取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

露のリオ五輪締め出しは見送り

IOC=国際オリンピック委員会は、
このほど、緊急の会議を開き、
国ぐるみのドーピング問題が発覚したロシアについて、
リオオリンピックから全面的に締め出す処分を
見送ることを決めました。

そして、出場できるかどうかは、
それぞれの国際競技連盟に判断を任せるとしました。
陸上は原則として参加認めないものの、
すべての競技で参加できない最悪の事態は免れたかたちです。

ただ、アメリカの反ドーピング機関のトップは
「IOCは指導力を発揮することを避けた」と批判するなど、
今回の判断には各国から批判。

IOCの今回の判断について、
ブラジル・サンパウロで調整している体操の内村航平選手は、
「違反してない選手が出られないのは
 絶対におかしい。今回の決定になってよかった」
と歓迎のコメント。

内村選手は、このドーピング問題をめぐり、
「体操はほとんど関係ないと思っている。
 興奮剤でつり輪の技術が上がることはないですし、
 以前の講習会で体操のドーピングは
 全世界で1件しかなかったと言われたことがある」
とも話していました。

リオオリンピックは、
特にロシアのドーピング対策が注目される大会となります。


さて、開幕が間近になる中、7月24日には
選手村が正式にオープン!
リオ市の西部のバーラ地区にあり、31棟のマンションに
およそ3600戸の住宅が用意されています。

建物の壁には国旗をあしらったカラフルな飾り付けがされていて、
日本の選手たちが泊まる建物には日の丸も。

この選手村には、日本でまず入ったのは、カヌーチーム!!
矢沢一輝選手は、
「いよいよという感じ」と話していましたが、
その後、床が汚いらしく、「足の裏が汚れた」と言って、
さっそく床を雑巾がけしたそう…

選手村のマンションは、9月のパラリンピックのあとは
高級マンションとして分譲されるということです。


■鈴木晶久
  • 20:00