内面の美しさ
MEGUMIさん(女優・タレント)×濱田マサルさん(ヘアメイクアップアーティスト)
2017
04.09
常に美を意識するおふたりは、どんな人を美しいと感じているのか?また、美しい暮らし方についてもお話を伺いました。
濱田マサルさんの書籍『鱗塾』は、宝島社より発売中です
諦めた瞬間にキレイ細胞は全滅
- MEGUMI
- 濱田さんは、どういう人が美しいと思います?
- 濱田
- ひとつだけ言えるのは、顔立ちではないこと。美しさとは、全体的なバランスであって、顔の造形、立ち姿、雰囲気、しゃべり方、全てなので、どれか1個とは言えないんだけど、美意識を常に持っていたり、美しくなる努力を常にしていることだと思う。人間はもともとお母さんのお腹にいた時は男女の違いもなくて、だんだん違いが出来て、生まれ、おじいちやん、おばあちゃんになってくると、どんどん似た様な感じになってくるじゃない。
- MEGUMI
- そうね。
- 濱田
- その時にいつまでも女性としての意識を持って、美しくいたいという気持ちがあるかどうか、そこなのかなという気がしますけどね。
- MEGUMI
- たしかに。パンツはゴムでいいかとか髪の毛も楽がいいじゃんにないと諦めて匙を投げたら、どんどん性別がゆるくなってしまう感じはしますけど。芸能界でもステキな先輩方がいるんだけど、神のように崇められている女優さんでもチャレンジして傷づいて、泣いてでも人のために何かやろうとか、チャレンジしている人が好き。美意識があることは大事だし、忙しい中、どんどん自分で盛り上げている人はステキだなと思う。
- 濱田
- 女である男であるというよりも、美しくいたいなとかキレイになりたいなという気持ちをいくつになってもずっと持ち続けていることもキレイな人の要素のひとつ。
- MEGUMI
- やっぱり全てが意識。
- 濱田
- 諦めた瞬間にキレイ細胞全滅しますから。
- MEGUMI
- やっぱり、そうなんですね
- 濱田
- 美しさは、周りに対しての影響力もすごくプラスのエネルギーなので存在として美しくいることも大事。意識を常に持つのは時間がなくてもできることなので、姿勢やリップクリームから始めてみるなど、自意識を感じられたらいいかなと思います。
断捨離の気持ちよさ
- MEGUMI
- インテリアはどんな感じなんですか?
- 濱田
- 僕はインテリアのセンスがなくて。自分にとって居心地のいい空間をちょこちょこやっているんだけど、なかなか思い切れなくて。MEGUMIちゃん家は?
- MEGUMI
- このお正月に、服、おもちゃ、本など信じられないくらい物を捨てたんです。今回は本気の断捨離だったので全ジャンルですよね。3ヵ月使っていない物は全部捨てました。そうしたら、まるで違う家に引っ越して来たみたいに気持ちがいい!こんなにいい家だったんだなと思って、すごく心地がいい。
- 濱田
- 実は僕も去年引っ越ししたんですね。その時にすごい処理をして、家財道具は4トントラック1台半分。
- MEGUMI
- さすがね。
- 濱田
- 洋服は47箱分。
- MEGUMI
- 嘘でしょ?そんなあったの?
- 濱田
- 洋服は知り合いの制作会社の若者たちやファッション系の人たちにあげて、あとはチャリティーとか。
- MEGUMI
- すごい、すっきりしなかった?
- 濱田
- すっきりした!新しい物を買う時にかなり考えるようになった。
- MEGUMI
- いいことよね。でも物を持つのは、日本人独特なんですって。
- 濱田
- わかる。フランスでは、永遠に物を大事にするから。
- MEGUMI
- そうなんだ。日本は、独特の文化だから一度、1個の物をずっと使ってみるのも気持ちよかったりするのかなとも思うけどね。
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