2015.04.04
08:55 子どものための心理的応急措置?


今週は、3つステップでできる
子どものための心理的応急処置法
=「PFA for Children」をご紹介します。

大きな災害が起きた後、
建物やライフラインの復旧はもちろん重要ですが、
やはり一番大切なのは、被災した方の心のケアです。

中でも子どもは、想いをうまく言葉に表現できなかったり
自分の気持ちがよく分からないまま、
心に傷を抱えてしまうことがあります。
これは災害だけでなく、事故や事件などでも同じです。

そんな子どもたちの『受けたばかりの心の傷』を
周囲の大人が早い段階でケアするのが、
Psychological First Aid (PFA) for Children。
子供のための心理的応急措置と訳します。
『見る』『聞く』『つなぐ』をステップに、
それぞれ子ども向けのポイントやコツを押さえながら
アプローチしていくと言うものです。

元々、PFAの手法は
世界の緊急・人道支援活動に用いられてきたもので、
WHOなどがマニュアルを作成し、世界に広がっています。

そのPFAを、国連に公式承認された支援組織
「セーブ・ザ・チルドレン」がより子どもに特化させました。

お話を、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの
プログラムスペシャリスト、赤坂美幸さんに伺いました。
 

 元々、セーブ・ザ・チルドレンが
 この『子どものためのPFA』を作ったのは、
 現場の支援者、私たちスタッフからの声なんです。
 
 緊急時、子どもたちも大人と同じようにストレスを抱えます。
 でも、年齢や認知発達段階によって、
 経験処理の過程が異なってきます。
 また、子どもたちと言うのは、近くにいる大人の反応に
 左右されやすいところがあります。
 
 子どもを支援する大人の人に、
 こう言った『子どものためのPFA』と言うスキルを持って
 携わってもらうことによって、
 子どもたちが自分の持っている
 潜在能力・回復力を使いながら、
 困難な状況を少しずつ越えていく
 手助けをするための手法の1つが
  『子どものためのPFA』です。



あくまで、子どもの力をサポートするものなんですね。
では、実際にどのような手順を踏むのか。
例えば、子どもの話を聞くときには
パペット(ぬいぐるみ)などを使うと
とても有効だとのことなのですが・・・
来週は、あなたにも出来る『子どものためのPFA』の
具体的な方法をお伝えします。


音声ファイルはこちら


2015.03.28
08:55 国連防災会議のパブリックフォーラム発表「カケアガレ!日本」とは?


3月18日まで、仙台で国連防災世界会議が行われましたが、
並行して、市民も参加できる
『パブリックフォーラム』も開催されました。
ここで発表された研究成果のひとつが、
東北大学 災害科学国際研究所、安倍祥先生が携わる
津波避難プロジェクト『カケアガレ!日本』です。
詳しいお話を伺いました。


 『カケアガレ』(=駆け上がれ)という言葉ですが、
 自分たちの問題として捉えてもらうために、
 行動を一つの言葉に込めました。
 今は「避難訓練をしましょう」地域の方に呼びかけていて、
 その方法を地元の方と一緒に考えています。

 例えば、高台がない平野部では、
 どのような所に逃げればいいのか・・・
 高い建物や、道路が少し高くなっているところを
 活用するなども考えています。
 
 『1度訓練したら終わり』ではなく、
 その方法が地域に残って続いていくように
 取り組んでいます。
 2012年、宮城県岩沼市で最初の大きな訓練を行いました。
 
 2013年には宮城県山元町で沢山の方に
 『車を使って逃げる訓練』にも取り組んで頂きました。
 山元町は高台の場所まで少し遠く、
 4キロ近く移動しなくてはならない方もいて、
 どうしても車でないと間に合わない地域があります。
 渋滞を少しでも緩和するために
 車の誘導に取り組んで頂いたり、
 住民の方にはなるべく車に乗り合わせて
 車を少なくして頂くなど、上手く避難するための工夫も
 地域の方に考えてもらいながら、
 こちらからも提案して、
 『カケアガレ!日本』の取り組みを進めています。



安倍先生、本当は津波での避難に車を使うのは
賛成しないお立場です。
東日本大震災でもそうだったように、
渋滞によって逆に時間がかかってしまい、
命を落とすことがあるからです。
だからこそ、車を使わざるを得ない地域では
どうしたらいいのかなど、その地域が抱える問題に応じて
『カケアガレ!日本』で
地域と一緒に取り組んできたいと仰っていました。

あなたの地域では、どう『カケアガル』と想定していますか?
津波からの避難方法はひとつではないことも
意識しておきたいですね。

音声ファイルはこちら


2015.03.21
08:55 第3回 国連防災世界会議、何が決まった?


