能登半島地震発生から半年が過ぎました。
仮設住宅の74%が完成し、
被災者の応急的な住まいの確保が進んでいます。
一方、甚大な被害を受けた道路やインフラの本復旧も道半ばです。
能登半島の復旧・復興について国や自治体は対応急いでいます。
では、私たちが被災地に向けてできる事。その一つが、
災害が起きた時に被災地の支援を行う『災害ボランティア』です。

今朝は、被災した方や被災地の復旧・復興を支援する為に、
「災害ボランティア」はどんな活動を行うのか。
被災地に行く前に知っておきたい心得、
さらに参加方法と参加するための準備についてご紹介します。

災害ボランティアは、
1995年の阪神淡路大震災からはじまったと言われています。
では具体的にどんな活動を行うのでしょうか?
体力のいるものから、事務的な作業、被災者の方の心のケアなど
さまざまな活動が含まれています。
また、地域の特徴や災害によって活動の内容はことなりますが、
例えば、主にこんな作業があります。
がれきの撤去や分別、泥を出す、家の室内清掃、
引っ越しのお手伝いや、物資や衣類の仕分け、炊き出し、
ボランティア運営のお手伝い。そして心のケアなどです。

被災地に行く前に知っておきたい事がいくつかあります。
まず、【被災地に負担をかけない】事です。
災害ボランティアは、
被災地の負担をかけないよう「自己完結」が原則となります。
交通手段、宿泊場所、水、食料などはすべて自分で準備する必要があります。
そして、情報収集。ネットなどでどこにどんなニーズがあるのか調べましょう。
けがに備えて、「ボランティア保険」に加入する事も大切です。

そして【被災地に行くタイミング】について。
災害が起きたら、すぐに現地に行こうと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現地でボランティアの受け入れ態勢が整っていない状況で行くと、
逆に負担をかける事にもなりかねません。
また、救助活動や支援物資の支給の妨げになる可能性もあります。
災害が起きた後も、災害ボランティアのニーズは時間の経過と共に
変わっていきます。本当に被災地の支援を行う為には、まずは、
被災地の情報を確認していく事が大切です。

次に災害ボランティアの服装についてです。
災害や作業内容、季節によって変わってきますが、
基本的な服装をご紹介します。

洋服は、半袖ではなく、長ズボン、長袖を着ましょう。
また、帽子とマスク、ゴム手袋を身に着けましょう。
運動靴は、踏み抜き防止のインソールを使用する等、
怪我をしないよう心掛ける事も大切です。

マスクを着用する事が多いですが、
粉じんがまっている場合は
防じん(ぼうじん)マスクやという厚手のマスクや
ゴーグルをした方がよい場合もあります。

また、今の時期は気温が高く湿度もありますから
こまめな休憩と水分補給、首にまくネッククーラーなど
熱中症対策も万全におこないましょう。

能登半島地震の災害ボランティア情報は、
石川県災害対策ボランティア本部・のHPに詳細が載っています。

気になっている方は一度確認してみてはいかがでしょうか?


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