ふたりの意外な関係性
友利新(医師)×片岡京子(女優)
2021
10.22
友利さんは、沖縄県宮古島出身。東京女子医科大学を卒業後、現在は、医師として、美容と健康を医療として追求し、雑誌・TV などで活躍中です。YouTubeのチャンネルは登録者数およそ55万人と大人気となっています。
一方、人間国宝、片岡仁左衛門さんを父に、歌舞伎役者の片岡孝太郎さんを兄に、宝塚OGの片岡サチさんを姉にと役者一家に育った片岡さん。大河ドラマ『麒麟がくる』や「おっさんずラブ-in the sky-」などといったドラマや舞台などで活躍中です。
西郷隆盛繋がり?!
- 友利
- こんにちは、京子さん、お久しぶりです。
- 片岡
- こんにちは。ご無沙汰しております。今日は、お目にかかれて本当に嬉しいです。
- 友利
- 私もです。実は、この番組で会いたい人はいらっしゃいますか?とオファーが来た時に、ピン!と京子さんに会いたいと思ったんです。
- 片岡
- それを今、伺って本当に光栄で、私でいいのという気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
- 友利
- 実は私たち遠い遠い親戚になるんです。
- 片岡
- 親戚と言ってもお互い、血は繋がってないんですけど。
- 友利
- 私が勝手に繋がりたかったなと思っていますが、夫と京子さんの旦那様が親戚で、彼らは西郷隆盛の末裔というか血筋なので、年に1回、9月24日の西郷隆盛が亡くなった日に必ず家族の会があって、最近はコロナでなかなか集まれてないんですけど、私がちょうどお嫁に行って、2年目ぐらい、西郷家の会に行った時に京子さんにお目にかかって、その時に、まばゆい感じで
- 片岡
- それ本当に私ですか!
- 友利
- 素敵な方と思って、夫に「あんな素敵な親戚の方がいたの?」と聞いて、それで京子さんのお父様のことを伺って、やっぱり、気品は生まれながらのものがあるんだなと思って、そこからなかなかお会いする機会がなかったのでお声をかけさせていただきました。よろしくお願いします。
- 片岡
- ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
宮古島から医師の道へ
- 片岡
- 私ぜひ、伺いたいと思っていたのが、宮古島からドクターになろうと思って、今日に至る道程が気になって。
- 友利
- 母のお兄さんと父のお兄さん、叔父がふたりとも医師をしていまして、当時、父方の兄は、宮古島の田舎で、初めて医学部に入って、その当時は国がお金を出して行かせてくれて、卒業と同時に軍医さんとして出兵してしまったので、そのまま帰って来なかったんです。母方の兄も国費自費で東北大の医学部に行くんですが、戻ってきて、病気になって早めに亡くなり、そういうことを聞いていて、医者は見たことはないけれども身近に感じていたんですね。話を聞いていて、医者はスーパーヒーローみたいな話をずっと刷り込まれていくと、憧れになり、勉強が大変だとか全く考えてなく、大きくなったら、おじさんみたいにすごいお医者さんになります!みたいな。おっしゃる通りで、宮古島は高校までしかなくて、大学も専門学校もないんですよ。ただ宮古島は、教育熱心と言うか、高校を県外だったり、沖縄の本島の学校に行って勉強させるケースは結構多いんです。小さい頃からお医者さんになるって言っていたんですが、ふと気がづく時があるんですよ。現実を知って、お勉強しないといけないと聞いて、でも、塾がしっかりあって、小学校中学校は地元のみんなが行く公立を出て、高校受験で沖縄本島の高校に行って、そこから東京女子医大に進むんですけど、目標だったので辛いよりはこれをやるためにはこの勉強しようという感じで勉強は結構頑張ったっていうほどではないかもしれないけどやりました。
- 片岡
- お医者さんになる方は、例えば小学校や中学生の頃から成績が良くて、お勉強があまり好きじゃなくてお医者さんになろうと思う人はあまりいないんじゃないかな・・・・
- 友利
- それが医学部の受験は大変かもしれないですが、決まったことなんです。医師の専門学校なので、それしかしないし。医学部受験は、決まったテストの様式と言うか医学部を受けるためにはこの勉強しましょうというのが決まっているので、それを何年かけるかは人によるんですが、決まったことをひたすらやるので、私としてはその訓練ができる人だったら誰でも行けるなと、ただ私は、ゼロをイチにする能力はないので演技をするのは模範がない、あっても自分で生み出さないといけない、私は逆に何かを作り出す人に憧れを感じるんですよね。