取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

スポーツと音楽の親和性!!

オリンピックの現場や日々のスポーツ現場で
取材をしていて感じること。それは・・・
【スポーツと音楽の親和性】!

このコーナーでも、選手たちが試合前に聴いて
モチベーションをあげているCheer up Songを
ご紹介していますが・・・
やはり選手たちが競技に臨む上で
「音楽」の存在は大きいんですよね。

そんな中、今回注目してほしいのが
「体操」と「テニス」の2競技なんです!

まずは体操!



体操の国内大会では昨年から、
競技中に会場内で常に音楽がかかるように!
しかもかなりの爆音(笑)!

女子の平均台や男子の鉄棒などは
離れ業などもあって緊張感が走る瞬間!
そんな時にも爆音でロックがかかっていたりするのです。
 
体操の場合、サッカー場や野球場に比べて
選手と観客の距離が近く、
静かだと声援1つ1つが直接耳に入ってしまって
逆に乱されてしまったりするのでしょうか。。

ちなみに流れている音楽は選手たちの選曲によるもの!
では一体どんな曲が流れているかというと・・・

先日のNHK杯、女子の競技では、ONE OK ROCK!
古い曲から最新アルバムの曲までひたすらワンオク!
10代の選手が多いだけに、
ティーンに人気のワンオクというのは納得ですよね。

また退場時には、NICO TOUCHES THE WALLS の
「手をたたこう」

男子の競技中もワンオク。
他、Avicii の「Wating for Love」など・・・

国際大会でも競技中に音楽を流しているので、
リオ五輪では是非、競技だけでなく音楽にも注目を!

続いては「テニス」!



テニスは体操とは全く逆で、プレー中は一切
「音を発してはいけない」のが決まり!
観客もそのルールーをわきまえていて、
静まり返った中でプレーするので、
選手の発する声や弾かれるボールの音まで
しっかり聴こえてきますよね!

その分、点が入った瞬間には
惜しみない拍手と声援が送られます。

そんな中、エンド・チェンジ(コートを変える)の
タイミングの休憩時には、こちらも、
それぞれの選手の選曲で音楽がかかるのです。

音楽好きで有名な錦織圭(にしこり・けい)選手の場合・・・
必ずかかるのが、アジアン・カンフー・ジェネレーションの
「ソラニン」!
他、Nujabes!なんと錦織選手自身が選曲した
Nujabesのコンピレーションアルバムも出ています。

そしてこちらでもワンオク。
入場曲には、ワンオクの代表曲「The Beginning」を使用。

ワンオクはフィギュアスケートの羽生結弦選手も
試合直前まで聴いていたと話してくれましたし、
スポーツ界で今大人気なんです!

錦織選手は、果たしてどんなリオ選曲をしてくるのか!?
五輪では、静寂の間にキラリと光る錦織選手の「音楽センス」も
是非チェックしてみて下さいね!

■柴田幸子
  • 10:03

フェンシング勢の活躍に期待!

きょうは、リオ五輪でもメダル獲得が期待される「フェンシング」についてご紹介します!

そもそもフェンシングは、ヨーロッパ中世の騎士道華やかな頃、「身を守る」「名誉を守る」ことを目的として磨かれ、発達してきた剣技です。現在ではオリンピックをはじめとする国際大会で、「フルーレ」「エペ」「サーブル」3種目のカテゴリーで競われています。

日本勢では、男子フルーレの絶対的エース太田雄基選手に金メダル獲得の期待がかかっています!

太田選手はリオで、五輪4度目の出場。2004年のアテネ大会で五輪に初出場し、2008年の北京大会は個人、2012年のロンドン大会は団体で、オリンピック2大会連続銀メダルを獲得。そして昨年の世界選手権ではついに日本人初の優勝を果たした。4度目の五輪は世界王者として臨むことになります。

一方で、今回のリオ五輪で太田選手が熱望していたのが、団体での出場。しかし今年2月に行われたワールドカップで日本の男子フルーレ団体は6位となり、オリンピック出場を逃しました。団体での出場を逃した際、「1か月間くらいは剣も持てなかった」と失意を味わった太田選手。

そんな中、太田選手は先月行われた記者会見で、リオ五輪に向けた意気込みについて、こんな風に語っています。

「団体でいけなかったということは、僕自身にとって非常に残念で、かなしくて、辛いことでした。しかしながら、個人でオリンピックに出られるということもあり、また4度目のオリンピックということもあり、幸せな競技生活だと改めて感じております。今、非常にジュニアの世代が強いです。そのジュニアの世代に東京オリンピックに向けて、いい形で引き継ぐためにも、このリオデジャネイロのオリンピックは非常に大切だと思っています。いいコンディション、最高のコンディションで望めれば、金メダルがこの4大会の中では一番近い位置にいると思っているので、そこだけを目指してがんばっていきたいと思っています。」

これまでフェンシング界を牽引してきた、そして東京五輪招致アンバサダーとして、オリンピックの東京招致にも貢献してきた太田選手ならではの言葉ですよね!

