取材日記

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フィギュア日本男子のライバルは?−八木沼純子さんが解説!

「平昌オリンピック」に向けた応援企画!
「ROAD TO 平昌オリンピック!!」
(「中西哲生のクロノス」内、月曜 7時35分頃〜)
2月9日の開会式まで、あと25日に迫りました。
ここではフィギュアスケートの
最新情報をお伝えしています。
今回はスポーツコメンテーターの
八木沼純子さんにお話を伺いました。
 
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・クリスマスイヴに、日本のフィギュア代表が決まってから
 3週間あまり経ちました。
 そろそろライバルについて、知っておきたいのですが、
 今週は、日本勢男子のライバルとなりそうな3人を
 教えてください。 
 
「日本男子のライバルとなりそうな1番手は
 アメリカのネイサン・チェン選手ですね。
 ネイサン・チェン選手は4回転をショートで2本、
 フリーで3種類3本、合計5本成功させることが
 出来る選手なんですけど、
 ただ決めるだけではなく、
 非常に完成度が高く飛ぶことが出来ますので、
 フィギュアスケートは
 1つ1つエレメンツ(技術要素)に
 基礎点というものがついているのですが、
 さらに出来栄えがいいと
 出来栄え点(GOE)が追加されるんですね。
 そういった意味でもネイサン・チェン選手は
 質の高いものを持っていますので、
 GOEも最高の+3を揃えることが
 できると思います」
  
日本にとっては手強いライバルになるという
ネイサン・チェン選手。
表彰台争いの中心になって来ると
八木沼さんは話していました。
  
「他にも、スペインのフェルナンデス選手、
 中国のボーヤン・ジン選手、
 先日のカナダ選手権で優勝した
 パトリック・チャン選手。
 そして、まだ決まっていないのですが
 ロシアの男子も2名出てきます。
 このあたりが、表彰台ということを考えると
 中心に展開していくんじゃないかと
 考えています」
 

・日本人の3選手も表彰台にのぼれる力が
 あると思うんですけど、
 今回はどれくらいまでいけそうですか?
 
「非常に高い可能性を持っていると思います。
 今回の日本男子は複数名、表彰台に上がることが
 出来るんじゃないか、と見てます。
 羽生選手と宇野選手の存在というのは
 非常に大きいですよね。
 羽生選手は
 氷上練習も始めているとのことですけど、
 オリンピック3カ月前での怪我でしたので、
 オリンピックに自分が思い描くような
 演技構成を持ってこれるのかどうか…
 たとえば、4回転を2本〜3本にして
 確実にポイントを稼げる構成にすることも
 考えられます。
 羽生選手は4回転を跳んで
 そこにポイントが付くのはもちろんなんですけど、
 演技構成点でも高いポイントを獲得することが
 出来る選手ですので、
 そういった意味ではジャンプが決まると、
 おのずと点数もついてくるのではないか、
 と思います」

  
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『ROAD TO 平昌オリンピック』
次回は1月22日月曜日です。お楽しみに!!
 
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  • 09:00