仕事と家庭のバランスの取り方

佐藤藍子(女優)×眞野ナオミ(起業家)

2019

12.13

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それぞれのライフワーク



佐藤
ナオミだけの時間はあるんですか?母でも妻でもナオミの時間は何をしてるんですか?

眞野
そう思うと最近、ないんですね。多分、仕事をしてる時がナオミの時間なんだと思います。ライフワークなので、勝手な使命感をもってやらせていただいているので、仕事が今は趣味でもあり、ライフワークでもあり、プライベートでもあるのかなと思ってます。なので逆に仕事ではない時間は子供たちに200%費やすようにしています。

佐藤
ちょっとしたリラックスとか仕事の合間のホッとする時間はどう取っているんですか?

眞野
足裏マッサージとか(笑)。大好きな足裏マッサージが六本木にあって、そこで八宝茶を行を飲みながら。

佐藤
うちの家族にもそう伝えておきます。いつもナオミさんは寝てなくて、超人みたいなイメージがあって(笑)。

眞野
本当にとんでもなくて逆に藍子さんのところには、私たちは週末にお邪魔することが多いので、普段、藍子さんの時間はどういう風に過ごされてらっしゃるんですか?

佐藤
私の仕事はすごく不規則で主人の仕事は季節によってですけど逆にきっちりしてて、動物も習慣で動いているので、それに合わせて仕事してるので、よく見ると真逆のタイプのふたりがひとつ屋根の下で生活してるんですね。その中で私は普段、仕事がないときは、家事一般、仕事が決まってれば、それに向けての勉強をしたりとか、ちょっとふーとしたい時は乗馬クラブに行って、私ができること雑用があればささっと合間を見てやってという感じなので。

眞野
でも逆にそれは仕事でもあるじゃないですか。ある意味、馬の面倒だって普通で見たらお仕事ですよね、

佐藤
そうだ。そうなんですけど自分のことよりも誰かのために何か動くのが好きみたいで、自分のことに自分の時間を使うのが下手なんですよね。人のことだと一生懸命やることに最近気付いたんです。

眞野
なるほど。我々から見るとそれはお仕事でしょっていうものが逆に言うと自分にとってリラクゼーションの時間になってるという事。

佐藤
最初の頃はそのリラクゼーションを求めて生徒として通っていた環境が、自分の人生のステージに組み込まれてしまったので、こんなに私は幸せな環境で生きていていいのかなって思う。

眞野
でも本当に雨の日も雪の日もじゃないですか。

佐藤
関係ないですね。

眞野
すごく大変、色々普通から見たらとても苦労が多いのではと思う。

佐藤
私がナオミさんを見るのと一緒で、好きだと

ふたり)好きだとそうなんだよね(笑)。

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知られざる漫画生活



眞野
藍子さん、実は漫画がお好きって伺ったんですけど。

佐藤
私の嫁入り道具が漫画だった。

眞野
そうなんですか(笑)。

佐藤
小学生の時から空想の世界というか物語の世界が好きで、役者も自分が体現する側で、ドラマの仕事も夢の世界じゃないですか、そういうことから漫画も大好きだったんですよ。漫画家にもなりたかったんですけど、描いてみたらすごく絵が下手で、漫画は読む方に専念した方が良いと思って、子供の頃からずっと好きな漫画は買って収集してたんですよ。そしたらずっと社会人になってからも溜まって、何百冊とあったんです。でも自分の人生のライフワークでもあったので、捨てることができなくて、主人に結婚する時に「すいませんって洋服は捨てられるけど漫画だけは、捨てられない」って言って、ごっそり持ってきて家を建てる時に、それをディスプレイとして飾れるような漫画棚を作って頂いて、そこに作者別に並べてあるんです。

眞野
今一番のおすすめは?

佐藤
幸村誠先生の「ヴィンランド・サガ」という昔のバイキングの時代の漫画です。バイキングの歴史なので、戦いの生活を強いられなければいけなかったのかってことも丁寧に書かれていて、バイキングの時代に興味がある方はぜひ読んで欲しい。ナオミさんは、「ベルセルク」読んでいたって?

眞野
最初は少女漫画だったんですけど、だんだん、少年漫画が好きになって、元々、一番好きだったの「美味しんぼ」なんです。

佐藤
あと私も少女漫画もありますし、お料理とか歴史漫画とか少年漫画と本当にジャンルを選ばずに、買って、買い始めるとコレクターになるんですよね。漫画は、途中で終わらせたくないみたいな感じがあって、ちゃんとビニールカバーもつけて飾るんです。どんどんどんどん予定より棚が溜まってきて、どうしようっていう感じなんですよ。

眞野
そこまでにしてくれるとは言われないんですか?

佐藤
主人も好きで大人買いしちゃうんですよね。

眞野
できますよね。

佐藤
好きなジャンルもまた違うので逆に増えてしまって、主人の好きなジャンル、私の好きなジャンルと、増えていく一方なんで、ほんとどうしよう。

眞野
お互い、これ面白いよって言うとお互いの読むんですか?

佐藤
読みます。共通のもあるし、アイヌの文化を紹介している「ゴールデンカムイ」、ナオミさん、好きかもしれないですね。

眞野
はまっちゃうとだめね。わたしもともと「悪魔の花嫁」というのが好きで、

佐藤
女の子が必ず通る道ですよね。

眞野
「ベルサイユのばら」とかね。


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