5月にご乗船いただくのは、カー・デザイナーの和田 智さんです。

日産自動車やアウディで、数多くの美しいクルマのデザインを手がけ、
独立された現在は、幅広い分野でプロダクト・デザインも手がけていらっしゃいます。

世界的なカー・デザイナー 和田 智さんに旅のお話をうかがっていきます。

ー 生きているうちに、天国を見ちゃった感じですね ー



干場「海外含めて、引っ越しを11回くらいされているんですか?」

和田「旅のお話の中でも「旅=住む」というか、国を変えて色んな環境を自分に体得していく。自分がデザイナーという事もあるのかもしれませんが、好奇心旺盛というか、色んなカルチャー、センスを吸収していきたいというのが本能的にあるのかもしれないですね」

干場「ちなみに11回はどこに?」

和田「ロンドンに留学を約2年間していました。その後に日本に戻って、次が日産自動車にお世話になりまして、アウディのドイツ・ミュンヘン、今度はミュンヘンが本拠地になります。そこから色んな所に行きました」

干場「ちなみに、ロンドンはどんな印象ですか?」

和田「1989年から1991年の頃、サッチャー政権の時で後々映画になっていますよね。こう言うと失礼かもしれないけど、イギリスが厳しい時代で、今のロンドンのバブルな感じはなく、すこし貧しさを漂わせる感じでした。それがセンシティブで、最後のロンドンを見た気がすると、よく言うんです。ハートの奥底から「俺たちは変わりたいんだ!」という、スピリットみたいなものが吹き出していて。当時、セックスピストルズやアンダーワールドが出た頃で、イギリスが変わるというのが音楽から漂っていました」

干場「音楽シーンから言うと、そうかもしれないですね」

和田「ロンドンは音楽シーンの影響力が世界的にもありますよね。ビートルズ、ローリングストーンズの国ですから。初めてロンドンに行った時、ある友人の家に行くとビートルズの「ペニー・レーン」が流れていて、日本で聴くのと、まったく違う聴こえ方がしました」

干場「どういう風に違うんですか?」

和田「雰囲気ですよね。窓から見える風景、ちょっと寂しくて、どこかどんよりした印象。それがすごい綺麗なの」

干場「ロンドンから、小旅行にお出かけにはなったんですか?」

和田「家内と2人で、色々な所に行かせてもらいました。覚えているのは、車で北ウェールズの方へ行きました。ポートメイリオンという所がありまして、かつて、イタリアの町に憧れたイギリスの建築家が、古い時代に小さいイタリア風の村を作ったんですね。そこにホテルポートメイリオンという村があって、家内が「エル・デコ」を買って見ていて、あるページに、ホテルポートメイリオンの「ROOM 40」の写真、解説があったんですよ。その写真が非常に良くて、彼女のハートを掴んでしまって、一緒に行こうとなりました」

干場「そういう事もあるんですね」

和田「ちょうど「ROOM 40」がコーナーの部屋で、そこから見える風景が天国のようだったんですよ。運河に霧がたっていて、じとーっとした、ある種の暗さがあって。庭には彫刻があって、そこにうっすらと光が当たって、海の水が満ちてくる音がするんです」

干場「絵画みたいですね」

和田「絵画というより、ヘブン(笑)。生きているうちに、天国を見ちゃった感じですね」

「日本から海外に行きたい場合、どのようなコースを選べばいいのでしょうか?」

保木「日本には港がたくさんあるんですけど、海に囲まれているので外国まで行くのに時間がかかっちゃうんですよね。
船の1日は、飛行機の約1時間と言われています。
例えば、香港まで行くのに飛行機で4〜5時間、船だと5日間かかっちゃうんですよ。

外国船の場合、お客様を日本の国内だけ移動させる事が出来ないんです。
カボタージュ規制という法律があって、アメリカ、ヨーロッパの飛行機会社が、東京、大阪間を飛ばないのと同じ様に、船も同じなんです。

日本の港、例えば横浜、神戸から出て外国に行くとすると、どうしても3、4日間は船の上で、
なかなか1週間のお休みで行くのは難しいんです。

プリンセスクルーズが、この連休に5泊6日で、韓国あたりに7日間で行けるクルーズを始めるんですよ。
その他にも色んな外国の船が日本に入ってきて、日本から発着クルーズを始めています。
日本から香港まで行く船だと、横浜を出て、清水、長崎、神戸、韓国。そのあたりを回って7日間くらいのクルーズをお選びいただけると思います。
今、日本に大型客船が入ってきていますので、調べると楽しいと思います」

クルーズ情報

「日本から海外に行きたい場合、どのようなコースを選べばいいのでしょうか?」

保木「日本には港がたくさんあるんですけど、海に囲まれているので外国まで行くのに時間がかかっちゃうんですよね。
船の1日は、飛行機の約1時間と言われています。
例えば、香港まで行くのに飛行機で4〜5時間、船だと5日間かかっちゃうんですよ。

外国船の場合、お客様を日本の国内だけ移動させる事が出来ないんです。
カボタージュ規制という法律があって、アメリカ、ヨーロッパの飛行機会社が、東京、大阪間を飛ばないのと同じ様に、船も同じなんです。

日本の港、例えば横浜、神戸から出て外国に行くとすると、どうしても3、4日間は船の上で、
なかなか1週間のお休みで行くのは難しいんです。

プリンセスクルーズが、この連休に5泊6日で、韓国あたりに7日間で行けるクルーズを始めるんですよ。
その他にも色んな外国の船が日本に入ってきて、日本から発着クルーズを始めています。
日本から香港まで行く船だと、横浜を出て、清水、長崎、神戸、韓国。そのあたりを回って7日間くらいのクルーズをお選びいただけると思います。
今、日本に大型客船が入ってきていますので、調べると楽しいと思います」