台風の発生・接近・上陸は7月から10月にかけて多くなります。
その中で、8月は、
台風の発生数が1年で最も多いと言われています。

大切なのは、
台風が最接近する前に『準備を終えておく』事です。
今朝は、最も接近すると予想される
3日前からやるべき事について、お伝えしていきます。

まず、3日前にする事です。

台風がいつごろ接近するのか、
いつから雨や風が強まるか、
こまめに気象情報を確認しましょう。
予報は定期的に変わっていきます。
最接近する前だけでなく、
接近中も欠かさずチェックする様にしましょう。

次に、ハザードマップの確認です。
お住いの地域や仕事場、学校のある場所、
通勤・通学ルートの
周辺に『河川の洪水』や『土砂災害』のリスクはないか?
いざという時に避難する場所はどこにあるか?
イメージしてみてください。

そして、家庭にある備蓄の確認をしましょう。
災害時に、『避難所など避難先に持っていくもの』
『自宅で生活を続けるために接近直前になってあわてて買うのではなく』
必要なものは普段から揃えておく事が重要です。

また、近くに、風で飛んでしまいそうなものはないか。
台風が近づく前に、確認、掃除や片づけをしておきましょう。
いざという時、家族や大切な人がそばにいるとは限りません。

いざという時の為に、
家族で避難先やハザードマップで
危険な場所を共有しておくと安心です。
最接近の2日〜1日前にする事。

台風の接近が確実になった。雨が強くなってきた。
こうした場合は、状況が悪くなる前に避難先を決める事が重要です。
避難は、難を避けるという意味で、避難所に行く事だけが選択肢では
ありません。安全が高いと分かっている、
親戚や知人の家のほか、ホテルなどの選択肢もあります。
備蓄の用意は、最接近も2日〜1日前までに済ませておくと安心です。

そして、暴風対策もこのタイミングで行いましょう。
例えば、あなたの庭などに物干しざや
自転車、植木、などを置いていないでしょうか?

合わせて、窓ガラスが割れないように、
シャッターや雨戸を閉める、
段ボールを補強するなど台風対策をおこないましょう。

最後に、
台風の接近の1日前から接近中の行動についてです。

暴風や大雨など周辺の状況が悪くなってから外に出るのは危険です。
そうなる前に安全な場所に避難しましょう。
自治体から、『避難指示 警戒レベル4』が発表された場合、
危険な場所から避難です。川の近くや山のちかくなど
災害リスクが高い場所にいる人たちは、避難が必要です。

既に、周囲で災害が発生している場合、
いつも起きてもおかしくないなど。外に出る方が危険な場合は、
近くの頑丈な建物・など少しでも安全な場所へ移動しましょう。
また、暴風の時は、窓
がない・少ない部屋に避難する事もポイントです。

台風は、地震と違って事前に準備や確認、心構えをする事ができます。
今後も台風が近づくと予想された場合には、アンテナを高く持ちましょう。


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