気象庁は、8月8日の午後、4時43分頃に発生した
日向灘を震源とするマグニチュード7.1、
宮崎県日南市で震度6弱の地震を受けて、
「南海トラフ地震臨時情報」の「巨大地震注意」を発表しました。

この情報が発表されたのは、
運用が始まって以来、
初めての事ですから、
南海トラフ地震臨時情報という言葉を、
知らなかった方もいらっしゃったと思います。

「南海トラフ地震・臨時情報」は、
南海トラフ沿いで異常な現象を観測した場合や
地震発生の可能性が平時にくらべて、
高まっているとされた場合などに気象庁から発表される情報です。
地震の専門家等で構成されている、
「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」で会議され、
『巨大地震警戒』『巨大地震注意』『調査終了』の
3つの情報のどれかが発表されます。

今回の地震では、3段階の中で真ん中の
巨大地震注意という情報を発表しました。
この『巨大地震注意』について、
東京大学名誉教授で、
評価検討会会長の平田直さんの解説です。1分06秒

【素材 1分20秒】


もし今後、『巨大地震警戒』が発表される事があった場合
地震が起きてからでは、
避難が間に合わない地域の方は『事前に避難』です。
『調査終了』の場合は、
『地震の発生に注意しながら』通常の生活を行いましょう。

今回の『巨大地震注意』は事前の避難をする必要はありませんが、
日頃からの地震への備えの再確認する事に加えて、
地震が発生したらすぐに避難できる準備をしましょう。
また、
1都3府26県707市町村に出ています。
東京の島しょ部や神奈川、千葉の市町村も対象となっています。

この三連休旅行にでかける方もいらっしゃると思いますので、
改めて、どのエリアに南海トラフ臨時情報・巨大地震注意
が出ているか確認しましょう。


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