陸上・男子100メートルの熾烈な戦い!
リオ代表をめぐって
陸上・男子短距離では熾烈な戦いが!!
先日おこなわれた
陸上の「ゴールデングランプリ川崎」では、
男子100メートルの山県亮太選手と
桐生祥秀選手との直接対決が注目されました。
日本人初の9秒台も期待されたこのレースは、
山県選手が力強い走りを見せ、
(向かい風0.4メートルの中)10秒21で
日本人トップの2位に入りました!
山県選手は、ここまでケガや腰痛に苦しむことが多く、
その間に、桐生選手らライバルの活躍に
歯がゆい思いもしたことも。
それでも下半身の筋力トレーニングなどで準備を重ね、
今回のリオにつながる力強い走りに結びつきました。
このレースで優勝した
アメリカのジャスティン・ガトリン選手は10秒02。
このガトリン選手に、
山県選手は中盤まで並走していたんですよね。
そして、今回が国内初戦となった桐生選手は、
10秒27で4位。
2人のタイム差は、実に「0秒06」!!
山県選手は、まさに僅差で、
およそ3年ぶりに桐生選手より先にゴール、
となったわけです。
山県選手の走りですが、
スタート直後はバランスを崩したものの、
中盤からしっかり加速。
一つ隣のレーンの桐生選手をとらえ、ゴールとなりました。
スタートのミスを取り返し、
自信にあふれた「復活の走り」でした。
このレースの記録が場内に出ると、そのハイレベルな戦いに
観客からは「おー」という声が響いていましたね。
直接対決を終えて、山県選手と桐生選手は、こう話していました。
山形選手
「一つこれで自信がついたというか、
日本選手権に向けて自信もって臨めるところがあるので、
今までの取り組みというところにしっかり自信をもって、
次回以降の試合に臨みたいなと思いました。
次はしっかりオリンピック(参加)標準(記録)、
狙いたいと思います」
桐生選手
「次、勝ちます。
山県さんに負けたんで、もう二度と負けないようにします。
もうホントに敗者がいうことは何もないと思うんで、
今日はボクは敗者として帰りたいと思います。
最終的に勝てばいいと思うんで、
今日のことを前向きにとらえて、
次の大会で頑張りたいと思います」
今回のレースで存在感を示した山県選手は、
手ごたえがしっかりあった感じで、
話をしているとき、
「エースは譲らない」という気持ちの強さも出ていました。
一方で、桐生選手は、
日本人トップを譲り渡したことへの悔しさを
前面に出していました。
スタートが「出遅れた」と話し、
厳しい表情で「ごちゃごちゃ言っても仕方がない」と繰り返し話して、
すぐに次の戦いへと切り替えようとしている姿には
順位の低さへのいらだちを感じました。
復活の走りの山県選手と、悔しさをバネに勝利をめざす桐生選手、
この戦いからは今後も目が離せません!
(ちなみに、リオオリンピックの参加標準記録は10秒16!)
今月の実業団選手権や、来月の日本選手権と、
リオをめざした陸上・短距離の戦いは続きます!!
■鈴木晶久
陸上・男子短距離では熾烈な戦いが!!
先日おこなわれた
陸上の「ゴールデングランプリ川崎」では、
男子100メートルの山県亮太選手と
桐生祥秀選手との直接対決が注目されました。
日本人初の9秒台も期待されたこのレースは、
山県選手が力強い走りを見せ、
(向かい風0.4メートルの中)10秒21で
日本人トップの2位に入りました!
山県選手は、ここまでケガや腰痛に苦しむことが多く、
その間に、桐生選手らライバルの活躍に
歯がゆい思いもしたことも。
それでも下半身の筋力トレーニングなどで準備を重ね、
今回のリオにつながる力強い走りに結びつきました。
このレースで優勝した
アメリカのジャスティン・ガトリン選手は10秒02。
このガトリン選手に、
山県選手は中盤まで並走していたんですよね。
そして、今回が国内初戦となった桐生選手は、
10秒27で4位。
2人のタイム差は、実に「0秒06」!!
山県選手は、まさに僅差で、
およそ3年ぶりに桐生選手より先にゴール、
となったわけです。
山県選手の走りですが、
スタート直後はバランスを崩したものの、
中盤からしっかり加速。
一つ隣のレーンの桐生選手をとらえ、ゴールとなりました。
スタートのミスを取り返し、
自信にあふれた「復活の走り」でした。
このレースの記録が場内に出ると、そのハイレベルな戦いに
観客からは「おー」という声が響いていましたね。
直接対決を終えて、山県選手と桐生選手は、こう話していました。
山形選手
「一つこれで自信がついたというか、
日本選手権に向けて自信もって臨めるところがあるので、
今までの取り組みというところにしっかり自信をもって、
次回以降の試合に臨みたいなと思いました。
次はしっかりオリンピック(参加)標準(記録)、
狙いたいと思います」
桐生選手
「次、勝ちます。
山県さんに負けたんで、もう二度と負けないようにします。
もうホントに敗者がいうことは何もないと思うんで、
今日はボクは敗者として帰りたいと思います。
最終的に勝てばいいと思うんで、
今日のことを前向きにとらえて、
次の大会で頑張りたいと思います」
今回のレースで存在感を示した山県選手は、
手ごたえがしっかりあった感じで、
話をしているとき、
「エースは譲らない」という気持ちの強さも出ていました。
一方で、桐生選手は、
日本人トップを譲り渡したことへの悔しさを
前面に出していました。
スタートが「出遅れた」と話し、
厳しい表情で「ごちゃごちゃ言っても仕方がない」と繰り返し話して、
すぐに次の戦いへと切り替えようとしている姿には
順位の低さへのいらだちを感じました。
復活の走りの山県選手と、悔しさをバネに勝利をめざす桐生選手、
この戦いからは今後も目が離せません!
(ちなみに、リオオリンピックの参加標準記録は10秒16!)
今月の実業団選手権や、来月の日本選手権と、
リオをめざした陸上・短距離の戦いは続きます!!
■鈴木晶久
- 19:30