2014.06.28
08:55 23区初!練馬区で災害時のペット管理ボランティア、募集開始


今回は、東京23区では初めての、
練馬区の取り組みについてご紹介します。

大きな災害が起きた時、国の指針として原則、
ペットと飼い主さんは一緒に避難所に入ることが出来ます。
これを「同行避難」と言います。

これまでの震災では、ペットがいるから・・・と
避難所に入らず孤立した方や、
置いていったペットが野生化してしまうケースが数多くありました。
それらを受けて、現在は同行避難ができるようになったんですが、
課題もあります。

ペットの受け入れ体制は自治体や避難所ごとに異なるのが現実で、
動物が苦手な方もいる中で、うまく共存できるように管理するのは
とても難しいことです。

そんな中、23区で初めて練馬区が、
災害が起きた時に避難所などで
「ペットの管理をするボランティアの募集」をはじめました。

6月11日からスタートしたばかりなんですが、
具体的には、
獣医さんやトリマーさん、動物病院などに勤務している方をはじめ、
自分でペットを飼った経験があって、
ある程度の経験や知識を持っている一般の方も
登録することができます。
近隣の区の方でもOKです。

災害が起きた時、避難所は被災者が押し寄せて、
運営サイドはどうしても「人」の対応で手いっぱいになります。
そんなときに、今回募集が始まったペット管理ボランティアの方々が
ペットの受付や、避難所での飼育の管理、指導をおこなうことで
避難所の運営がよりスムーズになります。
実は、ペットを飼っていない方にとっても、大切な活動なんですね。

ボランティアを希望する方は事前に練馬区の窓口に行き、
まずは少しレクチャーを受けます。
この際、災害時に練馬区内に99ある拠点のうち、
どこで活動するのか、自分で選びます。
今後、ボランティア向けに訓練や研修もおこなうということです。

飼い主さんは、自分の手で
ペットとのより過ごしやすい避難生活を作ることもできる、
このボランティア制度。
練馬区以外にも今後、広がっていくといいですね。

練馬区の取り組み、詳しくは
こちら
をご覧ください!



音声ファイルはこちら


2014.06.21
08:55 救急医療情報キット、しっていますか?


今回は、いま全国の自治体で配布が広がっていて
災害のときにも役に立つ
「救急医療情報キット」についてご紹介します。

一人暮らしの方や持病のある方、特に高齢の方は
家にいるときに具合が悪くなって救急車を呼んでも、
到着した救急隊員の方に自分の情報・・・
例えば持病や血液型、家族の連絡先などを
うまく伝えられないことがあります。

逆に、それらの情報を迅速に伝えられれば、
それだけ早く、適切な処置を受けることもできます。
そこで開発されたのが、この「救急医療情報キット」。
元々は港区で始まったもので、
いま多くの自治体で、無料で配布されています。

キットの内容は自治体によって少し異なりますが、
多くの場合は、まずプラスティックの専用容器・・・
これは500ミリのペットボトルくらいの筒形容器なんですが、
この容器と、自分の情報を書き込むための用紙、
そしてステッカー2枚がワンセットになっています。

専用用紙に情報を書き込んだら、
保険証とかかりつけ病院の診察券のコピー、
お薬手帳のコピー、そして自分の顔写真を一緒に、
容器に入れます。

そして、ここからがこのキットのユニークなところ。
容器を「冷蔵庫の中」に保管して、
2枚のステッカーをそれぞれ冷蔵庫の扉と
玄関ドアの内側に張り付けます!

実はこの救急医療情報キットのポイントは、冷蔵庫。
冷蔵庫は殆どの家庭にあって、
しかもすぐに場所が分かりますよね。
ここに保管しておくことで、
駆け付けた救急隊員がスムーズに情報にたどりつけるんです。
このキットを導入している自治体の救急隊員の方なら、
到着後、ステッカーを目にすることで、
冷蔵庫にキットがあるとすぐに分かります。

なお、キットを開発した港区では、
区内の高齢の方や障害をお持ちの方、
健康上の不安をかかえている方などを中心に、
申請があればどなたにも配布しているそうです。
首都直下地震も想定される中、
私個人としては更に多くの自治体で、
一人暮らしの若い方や、外国人の方に向けても、
キットの配布が広がるといいなと思います。
あなたも、ご自身の自治体に一度
問い合わせてみてはいかがでしょうか?