そして、男子だけではありません!
女子選手の中で注目なのは、オリンピック2大会連続出場、ママさん選手としても注目される、エペの佐藤希望選手!
結婚、出産による2年間のブランクを経て、今回リオ五輪代表入り。練習の際には、国立スポーツ科学センターが整備した託児所を利用しています。2015年アジア選手権で個人、団体とも銅メダル。リオでは「ママでも頑張れるところを示したい。メダルを子供へのお土産にしたい」と話しています。

日本フェンシング界初の金メダル獲得、そしてママさん選手の活躍に是非注目してくださいね。

■中村
  • 16:33

代表選手の想いとは―バドミントン

バドミントンのリオオリンピック代表選手9人が、
そろって意気込みを語ってくれました!!



違法カジノ問題に揺れたバドミントン界ですが、
代表選手の一人は
「信頼回復のためには地道にやっていくしかない」と
話していました。
また、桃田賢人選手が無期限の出場停止処分を受けた影響で
代表入りが決まった、33歳のベテラン、佐々木翔選手は、
複雑な心境をこう口にしました。

「自分のことよりも、まずその桃田本人と、
 桃田の家族と、その桃田の周りの人たちのことを考えたときに、
 やっぱり素直には喜べなかったですし、
 そういう気持ちを受け入れて、
 自分がしっかりやらないといけないなと思いました」

実は、佐々木選手は、
リオオリンピック前の引退を考えていたのですが、
思いがけないかたちで代表が決まり、
代表9人の中で唯一、2大会連続のオリンピック出場となります。
その佐々木選手は、
「もう走り出すしかない。
 自分らしいプレーを出し切りたい」とも話し、
引退については
「オリンピックまで走り続けて、そのあと考えたい」として
まずはオリンピックを全力で頑張るだけ、
と固い決意を示していました。


そして、女子シングルスでは、
世界ランキング5位の21歳、奥原希望選手も代表入りしましたね。
ケガで苦しんだ奥原選手は、代表選手がそろった記者会見で
「私は2年間ケガをしていて、
 そのときは、このレースのスタートラインに立てることも
 全然想像していなかったですし、
 こうやってここに立てることが
 ホントに奇跡だなと思えています」と話し、
声を震わせてリオへの強い想いを口に。
ケガで1度はあきらめかけたオリンピック出場が
現実のものとなったことに感極まった様子でした。

そのうえで、奥原選手は、
初めてとなるオリンピックについて、
「初めてなので、雰囲気だったりっていうのが
 他の大会よりも違う何かを感じると思うんですけど、
 でも、何が起きてもぶれずに
 自分らしいプレーをなすということだけに
 集中していきたいなと思っています」とコメント。

全英オープン女王の実績ももつ奥原選手には、
シングルスで男女初めてのメダル獲得が期待されています!
「頂点に立てるようにがんばる」と笑顔で宣言していましたし、
「金メダル(を狙う)」という言葉も聞けました。

また、21歳の奥原選手に、両親への想いを聞くと、
「改まると恥ずかしい」と、はにかんだあと、
「小さい時からずっと支えてもらってる。
 私らしいプレーを、オリンピックで見せられたら」
とも語ってくれました。

ちなみに、奥原選手の好きなアーティストは、西野カナ。
試合前も曲を聞いて、気分を高めているそうで、
落ち着いたら「ライブにも行きたい!」とのことでした。


それから、バドミントンの女子ダブルスでは、
世界ランキング1位の高橋礼華選手と、松友美佐紀選手ペアの
金メダル獲得に期待ですよ!


■鈴木晶久
  • 17:30

大接戦を制して代表に決定!

ゴールデンウィークに行われた体操のNHK杯では、
男子の代表がまた1人決まりました!

この体操NHK杯、男子では、内村航平選手が優勝。
そして、2位と3位は、
その差が、なんとわずか0.1点という大接戦に!!
このデッドヒートを制した2位の加藤凌平選手が、
リオ代表に決まりました!!