今回は、
仙台市で3月14日から18日まで行われた
第3回 国連防災世界会議について特集します。

この「国連防災世界会議」は、
国際的な防災戦略について議論するものです。
第1回は1994年に横浜で、
第2回は2005年に神戸で開かれました。

この第2回の神戸での会議で、
2005〜2015年までの国際的な防災の取組指針
「兵庫行動枠組」が策定されて、
これまで成果をあげてきたんです。

そして、今回の第3回会議では
世界186か国、首脳・閣僚級も参加して、
兵庫行動枠組を引き継ぐものとして
「仙台防災枠組」が採択されました。

この「仙台防災枠組」、
具体的には7つの目標が掲げられました。
ポイントはこのような感じです。

 世界レベルで2030年までに
 災害による死亡率と被災者の数を大幅に減らす。
 全世界でGDP=国内総生産に占める、
 災害での直接的な経済損失を減らす。

 2030年までに、医療や学校などの重要なインフラを
 強化して、災害によるサービスの停滞を減らす。

 途上国への支援を増やし、
 早期警報システムの利用を拡大する。

 2020年までに、国や地方レベルで防災戦略を持つ国を
 大幅に増やす。

主にはこのようなことが
「仙台防災枠組み」のポイントとしてあげられます。
何年までに・・・と、期限が多く出てきましたが、
実は、国連が具体的な項目や期限を示して
減災目標を掲げるのは、これが初めてです!

今回の枠組みでは、途上国の防災力を高めるために
国際的な支援を増やすというのも大切な柱となっています。
背景には地球温暖化で災害が激しさを増す中、
国際社会を挙げた取り組みを進めることが期待されています。

実は日本でとても重要なことが決まったこと、
実感できたでしょうか?

次回は、この国連防災会議での
市民向けフォーラムでの話題をご紹介します。

音声ファイルはこちら


2015.03.14
08:55 初期消火、できますか?


東日本大震災の発生から丸4年が経ちました。
沿岸部の地域では改めて
『津波』の避難訓練などが行われていますね。

一方で、首都圏に住む私たちが大地震に遭遇した場合、
命を落とす原因のトップは『火災』だと想定されています。

犠牲にならないためのポイントは、
何と言っても火をださないこと。
そして、初期消火を自分で的確にすること。
そこで肝心なのが、消火器なんですが・・・

ちょっと考えてください。

あなたの家、職場、学校。
消火器がどこにあるか、すぐに思いだせますか?

いま、あれ、どこだっけ?と思った方は、
すぐにでも確認してくださいね。
消火器はある、と言う場合でも
実は正しい使い方は意外と知られていません。
そこで、麹町消防署 予防課
佐川寛(さがわひろし)さんにお話を伺いました。


 使用方法は3つだけです。
 
 ・ピンを抜く
 ・ホースを伸ばす
 ・レバーを握る。
 
 消火器のレバーを握ると
 大体15秒ほど粉末が出続けます。
 15秒ほどで消火器の中身は無くなってしまうので、
 その事実も念頭に置きながら使ってください。
 
 消火器を使用するにあたって注意するポイントがあります。
 
 まず、『消すものに対して近づきすぎない』。
 有効な距離は3〜5mと言われています。
 
 また、消火器1本に対して、火が天井に達するまでが
 初期消火の目安とされています。
 それを超えてしまうと、天井から上に火が昇って
 自分の後ろまで燃えてしまう可能性があるので、
 そこで危険だと感じたら避難して下さい。
 
 粉末消火器の場合は視界が見えなくなる場合もあって
 非常に危険なので、消火器を使う際は必ず
 自分の退路(逃げる方向)を確認してから使用して下さい。
 
 「もしものことがあったら、自分がこの消火器を使って
 初期消火をするんだ!」ということを
 考えて頂ければと思います。



火災は一人で抱え込まず、
大声で助けを呼んで、消火器を集めることも重要です。
大地震での犠牲者を減らせるかどうかは、
あなた自身にかかっています!