音声ファイルはこちら


2014.06.14
08:55 都市部での豪雨災害から身を守る


今回は、
都市部で豪雨災害から身を守るためのお話です。

最近、大雨による被害が各地で相次いでいますね。
梅雨の時期と言うこともありますし、
これから夏になるとまたゲリラ豪雨が発生することも考えられます。
いまや「たかが雨」では済まされない状況の中、
身を守る方法を正しく知っておくことはとても重要です。

山間部の豪雨では土砂崩れや地滑りなどに注意が必要ですが、
都市部ではアスファルトなどで舗装されているので
下水管に大量の雨が流れ込んで処理能力を超えてしまった場合、
道路が冠水したり、低い土地でなくても浸水したりします。
これが、「都市型水害」です。

では、都市部では大雨にどう気をつけるべきか。

まずは、今後の雨の見通しや、
自治体からの避難勧告・避難指示を確認して下さい。
これらの情報はラジオやテレビでも報道されますし、
避難情報については各自治体のHPや防災行政無線でも伝えられます。
夕方になると街中で夕焼け小焼けなどのメロディが聞こえますよね。
あの音楽を流しているのが、防災行政無線のスピーカーです。

もし避難の情報が出た場合は
次のことに注意して避難所へ移動して下さい。

 ・車は使わない
  →他の方の避難の妨げになることもあります
 
 ・水の入りやすい長靴ではなく、
  脱げにくく歩きやすいスニーカーなどを履く
  →紐で調整できるスニーカーがベスト!

 ・長い棒(傘や物干し竿なども可)を杖代わりにして、
  足元の安全を確認しながら歩く
  →冠水すると、蓋の外れたマンホールや側溝など
    思わぬ「落とし穴」にはまってしまうことがあります

 ・1人より2人、3人・・・と複数で1本のロープを持ちながら歩く
  →誰かががこけたり流されそうになっても、
    人数が多いほど素早く助けることができます

なお、運転中に車を降りて避難する目安は、
マフラーより上に水が来たときです。
エンストする恐れがあるほか、水深70センチ位になると
ドアが開かず閉じ込められる恐れがあります。
そうなったら、窓を割ってでも避難しましょう。 

また、地下にいる場合は、
換気扇などから浸水してくることがあります。
扉が水圧で開かなくなり
流れ込んできた水で命を落とすこともあるので、
地下からは早めに避難します。

都市部ならではの大雨への正しい対処法。
是非、あなたも知っておいて下さいね。

音声ファイルはこちら


2014.06.07
08:55 火の教育「火育」


災害が起きたとき、
電気・ガス・水道などの「ライフライン」が断たれると
非常に厳しい状況になりますよね。
普段から自分たちでも備えをしておくことが大切です。

そんな中、東京ガスではいま
小学生以上のお子さんと親御さんを対象に、
防災や災害も見据えた火の教育「火育」を進めています。
広報部の小町圭子(こまち・けいこ)さんにお話を伺いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 東日本大震災の時に、
 避難所で一番最初にやったことが『火をおこす』ことだったそうです。
 ところが、火をおこすことはできても、
 その火を大きくしてコントロールする
 =維持したり、管理したりする人が非常に少なかったと聞いています。

 やはり知識とコツがいるんです。

 例えば、『どんなものが燃料に適しているか』
 『燃やす順番』『空気の入れ方』・・・
 そういった知識がないと、
 火はなかなか上手に燃え続けることが出来ません。

 ですので、東京ガスの火育では、そのような知識を学んで、
 実際に体験して頂いています。

 例えば、災害が起きた時すぐに実践できるように、
 身近なもの・・・家にある鍋やザルを使って『かまど』を作り、
 その中に新聞紙や牛乳パックをちぎっていれると
 火が燃えやすいんですが、
 それらを入れる順番なども実際に体験して頂きます。

 他には『マッチ擦り体験』。
 正しいマッチの擦り方ってあるんですが、
 親御さんが
 「知らなかった、正しいマッチの擦り方ってあったんですね!」と
 驚きの声を頂いていたりもしていて、
 非常に役に立つプログラム内容になっていると思います。

 生き抜くために、火は必要なものです。
 だからこそ、火を正しく扱ってコントロールできるように、
 火育プログラムを体験して、
 知識と技術をつけて頂ければと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

東京ガスでの『火育』の体験イベント、
近いところでは6月15日(日)豊洲の『がすてなーに ガスの科学館』、
22日(日)に小平市の『ガスミュージアム がす資料館』で開かれるそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。
火を使って、マシュマロを焼いて食べる体験もできるそうですよ。

http://www.tokyo-gas.co.jp/hiiku/

あなたは・・・火をうまくコントロールできますか?


