普通のママのような感覚
浜島直子(モデル)×大島美幸(お笑い芸人)
2020
11.20
“はまじ”の愛称で知られる浜島さんは、18歳でモデルデビュー。「MORE」や「LEE」といった雑誌を中心に活躍し、テレビ出演やラジオパーソナリティ、また近年では絵本作家としてもマルチな才能を発揮しています。一方、黒沢かずこさん、村上知子さんとともにお笑いトリオ「森三中」のメンバーとして知られる大島さん。おふたりとも1児の母としても日々、奮闘中です。
はまじからのラブコール
- 浜島
- 初めて会った時のことを覚えていますか?「MORE」の”居酒屋はまじ”の連載に森三中の村上さんと大島さんが来てくださって、あの時、大島さんに、私が「結婚8年目なんです」と言ったんです。今から13年前。その時は、ご結婚されていましたか?
- 大島
- 2002年にしています。
- 浜島
- そうですよね。「8年目の結婚どうですか?」と聞かれて、私が「もうドキドキはないですよ」と答えたら、大島さんが「やっぱりそうなるの?やだ寂しい」と言ったんです。
- 大島
- かわいい。今の私に聞かせてあげたいですよ。
- 浜島
- 「もうずっと、大好きラブラブでいたい」とおっしゃっていて、それが印象的で。
- 大島
- いつの間に、私もそちら側にいました。
- 浜島
- そして、ついこの間「あさイチ」で会いましたね。夫婦関係のテーマでしたね。
- 大島
- なかなかのテーマでしたね。
- 浜島
- 久しぶりに再会して、勝手に戦友みたいな気分になって、モデルとお笑い界、全く違うフィールドだけど一人息子のお母さん同士とあって、普通のママ友のような感覚になって、もっとお話ししたいと思って、今回ラブコールさせていただきました。
- 大島
- ありがとうございます。うれしいです。
- 浜島
- 感激だわ。
変化する夫婦の関係性
- 浜島
- 今年、結婚何年目になるのですか?
- 大島
- 18年目ですね。
- 浜島
- すごい!すばらしいですね。うちは、21年目ですけど、私が家を空けることが多かったので何とかもっていたみたいなものです(笑)。
- 大島
- 亭主元気で留守がいいじゃないですけど。でも私もそう思います。仕事で出て行って、また会えて嬉しいのがずっと長く続いていたから。
- 大島
- すごくわかります!
- 浜島
- 18年間で離婚の危機や大喧嘩はありました?
- 大島
- あったと思うけれど、もう忘れていますね。
- 浜島
- わかる。忘れますよね。私も離婚だ!となって、区役所まで離婚届を取りに行ったこともあるんですよ。でも理由がなんだか忘れちゃった。
- 大島
- そうなんですよ。怒った記憶はあるんですけど。しかも子供が生まれる前の記憶がうっすらとしかなくて、生まれてからの方が鮮明になってきたというか、何か違う人生を歩んでいる感覚です。
- 浜島
- ご結婚されて何年目でお子さんが生まれたのですか?
- 大島
- 13年目。
- 浜島
- うちも15年目で生まれました。似ていますね。でも旦那様は同業者だから大島さんのお仕事にアドバイスしてくれるんですか?
- 大島
- 海外ロケも行くんですけど、子供の体調が悪いとか、小さい時は体調を崩しやすかったので、どうしようとなっていたら、「行きなよ、呼んでくれるのだから。大丈夫!」と背中を押してくれて、実家のお母さんが来てくれたり、2人で見てくれていたりしていたので、すごく心強かったです。私は不安になってしまうけど、俺がやるみたいな!でも帰ってきたら家の中がぐちゃぐちゃで、洗濯物も山積みになっていたりするんですけれども、本当にありがたいと思ってます。
- 浜島
- いってらっしゃいと背中を押してくれるほど勇気をもらえる事はないですものね。
- 大島
- そうですね、俺が全部やるとか言って、それはすごいなと思いました。
- 浜島
- そう言われると、この人と結婚してよかったと思います?
- 大島
- もう戦友みたいな感じなので、この人がいないと戦えないではないけど、今となってはいてもらわないと困るというか…。
この度、浜島さんは、初めての随筆集「蝶の粉」をmille books より発表されました。モデルとしてのスタイルブックではなくて、写真もなく、文章のみ。日々の生活の中で、浜島さんが感じたことやエピソードが丁寧に綴られています。