防災グッズをそろえようと思い立ってネットで検索を始めたけど、
簡易トイレ1つとっても、たくさん種類があって、
どれがいいのか迷ってしまった・・・という経験はありませんか?

そこで、日々、色々な防災グッズを実際に使って、
本当に使えるものはどれかを研究している防災士で、
市ヶ谷にある“防災グッズ専門のセレクトショップ”
SEI SHOPの総責任者でもある平井 敬也さんに、
防災グッズを選ぶ基準について伺いました。

その中でも、常備しておきたい3つのもの。
食糧、お水、簡易トイレについてご紹介します。

まずは、食糧、非常食についてです。
長期間保存ができて、しかも非常時に簡単に調理できるもの、
災害時に不足しがちなタンパク質や野菜を手軽に取ることが
できるものなど、選ぶ基準、いくつも思い浮かびます。

平井さんによりますと、人気なのは、
フリーズドライの食料品「サバイバルフーズ」だそうです。
これは、缶に入った国内生産のチキンシチューや鳥雑炊などで、
お料理を高い技術でフリーズドライしているので、
お湯や水を普段は入れて戻して食べるものなのですが、
実は、戻さず、そのままスナック菓子のように
ポリポリと食べても、とてもおいしいんです。

あまり、これまでになかった発想で、私も驚いたんですが、
水も、なかなか限られている中、
非常時そのまますぐに食べられるって、とても重要ですよね。
特に、このシチュー、お野菜やチキンがゴロゴロ入っていて、
食べたという満足度も大きいんです。
ただでさえ辛い災害時には、
なるべくストレスを減らすことが大切なので、
“食事が美味しい”と思えるということは、
想像以上に重要なことですね。

続いて、飲料水です。
SEI SHOPで人気なのは、
保存水の専門メーカー「ジャパンミネラル」が製造する
「カムイワッカ麗水・15年」
こちらは国内最長15年間の保存が可能な水だということです。

そして、最後に「簡易トイレ」です。
最近では、使い勝手の工夫されたものが出てきています。
例えば、災害用トイレではこれまでになかった
“タブレット状”の薬・薬剤を、
「前もって」トイレに入れておけるタイプのもの。
これまでの簡易トイレというのは、
用を足した“後から”薬をふりかけるものでした。
こちらは、前もって入れておけることで、
排せつ物をあまり見ることなく、ビニール袋をしばるだけで
処理ができて、とても使いやすいということです。
1日に何度も使うトイレですから、ちょっとした違いで、
災害の時のストレスが、大幅に軽減されそうです。

この他にも進化しているのが「歯ブラシ」です。
災害の時こそ、口の中のケア、口腔ケアが大切なんですが、
例えば、チタンから生ずるマイナスイオンの効果で、
ほんのわずかなお水だけで、
虫歯菌を除去できる歯ブラシが登場するなど、
科学技術の進歩とともに防災グッズも進化しています。

今回、取材した「SEI SHOP」のホームページは、
その商品が、なぜいいのか、他とどこが違うのか、
詳しく書いてありますので、防災グッズ選びに迷ったら、
参考にしてみては、いかがでしょうか。

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