音声ファイルはこちら


2014.05.31
08:55 給水拠点を知る方法


今回は、災害の時の水のお話です。

大地震などが起きて断水した場合でも、
私たちは給水拠点で、応急措置として水を受け取ることができます。
東京都内には東京都水道局による給水拠点が203か所、
だいたい半径2キロ内に1か所、設置されています。
災害時でも新鮮な水をこんなにも身近で受け取ることが出来るって、
実は国内で見ても凄いことなんです!

でも、身近な給水拠点がどこなのか、
知っている方はあまり多くないですよね・・・
ましてや外出先だと、
たとえ2キロ圏内にあったとしても
どっちに向かえばいいのかさえ分からないのではないでしょうか。

そこで東京都水道局では、
「ロケスマ」というアプリとコラボレーションして、
最寄りの給水拠点を
スマホの地図上で知ることが出来る取り組みをはじめました。

そもそも「ロケスマ」と言うのは、
自分が知りたい情報を「ピン」としてダウンロードして、
地図上にドロップ、展開できるという地図アプリです。
コンビニやATMなどにはじまり、無線LANのある電源カフェ、
AEDの設置場所、トイレなど、
ほかにも災害の時に役立ちそうな色々なカテゴリーがあります。

東京都水道局の給水拠点のピンをダウンロードしてドロップすると、
まさに、およそ2キロ圏内に1つ給水拠点があるのが分かります。

ちなみに、表示された給水拠点をタップすると、
その拠点の写真をみることができるほか、
現在地からの経路も表示されて、
歩いておよそ何分かかるかも分かります。
GPSでの音声ナビもしてくれるので、全く知らない土地でも安心です。

なお、給水拠点で水をもらう際には、
自分で容器を持っていく必要があります。
外出するときはいつもペットボトルの水を
バッグの中に入れておいて、
空になってもボトルは捨てずに持ち歩くことをお勧めします!

また、災害の時には汲み置きの水が何より役に立ちます。
直射日光を避ければ、3日程度は飲料用として使用することができます。
 
 ※浄水器をとおした水は塩素による消毒効果がないので、
  毎日くみ替えて下さいね。

水の容器の蓋いっぱいまで水を注いで、
なるべく水を空気に触れさせないのがポイントです。

音声ファイルはこちら


2014.05.24
08:55 ペットとの同行避難とシンポジウム


今回は、ペットとの避難について考えます。

ペットを飼っている方はいま本当に多いですが、
飼い主の方、
「災害が起きて避難することになったら・・・」と
考えたことはあるでしょうか?

国の指針として
『ペットの犬と猫』に関しては原則、
一緒に避難所に避難できます。
これを『同行避難』と言って、環境省がガイドラインも発表しています。

ただ、避難所ごとに、種類や大きさなどで受け入れの条件が異なるほか、
屋外の専用スペースで集団で飼育しなくてはならなかったり、
ペットへの支援物資はない、という現実もあります。
よりよい「共助」のために、
現状に合わせたガイドラインを
自治体ごとに作り直すことがいま求められていて、
飼い主さん自身の要望を自治体に伝えることも、とても重要です。

一方で、何より大切なのが「自助」。
つまり、いざという時に備えて飼い主さん自身が準備をしておくこと。

例えば、予防接種を受けておかないと避難所に入るのは難しいので、
きちんと受けておく。
クレートなどに入るトレーニングをしておく。
ペット用の防災グッズや持ち出し袋を用意しておく、など。
やらなくてはいけないこと、知っておくべきことは沢山あります。

ペットとの避難について、一度きちんと知りたいという方は
こんなシンポジウムもお勧めします。

5月25日(日)午後2時から東京大学の講堂で行われる
『災害時におけるペットとの同行避難を考える』というシンポジウム。
『犬の飼い主検定』などを行う
NPO法人 動物愛護社会化推進協会が開催するものです。

シンポジウムでは、
仙台市動物管理センター長による
東日本大震災でのペットをめぐる話や、
環境省の職員の方による同行避難のガイドラインの詳しい話、
同行避難に必要なものや心構えのレクチャーなど、
避難所を運用する側・飼い主側、
どちらの立場からも学べるものとなっています。
入場無料で、当日参加もOKだそうです。

ペットを本当に『家族』と考えるなら、
まずは知るところからスタートしませんか?


音声ファイルはこちら


2014.05.17
08:55 アウトドアを楽しみながら、防災力を高めるキャンプイベント!


