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2012.05.26
21:55 「あなたがもし、東京の一般道を車で走行中に大地震に遭遇したら・・・」


この時間は、さまざまなシチュエーションを想定して、
大地震の際のとっさの行動や、知っておくと安心なことなど
あなたの身を守るために大切な情報をお届けします。

今夜は・・・・・
「あなたがもし、東京の一般道を車で走行中に大地震に遭遇したら・・・」

昨年の東日本大震災を受けて、警視庁では今年3月に
大震災発生直後の交通規制を大きく見直しました。

東京都内で震度6弱以上の大きな地震が発生したら
環状7号線から都心方向への一般車両の通行が禁止となります!
通行禁止は、オートバイも含みます。

また、環状8号線から都心方向への一般車両の「流入抑制」も実施されるということ。
流入抑制・・・ききなれない言葉ですが、これは都心部へ一般車両が入ってくるのを
減らすのが目的。
なので、環状7号線から外に出て行く車については規制されないということです

また、消防・警察・自衛隊などの緊急自動車専用の道路に7つの路線が指定されます。

それは、国道4号 ・国道17号・国道20号 ・国道246号・目白通り・外堀通り・そして、首都高速道路を始めとする高速道路。 この7路線です。

こうした緊急自動車専用路を通行中の自動車は、速やかに道路外の場所に移動するようにしましょう。その後の、被災状況によっては、緊急自動車専用道路に加え、それ以外の路線も
交通規制がかかる場合があります。

震災時の交通規制の目的は、人命救助、消火活動です。

首都直下地震では火災での被害者が多くなると想定されていますが、
火災を広げない為には、なんと言っても、初期消火が一番大切!!
消防車や救急車などが通れるよう、車での外出は控えましょう。

今日の【防災フロントライン ワンポイントチェック!】

大震災発生直後は、避難などのためであっても、新たに自動車を乗り出さないで!!

家族との連絡、避難などには自動車は使用しないようにしましょう。
自動車を使用しなくてもいいように、ふだんから家族や職場で話し合っておくことも大切です。
また、震度5強の場合でも場合によっては、交通規制を行う場合もあります。
万が一震災時に都内で車を運転している場合は交通情報の掲示板、カーラジオなどで
交通情報を、よく確認をしてください。

震災直後、緊急車両が、一刻も早く助けを求める人のもとへ救助にいけるように!
火災を食い止められるように!

お互いが工夫しあって、速やかに行動できるようにしたいですね。




2012.05.19
21:55 『夕食を作っている最中に大きな地震が起こったら・・・』


先日、東京都が発表した首都直下地震の被害想定、ご覧になりましたか?

東京湾北部が震源地となった場合、23区の7割で震度6強以上の揺れが起こるそうです。
最大で、揺れによる建物倒壊で、5300人以上、火災で4000人以上が死亡し、
負傷者は14万人と想定されました。

火が出るのか、倒れるのか、地盤が傾くのか。
地震発生のそのとき、身の回りに起きる事を具体的に想像する事が
防災の第一歩です。

被害想定でも、冬の18時、夕食を作っている時間に地震が起きた場合の被害が、一番大きくなるそう。
被害を大きくするのは、火事の延焼とのこと。初期消火がとても大切です。

燃え広がりそうなのは、木造の建物が密集している市街地。
東京でいうと、環六、環七、環八の両側に木造密集市街地域が広がっています。
初期消火に失敗すると、どんどん燃え広がってしまうとのこと。
そこに、東京で言うと30万棟をはるかに越えるくらいの被害が集中的に発生すると言われています。

このような木造密集市街地というのは、
90年前の関東大震災の時には無かった市街地なんです。
昔の農道に沿って、自然発生的に家が建ってしまっており、
日常でも消防車が入るのが難しかったり、救急車が家の前に止まれないくらい道が細い地域は要注意です。

そういう木造建物密集地域で一番怖いのが、火災です。

ここで。防災ワンポイントチェック 。

『 初期消火が一番大切!日ごろから消防訓練に参加しよう! 』

燃え広がるときはまだ火が小さいので、素人でも消すことが出来ます。
バスタブの中に入っていた水にバスタオルをつけ、
濡れたバスタオルで消化することもできます。
もし、火が出たらどのような行動を取るか、想定しておくだけで
被害を少なく出来るでしょう。

そして、消防訓練に参加すること。

燃え広がる前、まだ個人の努力で消せる時の初期消火が、みんなの命を救います。

火を消せるのは、火の一番近くにいる、あなたです。




2012.05.15
10:48 「あなたがもし、地下鉄に乗っているときに大きな地震が起きたら・・・」


もしあなたがこんな時間、こんな場所で大地震に遭遇したら、
自分の身を守るために何が一番大切なのか?
さまざまなシチュエーションを想定して、防災の備えを一緒に考えて行く番組。
防災フロントライン!

