「何故日本で地震が多いのか?」という視点で
政府の地震調査委員会委員長を務める
東京大学・平田直名誉教授の話をお伝えします。

私たちは、身体に感じた時に地震が起きた・・
と思いますよね。
でも、地震の多い日本では身体に感じない地震も含めて
毎日地震は起きています。平田さんはこう話します。

地震が多いわけ、
それは、日本がユーラシアプレート、フィリピン海プレート
北アメリカププレート、太平洋プレートの4つの岩盤の上に
のっているからです。
陸は海底に引き込まれるため、
岩盤の境目では地震がおきやすいと言われています。
日本には、海の地震と陸の地震と種類が2つあります。
プレートが原因で起きる海の地震。
特徴として、被害が広範囲になるほか、
ゆれの時間もながくなります。東日本大震災はこの海の地震でした。
そして、活断層が原因で起きる、陸の地震。
直下型地震とも言います。震源の真上に都市がある場合、
大きな災害がおきます。阪神淡路大震災は陸の地震です。

平田さんは、地震で被災しない為、それは「揺れ」から起こる
被害を最小限にする事だと話します。

平田さんが今年9月に出版した著書
「地震を知って震災に備える」
この中には、地震とはどのようなメカニズムで起きるのか。
地震にあったらどのように行動するべきか、普段からどのように
備えたら良いかなどが書かれています。
正しく、地震を怖がるために、地震についての知識を身につけましょう。


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