今月ご乗船いただいているのは、カー・デザイナーの和田 智さんです。

日産自動車やアウディで、数多くの美しいクルマのデザインを手がけ、
独立された現在は、幅広い分野でプロダクト・デザインも手がけていらっしゃいます。

世界的なカー・デザイナー 和田 智さんに旅のお話をうかがっていきます。


ー ヨーロッパは海岸に行っても何か考えちゃう、哲学者になった気分になるんです ー



干場「今日はカナリア諸島のお話から伺っていきたいと思います。和田さんは、サーファーなんですか?」

和田「私が武蔵野美術大学から始めたので、18歳から53歳、25年以上ですね」

干場「ショートですか?ロングですか?」

和田「今、ファンボードといって、中間みたいな割と短い感じですね」

干場「それは持っていくんですか?」

和田「2本くらい持っていきますね。カナリア諸島はヨーロッパの人からしたら、日本人のハワイみたいなもので気軽に行く所なんですよ。ロンドンにいた頃も、初めてカナリア諸島に行ったんです。友人が、『こっちにもハワイがあるんだぞ』と言っていて、旅行代理店で話を聞くと良い感じの島でね」

干場「位置的にはどのあたりになるんですか?」

和田「アフリカのモロッコがあって、そのモロッコの西側のエリアですね。ミュンヘンから行くと4時間半くらいでした。実はアウディの中でサーフチームを作ったんですよ」

干場「皆さん、ある意味乗り物好きなんですね(笑)。波乗りからインスパイアされる事ってあるんですか?」

和田「ヨーロッパでサーフィンする感覚って良いんですよ。クールなの。ハワイ、バリでやるサーフィンと全く違う感覚、これもセンス・オブ・サーフなんですよ」

干場「ヨーロッパでサーフィンをするのは、何故クールなんですか?」

和田「レストランとか、何も無いような所でも、何か風景的な事かもしれないし、冷たさと気候的な見え方でいうと、何かちょっと淋しいんですよ。ハワイ、ロスの風景を見て淋しいってないでしょ?ヨーロッパは海岸に行っても何か考えちゃう、哲学者になった気分になるんです。その感覚でサーフィンをすると全身が清められるというのかな。ある意味、厳しさを伴っているのかもしれないなと思いますね」

干場「ヨーロッパはそういう雰囲気ありますよね」

和田「それはやっぱり、街でも言ったみたいにビーティフル!美しいんですよ。この感覚が、エレガンスとサーフィンの繋ぎ合わせた感じで言う、クールさが出てきてるのかなと感じますね」




「豪華客船のクルーの食事や寝室など、裏側はどうなっているのでしょうか?」

保木「私も何度も船旅を経験しているので、確かに気になっちゃいますよね。
ラグジュアリー船でも、およそ900人のお客さんに対して600人の従業員がいるわけですよ。

お客様に見えない所で働いてる方が多いんですよね。
下の機関室とか洗濯屋さん、キッチンなどで働いている方はたくさんいて、その人達の住まいとか、食事がどうなっているかは私も興味がありますね。

世界50ヶ国くらいの方が乗っていて、ご夫婦で働いてらっしゃる方もいるんですよ。
お部屋が2人部屋だったり、4人部屋だったりするんですけど、そこで暮らしているんですよね。

従業員達のカフェテリアがあったり、バーもあればディスコ、床屋さんもありますね。
一つの街になっているんですよ。
船って、見えてる所に街があって、見えてない所にもう一つ街がある。
面白いですよね。

そこではお水も作っているし、みんな暮らしているわけだから電気も作っている。
そう考えると面白い。海の上に浮かぶ都市ですね」

クルーズ情報

「豪華客船のクルーの食事や寝室など、裏側はどうなっているのでしょうか?」

保木「私も何度も船旅を経験しているので、確かに気になっちゃいますよね。
ラグジュアリー船でも、およそ900人のお客さんに対して600人の従業員がいるわけですよ。

お客様に見えない所で働いてる方が多いんですよね。
下の機関室とか洗濯屋さん、キッチンなどで働いている方はたくさんいて、その人達の住まいとか、食事がどうなっているかは私も興味がありますね。

世界50ヶ国くらいの方が乗っていて、ご夫婦で働いてらっしゃる方もいるんですよ。
お部屋が2人部屋だったり、4人部屋だったりするんですけど、そこで暮らしているんですよね。

従業員達のカフェテリアがあったり、バーもあればディスコ、床屋さんもありますね。
一つの街になっているんですよ。
船って、見えてる所に街があって、見えてない所にもう一つ街がある。
面白いですよね。

そこではお水も作っているし、みんな暮らしているわけだから電気も作っている。
そう考えると面白い。海の上に浮かぶ都市ですね」