2012.07.28
15:55 「大規模レジャー施設で大地震に遭遇したら?」


災害時に役に立つ、さまざまな情報をお届けしている
「防災フロントライン」

映画館や、野球場など、大規模集客施設にいるときに
大地震に遭遇したら、どのような行動を取ればいいでしょうか。

東京ドームシティに取材に行ってきました。

「一番怖いのは、パニックがおき、一斉に出口に向かうこと」

そう答えてくれたのは、角田さん。

出口が限られている為、人が殺到し、
押された勢いで、折り重なるようにして倒れてしまえば、
下にいる人の命が危険です。

東京ドームなどのように建物自体の耐震性に優れている場合は、
むやみに外に飛び出るより、
建物の中に居て揺れがおさまるまでじっとしているほうが安全です。

遊具に乗っている場合も、自己判断で動き出すより、
普段から訓練をしている係員の指示に従うことが大切とのこと。

冷静に行動が出来れば、被害も最小限に抑えることが出来るでしょう。

いざと言う時こそ、パニックにならないように
大きく深呼吸して、心を落ち着けましょう。
周りを見渡し、全体を把握して、冷静な行動を心がけるといいですね。


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2012.07.26
15:55 放送時間変更のお知らせ


7月28日(土)、8月4日(土)、8月11日(土)の
「三和シヤッター 防災FRONTLINE」は15:55〜の放送になります。
また、ポッドキャストの更新時間も15:55〜になります。 ご了承下さい。




2012.07.21
08:55 「行楽地で災害が起きたら」


災害時のさまざまなシチュエーションを想定して
知っておくと役に立つ「ワンポイント情報」をお届けしている
防災フロントライン。

そろそろ夏休み。お出かけの予定を立てている方も多いのではないでしょうか。

行楽地で大災害が起きたら、どのような事に気をつければよいのか
災害社会学を研究している東洋大学准教授
関谷直也さんにお話をお伺いしました。

「大きな施設は各施設ごとに避難計画があるので、災害時には係員の指示に従うこと。
パニックになるのが一番危険です。」とのこと。

「また、海や川などに出かけるときは、出かけ先がどのようなリスクがあるか、
考えておいたほうがよいですよ。
河の近くであれば土砂災害、海であれば津波の危険性が高いですし、
万が一災害が発生したら何が起きるかを、少しでもいいので考えておく事が被害を少なくするためには一番大切なのではないでしょうか。」

と、おっしゃっていました。

災害リスクのある観光地に行くと、
だいたいハザードマップが用意されていて、
避難場所がどこにあるかということが書いた地図が観光センターなどに置いてありますよね。
観光地に着いたら、観光MAPやハザードMAPを手に入れて持っておくといいですね。

また、海水浴場などの場合は看板などが出ていますので、
非常時にはどこに逃げたらいいのかなど、考えておくといいかもしれませんね。

みなさん、楽しんで夏休みをお過ごし下さいね!




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2012.07.14
08:55 「防災用備蓄は日常の延長で考えよう」


防災フロントライン。
災害時のさまざまなシチュエーションを想定して
知っておくと役に立つ「ワンポイント情報」をお届けしています。

震災後、家での防災備蓄をしている方も多いと思います。
でも、いつのまにか賞味期限が過ぎていたり、
備蓄用に用意していたはずの水を飲んでしまい無くなってしまったり、
継続して防災備蓄をし続けるのはなかなか大変。

コンスタントに同じような量の
防災備蓄を継続するためには、どんなコツがあるのでしょうか。

「防災用備蓄は、日常の延長として考えるといいですよ」

というのは、防災危機管理ジャーナリストの渡辺実さんです。

防災備蓄のメンテナンスをするのはなかなか大変。
日常の食生活など工夫して、日常の延長で備蓄を考えましょう。

例えば、飲料水。
みなさん、ペットボトルで備蓄をしようと考えると思いますが、
それも正しいのですが、
日常の中で忘れている20リットルくらいの新鮮な水がある場所・・・。
忘れていませんか?
そう、トイレ!

え?トイレ??と思った方。

水洗トイレのタンクの中にはだいたい20リットルくらいの水が入っていて、
使うたびに入れ替わります。

もし地震が起きたら、水道は止まるので新しい水は供給されませんが、
トイレのタンクの中にある水が使えると思っておけば、少し安心しませんか?