今日のテーマは。
「あなたがもし、地下鉄に乗っているときに大きな地震が起きたら・・・」

東京の街を、網の目のように走る地下鉄。
最も古い地下鉄・銀座線でも、その開通は昭和2年。
つまり、関東大震災以降にできたもの。
昨年3月に発生した東日本大震災は、
首都圏が近代的な都市になってはじめての大震災だったわけで、
それまで一度も、都心の鉄道は震災に遭遇したことはありませんでした。

阪神淡路大震災を受けて、耐震強化などのハード面は整備してきたとはいえ、
溢れる帰宅困難者への対応や、情報の迅速な提供などのソフト面の対処方法には
多くの課題が残りました。
鉄道の線路は、数ミリから1センチでも線路の幅が広がったり沈んだりするだけで
1箇所につき1時間から2時間、修理に時間がかかるそうです。
大きな地震が起きて、何千箇所もゆがみが出てしまったら・・・
鉄道が長い時間止まるのは確実!
普段、鉄道を利用する私たちは、そのことは頭に入れておいた方が良さそうです。

さて。そんな地下鉄で大地震に遭遇してしまったら・・・!

大きな地震であれば、急に停電になって真っ暗になってしまう可能性もあります。
まずは、パニックにならずに大きく深呼吸して落ち着くことが大事、
とおっしゃるのは、鉄道ジャーナリストの梅原 淳さん。

梅原さんに、具体的にどんな行動をとるべきかを伺ったところ、

「ガラスが割れる可能性もあるので、なるべく窓の近くにはいないようにしましょう。
また、地震後、すぐに避難したほうがいい場合は、列車内で火災が発生したとき!!
たとえば垂れ下がった電線から出火したり、万が一、車内に可燃物があったら、
燃えないとも限りません火災が発生したときには・・・すぐに逃げてください」とのこと。

ちなみに、車内で火災が発生し、逃げる際、
地下鉄銀座線、丸ノ内線、ゆりかもめなどのゴムタイヤで走る線路は、
線路脇に架線が通っています!注意が必要です!
架線に電気が通っている場合には触れると感電してしまうからです。

どうしても逃げなくては!というときは
まず隣の車両に逃げて、車両をつたって進み、
運転室の非常口から脱出するのが最善の方法だそうです。
火災もない。停電していて真っ暗で立ち往生している状態ならば、
地下鉄係員の指示に従い、しばらく様子を見てくださいね。

地下鉄で大地震に遭遇したら、
停電真っ暗のなかでパニックになったとしても
大きく深呼吸。まずは落ち着くことが肝心です
覚えておいてくださいね!




2012.05.05
21:55 『マイカーで首都高速を走行中に、大地震に遭遇したら』


もしも、あなたがこんな時間に、こんな場所で大きな地震に遭遇したら・・・。
身を守るとっさの行動や、知っておくと安心なことをさまざまなシチュエーションを想定してお送りしている番組、それが「防災フロントライン」です!

今日のテーマは、
『マイカーで首都高速を走行中に、大地震に遭遇したら』

首都高速を走っている最中
突然、大地震があなたを襲ったら・・・・
地震の揺れによってハンドルは取られ、
タイヤも路面を滑ってしまい、
車は左右にぐらぐらと振り回されてしまうでしょう。
まるで、波にゆれる船のような状態
飲みかけのジュースやCDなど、車内に置いていたものははじき飛ばされ、
チャイルドシートに乗ったこどもさんも、
安全ベルトをきちっと締めていないと
体を投げ出されてしまうかも知れませんね。

車で首都高を走行中に地震に遭遇した場合、
まず最初に行って頂きたいことは、急ハンドルや急ブレーキをかけずに
ゆっくり左側に停車をしてください。

それは、首都高速は、災害発生時の緊急交通路として優先路線に位置づけられているから。
中央部は、救急車や消防車、パトカーなどの緊急交通車両のために使用したいということあるのです。

震度5強以上の大地震が発生すると、首都高の入り口は閉鎖され、
すぐに首都高速の安全パトロールカーが道路内を点検に回ります。
その間は車の中でラジオなどを聴きながら地震の状況を確認してくださいね。

万が一、道路に段差ができたり、火災が発生したなどの、大きな被害が出ている場合は警察やパトロール隊から避難指示が出されます。

首都高速内に車を止めて避難する場合は、
まずエンジンを切って、エンジンキーをつけたまま
窓を閉めて ドアをロックしないで車から離れましょう!

車から離れたら、最寄の非常口から高架下へ降りてください。
(非常口はおよそ1キロ間隔、トンネル内の場合はおよそ400メートル間隔で設置されています。)
非常口から出ると降りた場所の所在地番と、避難場所の案内が出口扉に表示してあります。
各自で避難しましょう!
日頃から、首都高速を運転の際は、非常口の看板などをチェックしておいてくださいね。

防災フロントラインでした!



2012.05.01
18:05 毎週土曜 21:55〜 防災FRONT LINE


東京都防災会議地震部会が2012年4月18日に、
首都直下地震において発生する東京の被害想定を発表しました。

前回2006年に行った想定を大きく上回り、
東京23区の7割が震度6以上の揺れが起きたり、
焼失や倒壊する建物は30万棟あまりに。
死者は最大で9700人と想定され、避難民は339万人を超すそうです。

今後3年以内に震度6以上の地震が首都圏に起きる確率は80%という報道もありま
すが、もし、首都圏に大きな震災が起きたら、首都圏に住む人々はどうしたら被
害を最小に抑えられるのでしょうか。

「防災フロントライン」では、
もしも、あなたがこんな時間に、こんな場所で大きな地震に遭遇したら。
身を守るとっさの行動や、知っておくと安心なことをさまざまなシチュエーショ
ンを想定してお伝えしていきます。




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