過酷な海外ロケ

浜島直子(モデル)×大島美幸(お笑い芸人)

2020

11.27

null

ともに1児の母としても日々、奮闘しているおふたりですが、さらなる共通点としては、海外ロケを多く行なってきたという点。しかも、これが、普通のロケとは違い、とにかく過酷!! 浜島さんは、教養クイズ番組『世界ふしぎ発見』のミステリーハンターを12年間も務め、渡航は70回以上、なんと50か国を訪ねました。大島さんもバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』では、世界各地で体を張ったロケに挑戦し、お茶の間の人気者になっています。

馬に乗って8時間!



浜島
私『世界の果てまでイッテQ!』が大好きで、メンバーたちは結束が固いんですか?

大島
海外に行ったら、人柄がわかるとか言うじゃないですか。何度も海外に行って、試練と言う名のリアクションを乗り越えた仲間なので、友達と言うよりも親戚というか身内ですね。なので体調とか心配になりますし。

浜島
ロケは、何日ぐらい行くんですか?

大島
私たちの温泉同好会は、だいたい4泊5日です。

浜島
それはお子さんが生まれる前も後も変わらず?

大島
変わらずです。4泊5日でロケの時間放送が20分。

浜島
今はわからないけれども、私がミステリーハンターをしていた12年間は2週間行っていました。贅沢ですよね。オンエア時間はまさに20分。

大島
2週間はすごいですね。

浜島
やたらと移動が長い。

大島
あるあるです。長い時はどのくらいでした?

浜島
モンゴルとか(笑)。

大島
モンゴルは、ヤバイ(笑)。

浜島
氷河を見に行くロケがあって、8時間馬に乗って行ったんですよ。

大島
それはね、想像しただけではわからないんです。馬は揺れますからね。どこか痛くなりますよね。

浜島
膝もおしりも痛くなる。私、ディレクターに「なんで車ではないんですか?」と聞いたら、「そこの氷河は車では行けない場所で馬でないと行けない」と言われたんです。そしたら、四駆がビューと隣を通って行って、行けるんじゃねーか!!

大島
やったよ、やったよ。

浜島
やられてますね(笑)。

大島
『世界ふしぎ発見』のディレクターさんと『世界の果てまでイッテQ!』のディレクターさんは通じるものがあります。その顔を撮影したいとか。

浜島
ありますよね(笑)。 いらっとした顔を撮りたいと言うことですよね。

大島
『世界ふしぎ発見』ではあまり見ないですけどね。

浜島
品よくやっているので。じゃ、なんでだよ!

大島
そんな話いっぱいありそう!


こんな時に限って…



null

浜島
今までで、ホントに大変だった自分的総集編ナンバーワンはどこですか?

大島
ジャングル温泉に行く企画で、しかも初期の頃だったので、スタッフさんも私たちもあまりよくわかっていなくて、マジでジャングルに行っちゃったんですよ。ヒルに食われまくりで、3日目には、ヒルが体に付いていても何とも思わないんですよ。ヒルを引っ張ったら皮膚ごといって傷になるので、ちょっと引っ張るんですよ。そして、上から燃やすんです。そうするとヒルが小さくなって口を離してくれて取れるというのを3日目から当たり前にやっていて。

浜島
最初めちゃくちゃドキドキしますよね。肌が焼けるんじゃないかとか。あと慣れてくると、肩こりに効くんじゃないかと思いませんか?

大島
血流?悪血を出すと言うことですか?ちょっと思いました。良いように考えようと思いますよね。

浜島
インドでそういうエステありますもんね(笑)。

大島
さすが!ヒルの情報は知ってますね(笑)。

浜島
靴下はズボンの上にかぶせるとかね。

大島
あと、バケツにタバコの灰を入れて混ぜて、それを全身に浴びるとヒルが寄ってこないのは知っていますか?

浜島
ああ、それやっていない。

大島
でも、やらないでよかったです(笑)。結果、ヒル寄ってきました。

浜島
それは過酷だわ(笑)。あとは、やっぱりトイレ問題がすごく大変で、『世界ふしぎ発見』は、カメラマンさん、音声さん、ディレクター、予算があればAD、なければなし。4人、5人で行っているんですね。女性は、ミステリーハンターのみ。

大島
大体一緒です。

浜島
でも温泉同好会は、見ていると、女性の芸人さんたちが必ず一緒じゃないですか。

大島
昔は森三中だけで行っていたので、森三中以外は男性スタッフというのが結構あって、途中から敏腕APさんが来てくれて、だいぶ落ち着きました。やっぱり女性がいないと、ちょっと厳しいですね。

浜島
お風呂やトイレがない。モンゴルに行った時は、遊牧民のテントにスタッフと寝袋で雑魚寝なんですけど、そういう時に限って生理になったり、大変だなと思うことはありますよね。

大島
そういう時に限ってなるんですよね、水に落ちる時に限ってなるんですよ。

浜島
わかる。ダイビングでサメの撮影の時に限ってなるんです。血の匂い1番だめじゃないですか。

大島
すごいこんな共通点があると思いませんでしたよ。


null

浜島直子さんの随筆集「蝶の粉」は、mille booksより発売中です。


これまでの記事

その他の記事