今月ご乗船いただいているのは、世界的に活躍する、能楽囃子大鼓奏者の大倉正之助さんです。

大鼓という伝統打楽器を通じて、国内外のアーティストとも次々にコラボレートを実現。
ローマ法王に招かれ、バチカン宮殿でも演奏の経験があります。

海外での演奏経験も豊富な大倉さんですが、本日はロシアを旅された時のお話をおうかがいしました。

ー それを大事に、ずっと守り続けていたんです ー


干場「今日は、大倉さんがロシアを旅された時のお話をうかがっていきたいと思います」

大倉「私が最初にロシアに行ったのは、1989年くらいだったと思います。ちょうどゴルバチョフが、大統領か最高議長に就任した頃で、世界中からメディアが来ていました。その時にチャイコフスキー音楽院のお招きで、コンサートホールや、いくつかの場所で演奏をしたんです。当時、我々が泊まる事になっていた、ホテル・モスクワという大きなホテルがあるんですよ。そこを予約していたのに、キャンセルをされていたんです」

干場「え!着いて、泊まる場所が無くなってしまったんですか」

大倉「当時のロシアではとんでもないことが起こるんだなという感じでした(笑)。コーディネーターが必死で部屋を探し回ってくれたんですけど、そこに泊まっていたモンゴルから来ていたグループが早くに帰る事になったんです。我々もモンゴロイドだから(笑)、彼らの部屋にそのまま入って滞在する事が出来たんです。そんな事もありながら、チャイコフスキー音楽院で能公演をしたりしました」

干場「その時はどんな演奏をされたんですか?」

大倉「伝統的な、能の囃子の音楽を演奏しました」

干場「普段、演奏される長さはどのくらいなんですか?」

大倉「舞も入って、完全な能という演目でしたら短いもので30分前後ですね。長いもので2時間を超えます。舞台上に出続けて、最大3時間以上いる時もありますよ」

干場「それはすごい!体力とかは半端じゃないですね」

大倉「一日朝から晩まで舞台に出て、食べる間が無くて、ウェイトが最大で5~6キロ落ちた事があります」

干場「その旅の中で、忘れられない光景とかあるんですか?」

大倉「チャイコフスキー音楽院は建物をそのまま残しているんです。年代的には200年以内くらいの建物でしょうけど、それを大事に、ずっと守り続けていたんです。当時の日本は、消費経済みたいところがありましたからね。そういうものとは違う、堅実に地道にコツコツとやっているというのが印象に残っていますね」

干場「その当時の日本とは対照的ですね」

大倉「今はだいぶ変わって来ているんでしょうけどね。私が世界にいて感じるのは、何に対しても日本は突き詰めるじゃないですか。探究心というか、ブラッシュアップしていく能力は世界一だと思います。例えばコンビニエンスストア一つとっても、あれはアメリカから入って来たものだけど、完全にアメリカを凌駕して、日本ナイズにして、よりすごいものにしています。両方の良さがあると思っていて、ヨーロッパはそういうものを受け付けない、イタリアなんかは入る余地がないという感じですよね。守っている感じがするんですよ。その中で、便利さとか、痒いところに手が届く日本の対応というのは世界を驚愕させる、特筆すべきことだと思いますね」



「クルーズ旅行において、最低限持ちましょうセットは何ですか?」

・「最低限持ちましょうセット」


保木「ホテルと一緒なので、アメニティにシャンプー、コンディショナー、ボディソープは置いてあります。
しかし、日本のホテルの様に、歯ブラシ、歯磨き粉などは置いていないんです。
あと、普段常用されているお薬は持っていかれた方がいいですね。

私は、クルクルドライヤーを必ず2個持って行くんです。
他の物は旅先で調達する事は可能ですが、あれだけは調達出来ないですからね。
もし、クルクルドライヤーをお使いの女性の方がいらっしゃったら、2個持っていかれた方がいいですね。
船旅で、せっかくお洒落をして出かけようと思っても、髪の毛って女性はすごく気になりますから」

・男性が旅先で必要なものは?

干場「僕はパソコンや仕事のものもあるので、電圧機は持っていきます。
あとは日差しが強いのでサングラス、キャップです。
寄港地観光では歩く事が多いので、スニーカーも持っていきますね。

あとはネイビーのジャケットです。
男性の場合、船によってはジャケットを着用しないといけないんです。
ジーンズは良い時もあるけど、グレーのパンツとか白いパンツがあると良いですね」

クルーズ情報

「クルーズ旅行において、最低限持ちましょうセットは何ですか?」

・「最低限持ちましょうセット」


保木「ホテルと一緒なので、アメニティにシャンプー、コンディショナー、ボディソープは置いてあります。
しかし、日本のホテルの様に、歯ブラシ、歯磨き粉などは置いていないんです。
あと、普段常用されているお薬は持っていかれた方がいいですね。

私は、クルクルドライヤーを必ず2個持って行くんです。
他の物は旅先で調達する事は可能ですが、あれだけは調達出来ないですからね。
もし、クルクルドライヤーをお使いの女性の方がいらっしゃったら、2個持っていかれた方がいいですね。
船旅で、せっかくお洒落をして出かけようと思っても、髪の毛って女性はすごく気になりますから」

・男性が旅先で必要なものは?

干場「僕はパソコンや仕事のものもあるので、電圧機は持っていきます。
あとは日差しが強いのでサングラス、キャップです。
寄港地観光では歩く事が多いので、スニーカーも持っていきますね。

あとはネイビーのジャケットです。
男性の場合、船によってはジャケットを着用しないといけないんです。
ジーンズは良い時もあるけど、グレーのパンツとか白いパンツがあると良いですね」