先週、気象庁から
関東甲信が梅雨入りしたとみられるという発表がありました。

この時期は、
大雨災害に加えて、梅雨の晴れ間にも注意が必要です!
今週、静岡県で3日連続の猛暑日を記録。
東京でも、
33.4度まで上がるなど今シーズン一番の暑さとなりました。
気温の上昇と共に、熱中症で搬送される方も増えています。
もはや、この気温の上昇は”災害”とも言えます。

今朝は、
「熱中症に注意 これだけは気を付けて欲しい事」
と題してお届けします。

熱中症になるケースで最も多いのは、「家の中」です。
エアコンを使って部屋を涼しく保つ事が大切です。
暑くなってからではなく、エアコンを入れる基準を決めておきましょう。

「室温28度」「湿度70%」は、エアコンを入れる目安です。
また、エアコンは頻繁にONとOFFを繰り返すと、
そのたびに電力を消費してしまいます。
実は、つけっぱなしの方が省エネです。
ですから、
「身体の為にも、
電気料金の節約の為にもエアコンはつけっぱなしで使う」
という事がポイントです。

夜も25度を下回らない熱帯夜の日は、
寝ている間も熱中症になるリスクがあります。
枕元に、常温のお水を置いて、
寝る前や起きた時、目が覚めた時に水分を補給しましょう。

熱中症で搬送される方のおよそ半数は「65歳以上の高齢者」です。
高齢の方は、暑さを感じにくくなり、
基礎代謝も落ちる為若い人よりも寒がりになります。
体感に頼ってしまうと対策が遅れてしまう事にもつながります。

ご家族や周囲の方が、「室温は何度?」と確認し、
「室温が28度に下がるまでエアコンを入れ続けて」
など具体的に伝えましょう。

エアコンがない場合はどうしたら良いのか?
直射日光を防ぐために、すだれや遮光カーテン、
植物による緑のカーテンを活用してみる。
窓を開けて風通しを良くしたり、
家の周りに内水をまくなどの対策も1つです。
自治体によってはエアコンの設置費用の補助をしている所もありますから
一度確認してみる事をおすすめします。

子供も熱中症になりやすい為注意が必要です。

子供は体温調節の機能が発達していない為、
身体に熱がこもりやすくなっています。
また、身長が低く、地面の照り返しの影響を受けやすいです。

大量の汗をかいている、
顔が赤いという時は涼しい環境で休ませたり
長時間外で遊ばせないなどの対策も必要です。
その他、こんな工夫も・・・。
“外で遊ぶ時は、氷を沢山入れた水筒を持たせる”
こうしておけば、
一度飲み切っても、水道水などで足すことができます。

そして、赤ちゃんは、
「ベビーカーに乗せていて熱中症になる事もあります」

日よけカバーを使うと、熱がこもりやすくなりますから、
こまめに表情を確認する事が大切です。
その他、ベビーカーは背丈の高いものやメッシュ素材を選ぶ。
保冷剤をタオルに巻いてシートに置くなどの暑さ対策を行いましょう。

熱中症の危険性が高い時は、「外出しない」ことが重要ですが、
外出が避けられないときは直射日光を避けて、
なるべく涼しい服装で出かけましょう。

来週も気温の高い状態が続きます。
室内にいても外にいても熱中症対策をしっかりなさってください。


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