取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

競泳・渡部選手と二人三脚!

今回は、
オリンピック選手を支える多くのスタッフのうち、
競泳の渡部香生子選手の食生活をサポートしている
栄養アドバイザーの石川三知さんをご紹介!



石川さんは、これまでスケートの高橋大輔選手ら
多くのオリンピック選手、
アスリートの食生活をサポートしてきた
スペシャリストです。

渡部選手の場合は、競泳の合宿だけでなく、
渡部選手の家に行って食事を作るなど、
日常生活の食生活も含めてサポートしているそうです。

その石川さんいわく、
渡部選手が好きな食べ物は「和食! 煮物とか」とのこと。
好き嫌いなく、よく噛んで食べてくれる
(噛まずにのみこむ選手もいる中で)、
手がかからない選手、と話しています。

選手と二人三脚で歩む栄養アドバイザーの石川さんは、
渡部選手のサポートの特長と、彼女が大好きな食べ物について
こう話してくれました!

「(渡部選手は)女性というか、女子選手なので、
 簡単に作り方を教えてあげることが特長ですかね。
 どんどん自分でいろんなことができるように
 しているというところが特長だと思います。

 年末年始と3月のグアム合宿のときに、
 渡部選手がことのほか気に入ってくれた、
 私の作ったお漬物があったんです。
 割り干し大根というものを使って、お出汁とか、醤油とか、
 切った昆布とか、ちょっと唐辛子とか、みりんとか。
 ただ漬け込んでいるだけのものなんですけど、
 すごいはまってくれて、
 なので、それはがんばろうかなと思ってます」

渡部選手に教えた、簡単な料理とは、
たとえば、食パンの真ん中をくりぬき、
そこに具材をといた卵を流し、オムレツのようにして、
一枚で食べられるように考えたもの、
などがあるとのこと。

このほか、石川さんが
合宿で3食のメニューを考えるときは、
栄養バランスをみているのはもちろん、
魚料理で骨をとる必要があるものなど、
手間がかかるものは、食事時間がある夜(夕食)で出す、
といった細かな工夫もして、
渡部選手の食生活を支えているそうですよ。

ちなみに、渡部選手は、
食器などの洗い物を率先して洗ってくれる面もある、
とのこと。

リオでの活躍に期待が高まる渡部選手。
そのかげには、石川さんのような存在がいるわけですね!


■鈴木晶久

  • 17:00

めざせリオ! 熱戦続く男子バレー

今回は、いま2大会ぶりのオリンピック出場をかけた
最終予選の真っただ中の「男子バレー」をピックアップ!



リオ出場を決めた女子バレーと同じ東京体育館を会場に、
今度は男子が奮闘してます。
男子バレーが女子バレーと違うのは、高さとパワー!
ジャンプサーブの時速は120キロ!
スパイクを打つ高さは3メートル50! 
というのは、もちろんありますが…
何といっても、
観衆がイケメンの石川選手らを応援する女子、女性が多く、
歓声がすごいんです!!
「ニッポン!ニッポン!」コールをつくる
声の明るさ、高さがすごいです!
会場は、朝から入場待ちの長い列ができ、超満員。
試合中のファインプレーには「キャー!」と沸き、
一体感がすごすぎます!

この雰囲気で進んでいる男子バレーの最終予選。
5月28日から始まり、
日本は、まず初戦で、ベネズエラに3対1で逆転勝ち!
続く、29日の中国戦は、0対3で敗れ、
ここまで1勝1敗です。
このあとは強豪との試合が続くため、
立て直しが必要な厳しい状況になっています。
 
主将の清水邦広選手は、
2試合で37得点をあげ、気迫でチームを引っ張っています。
その清水選手は、大会のポイントは「サーブ」にある! として
こう話してくれました。