今回は、アウトドア防災イベントをご紹介します!
5月17日(土)と18日(日)、
東京の埋め立て臨海エリアで行われるのが
「楽しみながら防災!STEPCAMP in 海の森」です。
STEPCAMPは、
被災した時に役に立つアウトドアのノウハウを
楽しく、実践的に学ぶ体験型の防災キャンププログラムで、
アウトドアガイドの
寒川一(さんがわ・はじめ)さんなどが中心となって展開しています。

アウトドアでは当たり前のこと・・・
例えば、火を起こして暖を取る、お米を炊く、
テントを張って寒さをしのぐと言ったことは、
実は被災した時にとても役立ちます。
STEPCAMPではこのようなスキルを
アウトドア業界のプロの指導者がレクチャーしてくれたり、
ワークショップで実際に自分でも体験することで、
キャンプを全く経験した事がない人や子供でも、
楽しみながら技術を身につけることができるそうです。

では、今回のSTEPCAMPで具体的にどんなことをするのか。
少しご紹介しましょう。
まず、ユニークなのが、ケリーケトルでのお湯沸し体験です。
ケリーケトルと言うのは水筒とコンロが一体になったやかんで、
底の部分に、その辺で拾ってきた枯葉や小枝、松ぼっくりをくべると
お湯も沸かせるし、簡単な調理もできる・・・という優れものです!
専用の燃料がいらないので、
災害の時には本当に強い味方となってくれそうですね。

このほか、ワークショップでは空き缶でご飯を炊いたり、
テントを張ったり、1分間でできるパスタを作ったりと、
たくさんの体験イベントがあります。
また、災害の時に役立つアウトドアウェアやツール、テントの選び方など、
色々なトークショーも行われます。
基本的には参加無料で、一部のワークショップのみ500円かかります。
ちなみに、このSTEPCAMPが行われる「海の森」へはこの土日、
新木場駅から無料シャトルバスが30分間隔で運行されます。
車の方も駐車場が無料、犬との同伴入場もOKとのことですよ。
詳しくはSTEPCAMPのHPに載っています。
興味のある方、是非チェックしてください!


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2014.05.10
08:55 液状化、あなたは大丈夫ですか?


5月5日に東京で震度5弱を観測する地震がありましたね。
東京では久しぶりの大きな揺れ・・・
改めて備えをしておかなくてはいけないなと思った方も多いと思います。
大地震が起きたとき、揺れや津波、火災以外にも
いま注意しなくてはならないものがあります。それは、液状化現象です。
そこで今回は、この液状化現象に関する話題をお伝えします。

東日本大震災では千葉県浦安市や美浜区など中心に
首都圏でも大きな被害が出ましたね。
都内でも5つの区で、木造住宅が傾くなどの被害が出ました。
そこで東京都では5月1日に、建物の液状化に関する情報を集めた
ポータルサイトを開設しました。
このサイトでは自分の家や会社、学校のある場所が
どれくらい液状化の可能性があるかが分かるんです。

サイトは主に、3つのコンテンツから成り立っています。
ひとつめは、そもそも液状化現象とは何か。
イラストで分かりやすく解説しています。

ふたつめが、液状化の可能性を昔の地図から知ることができるというもの。
液状化は「土地の履歴」・・・つまりその土地の成り立ちを知ることによって、
ある程度把握できると言われています。
そこでこのサイトでは、同じ土地についての地図6枚、
明治初期、昭和10年頃、30年頃、60年頃、平成23年、そして最新地図を
パラパラめくるように見比べることが出来るんです。
土地の特色ごとに、色付けして地図に重ね合わせることもできます。
これで見比べると、例えば明治時代は川が氾濫する場所だった、湿地だったなど
いまでは分からない事実も浮き彫りになります。

コンテンツ3つめは、対策を取るための方法や連絡先一覧。
とても詳しく載っているので、複雑な手続きや仕組みも理解することが出来ます。

これから家を建てようとしている方、
特にこのサイトをまず確認すること、お勧めします!

東京都 建物における液状化対策ポータルサイト
http://tokyo-toshiseibi-ekijoka.jp/


音声ファイルはこちら


2014.05.03
08:55 ジュニア防災検定、第二回の受検者を募集中!


今回は、お子さんと一緒に防災について考える検定
「ジュニア防災検定」をご紹介します。

対象は小中学生で、
内閣府や消防庁などがバックアップしているものです。
ユニークなのが、家族で取り組まなくてはならない課題があるという点。

 ?防災について家族で話し合ったことを書いて提出する事前課題、
 
 ?会場でこども本人が受ける検定テスト、

 ?自由研究形式で取り組む事後課題。

この3つの総合評価によって、
初級・中級・上級それぞれに認定されます。
素敵な認定バッジも貰えるので、
子供さんのモチベーションも上がりそうです!