ただ、清潔に保つ為には、タンクの上の水道で手を洗わない、
地震が起きたらタンクの水を流さないようにする。
など、頭の片隅においておくだけでも、いざと言う時に
役に立つと思いますよ。


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2012.07.07
08:55 「あなたの住んでいる建物の築年数を知っていますか?」


災害時のさまざまなシチュエーションを想定して
知っておくと役に立つ「ワンポイント情報」をお届けしている
防災フロントライン。

今回のテーマは、建物の築年数についてです。
あなたの住んでいる家は、直下型地震に耐えられる建物でしょうか。
わからない、と言う方が多いと思いますが、
ポイントは、建物が1981年以前に建てられたのか、以降に建てられたのかを調べる事です。

というのも、1981年は、耐震基準法改正が行われて、耐震基準が大幅に厳しくなった年なんです。

直下型地震の一番の被害は、建物の倒壊による圧死なのですが、
防災危機管理ジャーナリストの渡辺実さんによると、
実際に、阪神淡路大震災の時も、新基準の建物の崩壊は少なかったそうです。

今年4月に東京都の防災会議が発表した首都直下地震の被害想定では、
約1万人の方が、家の崩壊や、火事の被害で亡くなると想定されています。

と、いうことは、家の耐震化、不燃化を行えば、被害は大幅に減らすことが出来るはず。

まずは、1981年以前か以降か、あなたのお住まいになっている建物がいつ建てられたのか、確認しましょう!

お住まいの住宅が、1981年以前に建てられている、と言う方は、一度、耐震診断を受けてみてくださいね。
耐震診断や、補強工事には、自治体の補助もあるので、お住まいの自治体に相談してみるのもいいですよ。

今回の番組ポットキャストは、放送では紹介しきれなかった取材の模様も入っていますので、
是非聞いてみてくださいね。



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2012.06.30
08:55 「防災用備蓄グッズ、どうやって用意しておく?」


知っておくと役に立つ、ワンポイント情報をお届けしている、
防災フロントライン。

今回のテーマは防災用備蓄グッズ。

みなさん、防災用備蓄グッズ、用意してますか?
水やカップラーメンなどを備蓄している方も多いと思います。

備蓄の代表的な方法として、市販の防災セットを購入して、そこに
メガネやコンタクトレンズ、常備薬、携帯ラジオなど、
必要なものを加えていくという方法がありますね。

可能であれば、非常用持ち出し用と、自宅用をそれぞれに備えておくといいと
教えてくれたのは、
危機管理教育研究所の国崎信江さん。

持ち運びの事を考えて、
キャリーバックとか、防災ベストにして用意しておくと便利だと、
おっしゃっていました。

防災備蓄品は、一箇所にまとめるのではなく、用途別に
分散しておくといざと言う時に安心ですね!

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2012.06.23
08:55 「大震災発生時、電話が繋がらない・・・そのときどうする?」


大規模な地震が発生すると、親族や友人の安否を確認したいもの。

でも、電話が込み合っていて繋がらない、携帯電話も電池切れ・・・
災害伝言ダイヤル171(イチ・ナナ・イチ)に電話したくても、その手段もない・・・
そういうときにはどのようにしたらいいのでしょうか。

実は、公衆電話は、一般の電話に比べて繋がりやすくなっているので、
緊急の場合は公衆電話を活用するのもオススメです。

また、災害救助法が発令され、広域停電が起きている場合には公衆電話が無料開放になるんだそうです。

ちなみに、はじめて公衆電話を無料開放したのは、
2011年3月11日に起きた、東日本大震災の時。

東日本大震災被災地では、3月11日から4月14日まで無料開放したとのことです。

ただ、気をつけていただきたいのは、公衆電話によっては一旦10円か100円を投入する必要があるということ。

受話器を上げてツーっという音が聞こえてくる場合にはそのまま通話が出来るんですが、
受話器をあげてもツーと言う音が聞こえない場合は、
10円または100円のコインを投入してから使ってください。
コインは通話が終わると返却されます。

171は、被災地外からの安否情報の問い合わせが非常に多く、被災地の中からの安否の発信は少ないそう。

被災地にお住まいの方が、自分から情報を発信することで、確実に安否を伝える事が出来ます。
日ごろから、いざと言う時の連絡方法を、ご家族と話し合っておくといいですよ。




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2012.06.16
08:55 『深夜、自宅の寝室で寝ているときに、大地震がおきたら・・・!』