「コーチのほうから、日本チームの自分のサーブをしっかりと、
ブレイクもそうですし、直接的なポイントもとっていくことで
相手にプレッシャーをかけるっていうのを
言われ続けてたので、今回の大会はしっかりと、責めるサーブ、
連続してミスをあまりしたくないときこそ、
しっかりと狙ってっていうのをメリハリをつけて、
もっともっとワールドカップ以上に徹底して
サーブは打っていこうと思っていたので。
相手にプレッシャー、サーブでプレッシャーをかけて、
そこからブレイクポイントをたくさんとれるように、
今大会やっていきたいなと思います」

日本は、中国戦で、
このサーブがコートの外へ出る場面が目立ちました。
サーブの修正をはかり、日本は、31日、
世界ランク2位の強豪・ポーランドと対戦。

この大会で日本は、アジア4チームのうちトップになるか、
全体で3位以内に入れば、リオへの切符を手にできます!


■鈴木晶久
  • 18:00

錦織圭選手のラケットに注目!

今回は現在、全仏オープンを戦っていて、
リオ五輪での活躍も期待される錦織圭選手のラケットに注目します!
錦織選手、幼いころからずっと愛用してきた
ラケットのブランドがあります。
それは、テニスブランドの「ウイルソン」。
これまで錦織選手のラケットの開発を担当してきたのが、
ウイルソンブランドを展開する「アメアスポーツジャパン」の
ラケットスポーツプロダクトチーム・マネージャー、道場滋さんです。



道場さんが、錦織選手と出会ったのは、錦織選手が小学5年生の頃。
ウイルソン契約コーチから「才能のある子がいる!」と紹介を受け、
錦織選手の試合を見に行ったのがきっかけでした。
しかし、その試合で錦織選手、負けてしまいます。
負けた後で錦織選手は大泣きしていたそうなのですが、
お母さんから道場さんの紹介を受けた際に、
ぴたっと泣き止んだそうです。
そして道場さんと挨拶をして別れた後、再び泣き出した錦織選手に、
「なんて切り替えが早く、自分の芯が強い子だろう」と
道場さんは感動したそう。
この出会いがきっかけになり、
ウイルソンと錦織選手は用具提供契約を結びます。
当時、小学生とこの契約を結ぶのは、異例中の異例でした!

その出会いから現在に至るまで一貫して、
錦織選手のラケットを見守ってきた道場さん。
はじめは、ウイルソンの商品を提供する形でしたが、
プロに転向した後からは、彼の要望をラケット制作に落とし込んで、
オリジナルモデルをつくるようになりました。

錦織選手のラケットへのこだわりを
道場さんはこんな風に話しています。

『ラケットに対しては、
センシティブというか、細かいところによく気が付く。
そうでなければ、あのランキングにはいないと思います。
だからこそモノ作りの僕らも、
一本づつ、一ミリ・一グラムの差がないように気を配る。
大変である反面、大きな遣り甲斐です。
そして錦織選手は、
何か新しいことは取り入れる考えを持ってるように感じます。
あそこまでの選手だと「自分はこうだ」と決めて、
新しいテクノロジーが出ても
トライすることさえしない人の方が多いと思うんですけど、
彼は、とにかく一回やってみる。
良ければそれを吸収してしまう、という事があるので、
多分あのポジションにいるんだろうなという気がしますね。』

ちなみにリオで使うラケットは、
昨年1月から使用しているモデルで、
ボールのスピードアップをコンセプトに開発されたもの。
ストリングス(網目)の部分の素材を調整するなどして、
錦織選手も、徐々に馴染んできたと話しているそう!



そんな錦織選手、昨年にはウィルソンと生涯契約を結びました!
生涯契約は、錦織選手が引退まで
ウィルソンのラケットと添い遂げるという意思表示なので
いわば結婚!のようなもの。

道場さんも、錦織選手から生涯契約の話を聞いた時には
「涙ものでした!」と話していました。

リオ五輪での活躍も大いに期待される錦織選手、
試合中は是非ラケットにも注目してみてくださいね。

■中村
  • 17:00

トライアスロン男子代表はこの1人!