最終種目の鉄棒までもつれた2位争い。
加藤選手は、先に鉄棒の演技をした田中佑介選手の得点を
見てから自分の演技へ。
加藤選手が2位になるためには15.5点以上が必要でした。
大きなプレッシャーがかかる中、
難度の高い「カッシーナ」などを決めて、しっかり着地!
その瞬間、会場では「オー!!」という大歓声が。
加藤選手の鉄棒の得点は「15.6点」!!
この得点が出ると、ぐっと拳を握って笑顔を見せました。
競技が終わってからは、この鉄棒の着地について
「いままでで一番しびれる着地だった」と
振り返っていました。

また、優勝した絶対王者の内村選手は、大会8連覇です!
得点は、184.650点と圧勝。
特に、最後の鉄棒では難しい技をしっかり決め、
着地はまったく動かずピタリと止めて、会場から大きな大きな拍手。


加藤選手と内村選手は、戦いを振り返ってこんなふうに話しています。

「(加藤選手)
最後の最後のプレッシャーのかかった場面で
しっかり着地まで止めれたのは、
オリンピックのピリピリした空気というか、
そういうプレッシャーのかかる場面でも
このような演技ができる自信がついたっていうのと、
自分の力で勝ち取った代表の座なので、
しっかり代表に切りかえられて、練習に臨めると思います」

「(内村選手)
内容がすごくよかったなと思っているんですけど、
オリンピックでは
これ以上のことをやらなければいけないですし、
より一層磨きのかかった演技というのが
必要になってくると思うんで、
ホントに細かいところまで気をつけてやっていけるように、
またこれからやっていければいいなと思ってます」



ちなみに、加藤選手のお父さんは、
(加藤選手が)所属するコナミスポーツで監督を務める裕之さん。
間近で奮闘ぶりを見ていて、
「ここでやらなきゃいけないときにやる」と
目を細めて話していましたね。
また、お母さんの由美さんは、
周りから祝福の握手攻めにあっていましたよ。

内村選手は、先月の全日本選手権では、
自分の演技に納得がいかず堅い表情。
でも、この日は穏やかな表情で、
「オリンピックでやっている自分を、
自然にイメージして演技できていた」と話し、
リオをしっかり意識して演技できた様子でした。
今回は、リオの本番と同じ構成で、「ノーミスでできた」。

残る3人の男子代表は、
来月の種目別選手権のあとに決まります。


そして、NHK杯の女子では、寺本明日香選手が優勝して、
リオ出場を確実にしました!
競技終了後、寺本選手は次のようにコメント。
「どの種目も落ち着いて、一つ一つ技を確認した、
いい演技ができました。
オリンピックでもそれくらい落ち着いて演技をすれば、
きっといい結果が望めると思うので、あんまり気負わずに、
いつもの世界戦と
同じようにやっていきたいなという気持ちがあります」



寺本選手は、今回のNHK杯までの間、
モチベーションがさがる日々もあったとのこと。
練習中のミスにイライラしたり、わざと練習に遅れたりも。
でも、そこをしっかり乗り越えての優勝です!

女子の代表5人は、選考会や合宿をへて、
7月に最終的に決まります。


■鈴木晶久
  • 19:30

体操・内村選手も驚く急成長選手!

今回は、リオオリンピックで日本人選手の活躍が期待される「体操」についてご紹介します!
体操といって思い浮かべる選手といえば、やっぱり内村航平選手ですよね?!

内村選手は、体操でただ一人、既にリオオリンピック代表に内定。リオが3度目のオリンピック出場となります。先月の全日本選手権個人総合では、自らの記録を更新する『9連覇』を達成しました。ただその際の表情は晴れやかとはいかず、内村選手は「応援に来てくださった皆さんに申し訳ない。自分に怒りすら感じる」と話していました。というのも内村選手は、この日、床では着地が動き、跳馬では着地で両手をついてしまうなどリオに向けて課題の残る演技となったのです。ただ、「オリンピックまでにミスが出ておけば修正出来る」と力強く語ってくれましたよ!

そんな内村選手が全日本選手権で一番驚いていたのが、白井健三選手の大躍進です。白井選手は「ゆかと跳馬のスペシャリスト」。今回の個人総合選手権決勝では、苦手のあん馬、つり輪も手堅くまとめ、得意のゆかや跳馬でも高得点をマーク。スペシャリストからオールラウンダーへの進化を思わせる演技を見せて、見事総合2位となりました。世界選手権個人総合でメダル獲得の経験がある加藤凌平選手、田中佑典選手を抑えての結果に、内村選手も「開いた口が塞がらなかった」とコメントしています。白井選手は去年、内村選手も通った日本体育大学に進学。大学に入って練習環境が変わったことも躍進の大きなポイントのようで「大学ですごくうまい選手がいたからこそ、こういうトレーニングをしたほうがいいかな、と考える。仲間には感謝している」と話していましたよ!

体操は、5月4日からNHK杯がはじまり、男子は内村航平選手を除く最も成績の良い選手を代表に選び、女子は上位3人が代表に決まります!女子では、全日本個人総合選手権で初優勝を飾った村上茉愛選手らの活躍に注目です!

中村
  • 17:00
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