防災FRONTLINEでは、
災害が起きた時に皆さんに役立つ情報をお伝えしています。

年末の足音が聞こえてきました。
今年を振り返ると、1月1日に能登半島地震が起き、
夏には、九州・東北や能登半島で豪雨被害が発生し
各地に大きな爪痕を残しました。

既に被災地に向けて寄付を行ったという方も
いらっしゃると思いますが、
「ふるさと納税」でも、
被災地を応援できる事をご存じでしょうか?

ふるさと納税は自治体の収入に直結するので、
被災地支援をする方法としても活用されています。
災害支援寄付を選んで返礼品のつかない
ふるさと納税を行う方法や、
災害支援寄付でも被災自治体に負担の少ない
「代理寄付」を選択することもできます。

この、「代理寄付」とはどういったものなのか?
ふるさと納税を受け取った自治体は、
受領書を発行するなどの事務手続きが生じます。
被災した自治体が災害復旧・復興に注力できるように
ふるさと納税にまつわる事務手続きをほかの自治体が引き受けて、
寄付金だけを被災地にとどける仕組みとしてスタートしたのが
ふるさと納税の代理寄付制度です。

代理寄付を利用したい場合は、
被災した各自治体への代理寄付を
名乗り出ている自治体を選んで災害支援寄付を行いましょう。


今年、日本で発生した大きな自然災害と、
ふるさと納税による災害支援寄付を受け付けている
自治体の一部をご紹介します。

1月1日に起きた「能登半島地震」
石川県能登地方を震源とする地震で、
能登半島の広い範囲で建物の倒壊が起き、
市街地の火災や津波、土砂災害などの甚大な被害が発生しました。

災害支援寄付を受付中の自治体は
石川県・志賀町、輪島市、七尾市、珠洲市、能登町、穴水町、
中能登町(なかのとまち)などです。

令和6年7月豪雨の被災地でも受け付けています。
7月23日頃から北日本に停滞していた梅雨前線の影響で、
秋田県と山形県を中心とする広い範囲で記録的な大雨となりました。
この大雨で、河川の堤防が決壊し、各地で浸水の被害が発生しました。

この豪雨で被災し、災害支援寄付を受け付けているのは、
秋田県・由利本荘市、にかほ市
山形県 鶴岡市、酒田市、新庄市など10市町村などです。

また、
8月8日に起きた、宮崎県の日向灘を震源とする
マグニチュード7.1の地震。
南海トラフ地震臨時情報が初めて出された地震
と言うとピンとくるでしょうか?
鹿児島県の大崎町(おおさきちょう)で災害支援寄付を受け付けています。

その他、令和6年8月台風豪雨や
能登豪雨の被災自治体でも災害支援寄付を受け付けています。
くわしくは、ふるさと納税のポータルサイトを確認してみて下さい。

来年の税金が控除されるふるさと納税の期限は、
12月31日までです。

返礼品のもらえる一般的なふるさと納税だけではなく、
災害支援寄付や、被災した自治体の事務手続き負担を減らせる
代理寄付も検討してみてはいかがでしょうか?


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