今月ご乗船いただくのは、キャスターの草野仁さんです。
草野さんは東京大学を卒業後、NHKに入社し、アナウンサーの道へ。
NHKを退社後は、「世界ふしぎ発見!」「ザ・ワイド」といったテレビ番組でもご活躍。
バラエティ番組などにも登場され、鍛え抜かれた肉体とユーモア溢れる語り口で、老若男女から人気を集めていらっしゃいます。
4月は、旅の経験が豊富な草野仁さんに、お話を伺いました。

草野「今日お話しますのは、エジプトへ行った時のお話をしたいと思っています。31年も前の話なんですけど、『世界ふしぎ発見!』の収録を、三大ピラミッドをバックにしてやろうじゃないかという構想が持ち上がりまして、結果、全員がエジプトへ行くことになりました」
干場「おお!」
草野「レギュラーの黒柳さんにしても、坂東さんにしても、忙しい方ばかりで。
私も朝の番組をデイリーで担当してたので、金曜日の仕事が終わってカイロに集結という命令がくだりまして。私と坂東さんは、22時間かかりました(笑)。黒柳さんはユニセフ親善大使として、アフリカモザンビークに行ってらっしゃいました。そこからパリに戻って、カイロに来ると。
とりあえず、全員がカイロに入ったんです。日程としては2泊3日、中学の修学旅行みたいな感じで(笑)」
干場「弾丸ですね!」
草野「初日集まったら、すぐに市内に出て観光の村というのがありまして、そこを吉村作治先生の案内でみんなで回ると。そこで基礎知識を入れて、2日目、三大ピラミッドをバックにして収録ということになりました」
干場「なるほど!」
草野「お昼前から始まって順調に過ぎまして、なんとなく安心してしまったんですね。
そして、レストランでお昼を食べましょうということで食べていたら、気の緩みが出たのか時計を見たら2時を回っていたんですね」

草野「実は午後4時に閉館する、カイロ博物館の中の取材をしないといけないというのが残ってまして。
片道1時間くらいかかりますから、慌てて飛び出して、2台のバスに分かれて出たんです」
干場「はい」
草野「カイロの市内に近付いたところで車がストップになったんですよ。
コーディネーターの方に調べて行ってもらいましたら、カイロ市内で就任したばかりの、ムバラク大統領が演説をするので、カイロへの車の流入をストップかけているんだという話になったんですよ」
干場「ええ!」
草野「このまま待っているわけにはいかない、とにかく車を降りて歩いた方がいいという判断をしまして。
カイロ市内を、2キロ近くあったと思うんですけど……ちょっと想像してみてください?
たまねぎ頭の黒柳さんが、着物姿で、草履を履いて、小走りで2キロをトコトコ走っているんですよ、いま想像しただけでもおかしいんですよね(笑)」
干場「最高ですね(笑)」
草野「博物館に着いたのが3時40分くらい、閉館までもうすぐでした。吉村先生の顔を利用してお願いしまして、”撮影だけさせてください!”ということで。ギリギリ撮影を、4時直前くらいまでに済ませることができました。
”よかった~”と胸をなでおろした次の瞬間に、博物館の警備を担当している警備兵が銃をかまえてやってきまして、”みんな、外へ出ろ”ということで(笑)。悪銭苦闘の末に、ギリギリ収録を終えることができたという、ちょっと冷や汗ものの珍道中が思い出に残っています」
干場「それは、すごい経験ですね」

くぼこまき:
4月になりましたね、入学式や入社式でフォーマルな装いをする機会も多いんじゃないでしょうか。
船内にも「フォーマルデー」と呼ばれる日が週に2回ほどあります。
夜、ディナーの時にドレスコードが指定されていまして。その日には、いつもよりオシャレな格好をしてレストランにお出かけいただくのがルールになっています。客船のグレードによって違いはありますが、目安としては男女とも結婚式の二次会に出席するぐらいの格好で大丈夫です。
外国船に乗船された場合は特になんですけど、お着物をぜひ着てみていただければと思います。
私も娘に着物風のドレスを着せたりもするんですけど、クルーが集まってきて、スマートフォンで写真を撮ったりする時もありまして(笑)。ものすごく注目されますね。
ただ、着付けの方っていうのは外国船にいないので。ご自分でお勉強なさったりとか、お友達同士でご乗船されている場合は、着付けができる方がいたら着付けていただくですとか。これを機に、日本の伝統的なお着物を着れるようになってみるっていうのも素敵かもしれません。
私は荷物の関係もありましてワンピースを着ることが多いですね。ちょっと、襟元にキラキラとしたものがついてるものを着たりですとか。普段アクセサリーとか身に付けないんですけど、クルーズの時は目一杯着けてみたりですとか。
あと、結婚した時にもらった婚約指輪なんかも、つける機会がなかったりするので、こういう時にダイヤモンドを着けてみたりする時もありますね。
クルーズ情報
「クルーズ事情について」
くぼこまき:
4月になりましたね、入学式や入社式でフォーマルな装いをする機会も多いんじゃないでしょうか。
船内にも「フォーマルデー」と呼ばれる日が週に2回ほどあります。
夜、ディナーの時にドレスコードが指定されていまして。その日には、いつもよりオシャレな格好をしてレストランにお出かけいただくのがルールになっています。客船のグレードによって違いはありますが、目安としては男女とも結婚式の二次会に出席するぐらいの格好で大丈夫です。
外国船に乗船された場合は特になんですけど、お着物をぜひ着てみていただければと思います。
私も娘に着物風のドレスを着せたりもするんですけど、クルーが集まってきて、スマートフォンで写真を撮ったりする時もありまして(笑)。ものすごく注目されますね。
ただ、着付けの方っていうのは外国船にいないので。ご自分でお勉強なさったりとか、お友達同士でご乗船されている場合は、着付けができる方がいたら着付けていただくですとか。これを機に、日本の伝統的なお着物を着れるようになってみるっていうのも素敵かもしれません。
私は荷物の関係もありましてワンピースを着ることが多いですね。ちょっと、襟元にキラキラとしたものがついてるものを着たりですとか。普段アクセサリーとか身に付けないんですけど、クルーズの時は目一杯着けてみたりですとか。
あと、結婚した時にもらった婚約指輪なんかも、つける機会がなかったりするので、こういう時にダイヤモンドを着けてみたりする時もありますね。