オーガニックの良さ

長谷川理恵さん（モデル、ヴィーガンスイーツパティシエ）×CHICO SHIGETAさん（ホリスティックビューティーコンサルタント）

2017

12.31

オーガニックコステブランド「SHIGETA」を主宰しているCHICO さんは、長年、フランスと日本で、ビューティーメソッドを探求。現在は、パリのセレブリティやアーティストのためのパーソナルコーチとしても活動され、オーガニックコスメが一般的になる前から、植物の力に着目されてきました。そんな「SHIGETA」の大ファンという長谷川さん。今朝は、おふたりが感じるオーガニックなライフスタイルの魅力について伺っていきました。

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オーガニックは、毎年出来上がりが違う

長谷川: CHICOちゃんに会う前から、「SHIGETA」の化粧品の大ファンで、

CHICO: ありがとう！

長谷川: ずっと使っていて、かなりのメイクさんが勧めてくれるというのもあって。

CHICO: そうなんだー！

長谷川: それがきっかけで教えてもらって、使ってみて、すごくいいなとなって、わたしも買うようになったんだけど、そもそもホリスティックビューティーコンサルタントとは？

CHICO: もともと美容の家に生まれて、祖母も母も現役なんだけど、美容室でお客さんの髪の毛を見ていて、例えば、白髪が増えていたり、髪のうねりが出ていたり、肌の状態とか見ると、その人の過去2ヶ月に起こったことで状態が変わっていて、それは東洋的で、ホリスティックな考えはまさにそこ。健康にしても美容にしても、例えば、にきびができました。そのにきびをやっつけるのではなくて、なんで、そのにきびができたのか、それはホルモンのバランスだったり、血流なのか、身体の解毒ができていないから肝機能が疲れているのかなとかやっぱり原因は中にあって。今よくデトックスというとわかってくれるけど、そういうことすることで、吹き出物が出切ってなくなり、肌のくすみが取れるとか、そういうことを伝えていくのがホリスティックビューティーコンサルタントという仕事。今、日本だけではなく、そういうのを取り入れているヨーロッパの会社が増えて、いいことだと思うし、そうすると、自然とチョイスがみんなオーガニックになっているんですって。

長谷川: そうね。

CHICO: 「SHIGETA」というブランドは、今年で11年目。こだわっているのがオーガニックで育てられた植物で製品を作る。化粧品のボトルの成分リストを見て、全く同じものでもいい原料か、まぁうんという原料かで全く違うものが出来上がると思うの。その分、オーガニックは、育てるのも大変だから愛情はたくさんかけられていると思うし、それを化粧品にすると、結局、ワインも年によって味が違うのと同じで、毎年できあがるのが全然違うんだよ。

長谷川: でも本来はそうじゃないとじゃない。

CHICO: 　そう！わたしたちはそれを共通認識として持っているんだけど、違うということは成分の科学分子の構造がみんなちょっとずつ違うということで、不安定なものを安定させた製品として商品化するのは、めっちゃ難しいの！

長谷川: そうか。

CHICO: これはお菓子作りも同じだと思うんだけど、ただのレシピ通りの普通の食材だけで決まった通りにやれば簡単にできると思うけど、新しい違うバランスを見つけていくという作業には、化学式の分子の構造をいかに知って、それを調和できるようにしていくのかということ。サイエンスの分野でクリエイティブでないとできないわけ。