今週火曜日、鳥島近海を震源とする
マグニチュード5.8の地震で
伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報が出され、
八丈島・八重根で50センチの津波を観測するなど、
伊豆諸島の各地で津波が確認されました。

この、
鳥島近海を震源とする地震で
津波が観測された事について、
鳥島近海の地震や津波のメカニズムに詳しい、
東京大学地震研究所助教の
三反畑修さんはこう見解を話します。


スミスカルデラは、東京から見て、
南方に500キロほど
八丈島から見ると、
180キロほどの所の海域にあります。

カルデラというのは、
火山の構造で知られている窪地の地形ですが、
大体、8キロほどの直径で凹んでいる構造の海底火山です。

三反畑さんの解説によると、
この海底火山が、今回の津波を引き起こしたとみられるという事です。
そして、この海域では、
先ほどのお話しにもありましたが、
1984年、1996年、2006年、
2015年と10年前後の間隔で
マグニチュード6程度の地震が起きて津波が観測されています。

そして、海底火山が引き起こす津波は、
世界でも観測されています。
三反畑さんの解説です。

トンガの火山からの津波は
あなたの記憶にも残っているのではないでしょうか?

最後に、短期間の間に今回の様な事が起きるのか?
三反畑さんに伺いました。

いざという時の為に、海の近くにお住いの方は、
特に避難行動の確認をしておきましょう。

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