

松下

最近、私はお料理にちょっと興味が出てきたんですけど、お味噌汁だけ先に出来過ぎてもメインのおかずが出来ていないと困るとか、このおかずを作るためには先に何をしたらいいのかとか、そういう意味では順序立てて予測をつけながらやるのは音楽と似ている。ちょっと辛いエッセンスを入れたり。

河野

アレンジもそうだよね。ここでこの音を入れるとキツくなるからこっちを入れようとか。

松下

ちょっとマイルド方向にいこうかなとか。お料理はしないんですか？

河野

ちょっとだけ。

松下

でも上手にできそうですよね。想像力に長けているクリエイティブなことをしている方は、いろんなことを初めてやっても、なんとなくできたり、そういうことありません？

河野

そういう脳みそが働いているかもしれない。

松下

確かに曲作りとお料理は近いところがあるかも。

河野

どんなのを作るの？

松下

この前、水晶鶏を作りました。鳥胸肉を薄く削ぎ切りして、片栗粉をまぶして茹でるんですよ。ちょっと、つるんとした食感になるんです。ラー油、ごま油とか長ネギを切って食べる。味付けするよりも、切ったり焼いたりするのが好き。調理ではないかもしれないですけれども、このフライパンを使えば日本一美味しく焼けるというフライパンを入手したんですよ。お肉屋さんに行って「3cmくらいに肉を切って下さい」と言って、そのフライパンで焼いて、表面を2分、ひっくり返した後はもう戻したらいけない。そんな説明書通りに焼いたら美味しんですよ。だから、最近、お肉の焼き方にこだわっているところです。ひっくり返した後はもう目分量。後は、レアで食べたいのかなど自分のタイミングでどうぞという感じです。適度にいい加減なところと適度に几帳面なところが、河野さんとすごく似ているなと思うんです。そういうところが10年間ご一緒できた理由かなと勝手に思っているんですよ。