一般受験が次回は7月6日に行われるんですが、
3段階の受検で、家族も一緒に取り組む・・・
なかなかハードルが高そうにも思えますね。

1回目の検定試検を終えての様子を、
防災検定協会の常務理事、濱口和久さんに伺いました。


帰宅後、ご両親に嬉しそうに
「きょう、こんなことがあったんだ」と話していたと
保護者の方から聞きました。
保護者の方から、
 「こういう機会がなかったら、
  親子で自分の家の防災対策について話し合うことはなかった。
  この検定を通して、凄くいいチャンスが出来た」と
非常に喜んでもらっています。

また、第一回の検定では
学校で普段どちらかというと成績が良くなかったお子さんが
受検したのですが、成績優秀者になりました。
そのお子さんは、学校の全校集会で校長先生から表彰を受け、
感動して泣いたそうです。

東日本大震災では、多くの子供たちが犠牲になりました。
防災は大人だけの問題ではありません。
子供のときからしっかりと意識を持つことによって、
予想される首都直下地震や南海トラフ巨大地震に対しても
たじろがず、しっかりと判断できるようになることを目的として、
このジュニア防災検定を立ち上げました。
また多くの子供たちに受験してもらいたいと思っています。



ジュニア防災検定。家族、そして地域や学校で
一斉に受けてみてはいかがでしょうか。
次回7月の一般受検の申し込み締め切りは6月16日です。
また、30人以上集まれば、団体受験を
希望の日時や場所で受けることもできます。
詳しくは、こちらのHPをご覧下さい。

未来の防災のエキスパートが
たくさん生まれるといいなと、心から願っています。

(TOKYO FM 古賀涼子)

音声ファイルはこちら


2014.04.26
08:55 防災ハンドブック2014? 安否確認について考える


4月14日から全国の郵便局で配布がスタートした、
防災にまつわる冊子
「LOVE&HOPE 防災ハンドブック2014」。
防災キャスターの私・古賀涼子がナビゲーターとなって
防災情報や、被災地から寄せて頂いた経験・アドバイスを
1冊にまとめたものです。
きょうはこのハンドブックの中から、
安否確認のために知っておきたいことを考えます。

「通信手段が途絶え、
 家族の安否確認は自分の足で回るしかなかった」

「近くの公衆電話に3時間並んで家族に連絡した」

これは、東日本大震災の被災者でもある
東北のパーソナリティたちが語った現実です。
携帯やスマホ頼りの現代、
見直さなくてはならないことも多いようです・・・

災害時の安否確認のポイントはいくつかあります。

例えば、遠方に「安否確認の中継地点」を持つこと。
被災地域内での電話がつながりにくくても、
被災地から全国に向けての電話はつながりやすいケースがあります。
遠くに住む親戚など、
「いざというときは家族それぞれがここに連絡する」と決めておいて
災害の時には情報をリレーしてもらうと、
安否確認がスムーズにできます。

次に、安否確認方法を複数持っておくこと。
電話がつながりにくくなる状況を想定して、
災害用伝言ダイヤル「171」や、
インターネットでの「災害用伝言板」、
そしてSNSを活用しましょう。
なお、携帯電話の通信各社は大規模災害の時、
キャリアの垣根を越えて公衆無線LAN
(Wi-Fi)を無料開放する予定です。

そして安否確認で何より重要なのが、
家族の電話番号やメールアドレスを控えておくこと。
携帯やスマホの充電が切れたり壊れたりした場合、
連絡先が分からなくなることもあります。
暗記していても、
災害の動揺で思いだせなくなるケースもあるので、
メモで控えておくことをおすすめします!

ハンドブックではこのほかにも、
本当に必要な防災グッズのチェックリストなども載せています。
全国の郵便局で無料でお配りしているので、
お近くの郵便局で局員の方に是非、
「防災ハンドブックください!」と、お声がけください。

また、TOKYO FMから郵送でもお送りしています。
郵送料として140円切手を同封のうえ、
住所・氏名・年齢・職業・連絡先電話番号を明記し、

〒102-8080 TOKYO FM「防災ハンドブック 担当宛

までお送り下さい。
原則として、一通につき一冊となります。
複数冊ご希望の方はこちらより
お問い合わせください。
いずれも無くなり次第、配布終了となります。


音声ファイルはこちら


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