災害時のさまざまなシチュエーションを想定して
知っておくと役に立つ「ワンポイント情報」をお届けする、
「防災フロントライン」

今回のテーマは、
『深夜、自宅の寝室で寝ているときに、大地震がおきたら・・・!』

真っ暗闇で急に動こうとすると、思わぬ怪我をすることもあります。

目が慣れて、暗闇でも周りの様子が見えるようになってきたら・・・。
まず、気をつけて欲しいことは何か。

「真っ暗なときに歩くと、
とガラスの破片が飛び散っていることにも気がつかないなど、
思わぬ怪我をすることがあるんです。
なので、必ず足の保護を意識して頂きたいと思います。」

と、危機管理教育研究所の国崎信江先生はおっしゃっていました。

確かに、真っ暗な中、靴も履かずに歩いていて、
ガラスの破片で足を切る・・・。そんな可能性、ありますよね。

もし、寝ているときに大地震がおきて、近くに履物がない。
そんなときは、毛布や、枕で足を保護して、玄関まで行き、靴をはくといいそうですよ。

また、もしも自分が寝ている場所の側に、倒れたら自分が押しつぶされそうな場所に大きな家具がある場合は、きちんと家具止めをするなど、心がけてくださいね。

また、寝室の家具は、日頃から家具止めをしておくなどの備えが必要です。
寝室の照明器具が天井に当たって割れる場合もあるので
いざというとき危なくないか、確認してみてくださいね!




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2012.06.09
08:55 『自宅のキッチンで料理をしている最中に、大地震が起きたら・・・』


災害時のさまざまなシチュエーションを想定して
知っておくと役に立つ「ワンポイント情報」をお届けする、
「防災フロントライン」

今回のテーマは、『自宅のキッチンで料理をしている最中に、大地震が起きたら・・・』

限られたスペースに、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジに、食器棚・・・・
所狭しと、色々なものが置いてあるキッチン。

お鍋に火をかけて煮物を作りながら、フライパンでお肉を焼いて・・・
一度に2つも3つもコンロを使用している場合だってあります。
立ちながら作業をしている、そんなときに。
ぐらり、想像をはるかに超える大きな地震が襲ったら・・・・。
とっさにどんな行動をとったらよいのか。
事前に何も考えていなかったら、あわててしまうでしょうね。
一番大切なことは何だと思いますか?

「キッチンは家の中でもっとも危険な場所といわれています。
キッチンで地震の揺れを感じたら、とにもかくにも、
キッチンから離れるということを心がけていただきたいと思います。」

というのは、危機管理教育研究所の国崎信江先生です。

電子レンジや、炊飯器は吹き飛ばされ、冷蔵庫が倒れてくるかもしれません。
火にかけていた鍋が滑り落ち、煮えた具が飛び散ってくる恐れもあります。
棚の上の食器は、凶器になって落ちてくるでしょう。
地震が起きたらまず、身の安全を最優先に行動することが大事です。

今は、震度5相当以上の地震発生などの非常時には安全装置が作動し、
マイコンメーターがガスを遮断するシステムになっています。
火を止める動作よりもまず身を守る行動を優先して下さい。

また、限られたキッチン空間にある
冷蔵庫や食器棚などの大きな家具は
日頃から家具止めすることを心がけてくださいね。



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2012.06.02
08:55 「あなたがもし、東京の街を歩いているときに大地震に遭遇したら・・・」


大地震の際のとっさの行動や、知っておくと安心なことなど
あなたの身を守るために大切な情報をお届けする、「防災フロントライン」。

揺れを感じたら、まずは自分の身を守る行動を!
上から物が落ちてきたり、倒れやすいものが近くにあったりということがあるので、
『まず一番大事なのは頭を保護すること』が一番大切!

歩いているときには、
ビル街ならば、窓ガラスが割れて落ちてきたり、商店街ならば看板、街路灯が倒れてきたり。
エアコンの室外機などは基本的には、地面に固定してあるのが普通ですが
屋根置きのものや、住宅の壁に設置してあるものなどは揺れによって落ちてくる可能性も。
まずは、落下物に注意!

場所によっては建物から離れられない場合もあります。
身近にある建物が鉄筋コンクリートの比較的丈夫なものと判断できれば、
建物の中に入る、というのも身を守るひとつの方法だ、ということです。

ここで。防災フロントライン・ワンポイントチェック♪
大地震が起きたら、まずは持っているもので頭を守りましょう!

たとえ、何ももっていない場合でも、手で頭をおおうだけでも落下物から身を守れます!


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