取材日記

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フェンシング勢の活躍に期待!

きょうは、リオ五輪でもメダル獲得が期待される「フェンシング」についてご紹介します!

そもそもフェンシングは、ヨーロッパ中世の騎士道華やかな頃、「身を守る」「名誉を守る」ことを目的として磨かれ、発達してきた剣技です。現在ではオリンピックをはじめとする国際大会で、「フルーレ」「エペ」「サーブル」3種目のカテゴリーで競われています。

日本勢では、男子フルーレの絶対的エース太田雄基選手に金メダル獲得の期待がかかっています!

太田選手はリオで、五輪4度目の出場。2004年のアテネ大会で五輪に初出場し、2008年の北京大会は個人、2012年のロンドン大会は団体で、オリンピック2大会連続銀メダルを獲得。そして昨年の世界選手権ではついに日本人初の優勝を果たした。4度目の五輪は世界王者として臨むことになります。

一方で、今回のリオ五輪で太田選手が熱望していたのが、団体での出場。しかし今年2月に行われたワールドカップで日本の男子フルーレ団体は6位となり、オリンピック出場を逃しました。団体での出場を逃した際、「1か月間くらいは剣も持てなかった」と失意を味わった太田選手。

そんな中、太田選手は先月行われた記者会見で、リオ五輪に向けた意気込みについて、こんな風に語っています。

「団体でいけなかったということは、僕自身にとって非常に残念で、かなしくて、辛いことでした。しかしながら、個人でオリンピックに出られるということもあり、また4度目のオリンピックということもあり、幸せな競技生活だと改めて感じております。今、非常にジュニアの世代が強いです。そのジュニアの世代に東京オリンピックに向けて、いい形で引き継ぐためにも、このリオデジャネイロのオリンピックは非常に大切だと思っています。いいコンディション、最高のコンディションで望めれば、金メダルがこの4大会の中では一番近い位置にいると思っているので、そこだけを目指してがんばっていきたいと思っています。」

これまでフェンシング界を牽引してきた、そして東京五輪招致アンバサダーとして、オリンピックの東京招致にも貢献してきた太田選手ならではの言葉ですよね!

そして、男子だけではありません!
女子選手の中で注目なのは、オリンピック2大会連続出場、ママさん選手としても注目される、エペの佐藤希望選手!
結婚、出産による2年間のブランクを経て、今回リオ五輪代表入り。練習の際には、国立スポーツ科学センターが整備した託児所を利用しています。2015年アジア選手権で個人、団体とも銅メダル。リオでは「ママでも頑張れるところを示したい。メダルを子供へのお土産にしたい」と話しています。

日本フェンシング界初の金メダル獲得、そしてママさん選手の活躍に是非注目してくださいね。

■中村
  • 16:33