あなたの街で災害が起きた時、
車が被災したらという視点で考えた事はありますか?
日常的に車を使用してる地域の方は特に、
被災生活を行う上で足となる車がなくなると非常に不便です。
また、その他にも災害時車が必要なシーンは多くあります。

今朝は、
「災害時の車の無料貸し出し支援」についてお伝えします。

この取り組みを行っているのが、
一般社団法人「日本カーシェアリング協会」です。

東日本大震災でおよそ6万台の車が被災した石巻市で、
仮設住宅ができてもへんぴな所にあり、車がないと買い物にも
行く事ができない現状がありました。
この経験から、日本カーシェアリング協会では、
全国から寄付してもらった車を被災者や被災地に届けています。

貸し出している車は、乗用車からトラックまで様々。
東日本大震災以降、北は青森から南は九州各地、
25の災害で6千件以上の車の貸し出しを行ってきたそうです。
日本カーシェアリング協会の
星雅之(ほし・まさゆき)さんにお話しを伺いました。


日本カーシェアリング協会は、
本部がある宮城県石巻市を含め、5カ所の拠点があり
そこに、災害が起きた時に使える車を置いているという事です。

最近では、台風10号の影響を受けた県や
7月の秋田・山形の豪雨災害
1月の能登半島地震でも支援を行っていったと言います。

通常の支援は4〜5か月で終了するそうですが、
能登半島地震は車の購入まで手が回らない方が多い為
来年2月まで支援を決めているという事です。

星さんは、災害時の車の役割について、
災害の規模や豪雨災害と地震とでは
ニーズが違うと話しながらこう説明します。

災害が起きた時、
被災地者の生活や復興に向けて
「車」はなくてはならない存在です。

日本カーシェアリング協会では、
軽乗用車や普通車、8人乗りの車など、
全国から車の寄付を募集しています。
あなたの車が被災地で役立てられます。
そして、あなたの街で災害が起きた時、
寄付した車が助けてくれるかもしれません。

詳しくは、
日本カーシェアリング協会のHPを確認してみてください。


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