縁起をかつぐ!全日本スキーチームのユニフォーム
ユニフォームには、デザインや機能に、
チームの勝利に向けた熱い想いが込められているのですが、
今日は、
縁起をかつぐ!全日本スキーチームのユニフォームをご紹介したいと思います。
今回お話を伺ったのは、フェニックスの企画部、佐藤健(さとうけん)さん。
フェニックスはバンクーバーからソチまでの8年間、
全日本スキーチームに公式ウエアを提供しています。
毎年、今フェニックスにある最高の素材や技術を入れてウエアを作るという佐藤さん。
今年のテーマについてお伺いしました。
ジャケットカラーは「朱色」。
闘志・日の丸を連想させる色ということで、この色にしたということです。
→そして、よーく見ると、「矢羽(やばね)柄が連なってますよね・・・。
連なったウエイブが、羽ばたく「飛翔」というイメージだそうです。
→ちなみに、「矢羽」模様というのは、一直線に目標に向かう姿勢を連想させるので、この柄をデザインに取り入れたかったそうです。
・一方、パンツのカラーは「ターコイズ色」。
これは、飛翔する舞台である「空」をイメージしているそうです。
→そして、ジャケットやパンツにある、虹色のグラデーションが吉兆である「ずい雲」(ずい雲とは、めでたいことの前兆として表われる雲のこと)をモチーフにしたもの。
日本選手たちに「吉兆」がありますように、という祈りを込めてつくっているとのことです。
・・・意外と、縁起を担ぐものなんですね。
基本的に、オリンピックの場合は、選手が個人資格で出場する試合が少ないので、
チーム全員が、公式ユニフォームを着ることになるので、
メーカー側も、オリンピックに照準を合わせ、血のにじむ努力をして、
いまできる最高の技術を駆使して、ユニフォームを作るそうです。
この公式ユニフォームは、選手や監督、監督者など、
約300人が着ることになるそうですが、
それぞれの競技などによって使いやすいように、「重ね着」が出来るような工夫がしてあるというのも特徴だそう。
・例えば、一番外側に見えるのが“公式ウエア”なのではなく、中に着るダウンとのコンビネーションで温度調節を出来るようになっています。
・ダウンのわきの下の部分がメッシュになっているのは、熱がこもらないようにするため。
汗をかいて、そのあとじっとしている間、寒くならないようにという心遣いのデザインだそうです。
・アウトドアウエアとスキーウエアを融合させる、というコンセプトから、温度調整しやすいようなデザインになっているそうです。
・また、細部にも細かい工夫があって、例えば、音楽を聴くアイアフォン用の穴がウエアの内側にあったり、雪が入って手が冷たくならないよう、袖元には、親指だけど出す穴がある、というのも、選手たちからの意見をフィードバックしてつくっているんだそうです。
うーん。
このウエアを着た選手の活躍、楽しみですね!
■増山麗央
チームの勝利に向けた熱い想いが込められているのですが、
今日は、
縁起をかつぐ!全日本スキーチームのユニフォームをご紹介したいと思います。
今回お話を伺ったのは、フェニックスの企画部、佐藤健(さとうけん)さん。
フェニックスはバンクーバーからソチまでの8年間、
全日本スキーチームに公式ウエアを提供しています。
毎年、今フェニックスにある最高の素材や技術を入れてウエアを作るという佐藤さん。
今年のテーマについてお伺いしました。
ジャケットカラーは「朱色」。
闘志・日の丸を連想させる色ということで、この色にしたということです。
→そして、よーく見ると、「矢羽(やばね)柄が連なってますよね・・・。
連なったウエイブが、羽ばたく「飛翔」というイメージだそうです。
→ちなみに、「矢羽」模様というのは、一直線に目標に向かう姿勢を連想させるので、この柄をデザインに取り入れたかったそうです。
・一方、パンツのカラーは「ターコイズ色」。
これは、飛翔する舞台である「空」をイメージしているそうです。
→そして、ジャケットやパンツにある、虹色のグラデーションが吉兆である「ずい雲」(ずい雲とは、めでたいことの前兆として表われる雲のこと)をモチーフにしたもの。
日本選手たちに「吉兆」がありますように、という祈りを込めてつくっているとのことです。
・・・意外と、縁起を担ぐものなんですね。
基本的に、オリンピックの場合は、選手が個人資格で出場する試合が少ないので、
チーム全員が、公式ユニフォームを着ることになるので、
メーカー側も、オリンピックに照準を合わせ、血のにじむ努力をして、
いまできる最高の技術を駆使して、ユニフォームを作るそうです。
この公式ユニフォームは、選手や監督、監督者など、
約300人が着ることになるそうですが、
それぞれの競技などによって使いやすいように、「重ね着」が出来るような工夫がしてあるというのも特徴だそう。
・例えば、一番外側に見えるのが“公式ウエア”なのではなく、中に着るダウンとのコンビネーションで温度調節を出来るようになっています。
・ダウンのわきの下の部分がメッシュになっているのは、熱がこもらないようにするため。
汗をかいて、そのあとじっとしている間、寒くならないようにという心遣いのデザインだそうです。
・アウトドアウエアとスキーウエアを融合させる、というコンセプトから、温度調整しやすいようなデザインになっているそうです。
・また、細部にも細かい工夫があって、例えば、音楽を聴くアイアフォン用の穴がウエアの内側にあったり、雪が入って手が冷たくならないよう、袖元には、親指だけど出す穴がある、というのも、選手たちからの意見をフィードバックしてつくっているんだそうです。
うーん。
このウエアを着た選手の活躍、楽しみですね!
■増山麗央
- 17:33