今回は、自然の中で行うオリンピック競技、
「トライアスロン」に注目します!
水泳、自転車、ランニングを連続して行うもので、
リオでは日本代表4人が戦います。



トライアスロンというと過酷というイメージもありますが、
自然を相手に工夫をして、
2時間くらいの長い時間をかけて行うことから、
やりきってゴールした時の達成感はかなり大きいようで、
最近は、その達成感が魅力と、
始める社会人が増えているそうです。

このトライアスロンで
4大会連続のオリンピック出場を決めた、
ただ1人の男子代表が、田山寛豪選手です。
リオに向けての決意をこう話してくれました!

「自分の可能性を信じて、
 最後まで目標の8位入賞をめざして
 がんばっていきたいと思います。
 水泳が早くても勝てない、自転車だけでも勝てない、
 ランニングだけでも勝てない。
 この水泳、自転車、ランニングあわせると勝てるっていう、
 私にとってこれは夢の実現、
 夢の競技だと思っていますので、
 トライアスロン日本代表、応援よろしくお願いします」

こう話す田山選手のトライアスロン歴は16年。
トライアスロンは「私の人生」と話しています。
去年はケガに苦しみましたが、
先月のアジア選手権では優勝を果たして、
リオオリンピック代表入りを決めました。

また、田山選手は
トライアスロンの日本代表では最年長の34歳。
「オリンピックは今回が最後の挑戦になる」と
コメント。
今回の代表チームについては、
「引っ張るというよりムードメーカーになって
チームを盛り上げ、最強・最高の日本チームをつくる!」と
意気込みをみせていました。

リオオリンピックでのトライアスロンは、
コパカバーナのビーチからスタート。
1.5キロのスイム、40キロのバイク、10キロのランの
51.5キロで行われます。

普段は
大学のトライアスロン競技部の監督を務めている田山選手、
リオでは、教え子にも活躍を見せたいと、
気合を入れています!


■鈴木晶久

  • 17:30

流れを変える重要選手に注目!

いやぁ、盛り上がりましたよね!女子バレー!
私も現地に取材に行っていて、
かなりヒートアップして観ておりました(笑)



女子バレーボール界と言えば・・・
木村沙織選手や古賀紗理奈選手が新旧エースとして有名ですが
是非注目してほしいのは、「8時半の女」とも呼ばれる
【石井優希(いしい・ゆき)】選手!25歳。

なぜ「8時半の女」かと言うと・・・

オリンピック最終予選は自国開催ということで、
全ての試合が午後7時開始。
途中出場で8時以降に登場し、
そこで活躍することが多かったことから
「8時半の女」と呼ばれるように・・・。

そんな石井選手と、
女子日本代表の真鍋監督にお話し伺いました。

「(石井)なかなか決まらなくて、
コートの中の雰囲気がどんどん暗くなっていったのかな・・・
というのを1,2セット、ベンチから見ていて凄く思ったので
3セット目、出るチャンスを与えて貰って、出るメンバーで
「まずは雰囲気から!」という所を重視して、試合に入った。
(監督)特に石井・鍋谷は途中から。ムードも上がったし、
そういった意味ではその2人を使って良かったと思っている。」

勿論、ご本人は「8時半の女」と言われることについて
「非常に悔しい」とも語っていました。
 
そりゃそうですよね。
調子が良いのにスタメンではなく
途中出場でコートに出るくやしさ・・・。

ただ特にバレーボールにおいては
この「途中出場の選手」が大きな鍵を握ります。
コート上での悪い空気を断ち切って、
流れをガラリと変えられるのが「途中出場の選手たち」!
 
バレーボールでは「流れ」が試合を大きく左右するので、
「途中出場の選手たち」は、プレー以上に
「ムードを作って流れを変える」いう重要な使命があのです!

最終予選でその役割を担っていたのが、ズバリ石井選手!
実際に石井選手が登場して巻き返した試合もありましたよね。
韓国戦とか!

リオオリンピックでは、
スタメンとして活躍する可能性もありますが、
大切な場面で流れを変えることが出来る石井選手に、
是非、注目してみて下さい!

■柴田幸子
  • 17:00
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