音声ファイルはこちら


2015.03.07
08:55 LOVEさんの「今日ここライブ」その?


間もなく、東日本大震災の発生から丸4年を迎えます。
この4年、色んな方がそれぞれの方法で
被災地と関わってきた一方、
なんとなく日常に埋もれてしまっている方も
多いかもしれません。
そんな中で、自分が「きょうここにいること」は
どんな意味を持つのか・・・
そんなことをテーマにしたライブイベントが、
前回もご紹介した
3月12日(木)新宿で開かれる『今日ここにいるということ』。
シンガーソングライターのLOVEさんが主宰するイベントで、
チケット代の一部と会場での募金は、
福島県相馬市立の小学校全10校の子供たちに
文房具を贈る活動に使われます。
なぜ、LOVEさんはこの活動を続けているんでしょうか?

 実は最初、こんなに続けられると思っていませんでした。
 1年目のライブに出演して下さったCHAGEさんが
 「最初の年の1年生が6年生になるまで続けたら?」
 と言って下さって。
 それもそうだね、卒業するまで6年間、
 子供たちの成長は早いけど
 大人の成長も負けてられないよね!って話しながら
 6年間続けることにしたんです。そして今回、4年目です!

 私は出身が大阪なので、
 阪神淡路大震災のあとに街の人達が
 『忘れられる寂しさ』を口にしていたのをよく覚えています。
 だから、子供たちが入学式でこの文房具を受け取る瞬間は
 単純に「どこかから文房具が届いた!」と
 笑顔の源になれたら嬉しい一方で、
 持ち帰った先でお父さんお母さんが
 「ああ、こうして色々と考えてくれている気持ちが
  全国から届くんだな」と
 少なからず支えになってくれるといいなと言う思いがあります。
 そして、色々な思いをもって子供たちに接している
 先生方への励ましのひとつにもなれると
 嬉しいなと思っています。


前回もお伝えしましたが、
東京では初の『今日ここライブ』は
3月12日(木)新宿BLAZEで19時30分開演です。
LOVEさんのほか、
吉田山田、セカイイチの岩崎慧(けい)さんも出演、
チケットは4320円です。
詳しくはLOVEさんの公式サイトをご覧ください。
お問い合わせはキョードー東京:0570-550-799
(平日11:00〜18:00/土・日・祝日10:00〜18:00)へ。


音声ファイルはこちら


2015.02.28
08:55 福島の子供に文房具を贈る「LOVEの今日ここにいること」


TOKYO FMで平日11時30分から放送中の
「LOVE CONNECTION」パーソナリティと言えば
シンガーソングライターのLOVEさんです。
実はそのLOVEさん、
福島県相馬市立の小学校全10校の子供たちに
文房具を贈る活動をしています。
その母体となるのが、LOVEさん主催するライブイベント。
ご本人にお話を伺いました。




 私は震災以降、福島によく足を運ぶようになりましたが、
 被災地に行ける人行けない人、それぞれいらっしゃいます。
 それを考えた時に、
 <今日、ここにいることから始まる何か>をしようと思ったんです。
 離れていても気持ちは送ることが出来る。
 そんなイベントにしたくて、通称<今日ここライブ>
 =『今日ここにいること』と言うタイトルにしました。

 今年は大阪と東京の2都市で開催します。
 と言うのも、最初の年(2012年)に
 震災を経て小学校に上がった1年生に贈った文房具を、
 次の年は貰えないと、ちょっと悲しいじゃないですか。
 そう思って、2013年は2学年分、2014年は3学年分、
 今年は4学年分です!
 ですので、私のふるさと大阪と東京の皆さんで
 一緒に文房具を贈れたらいいなと思っています。
 
 文房具の中身は凄くささやかです。
 親御さんたちが心を込めて揃えたものより
 派手になったりしないよう、
 校長先生宛て・保護者宛て・一人ひとりの生徒宛ての手紙も添えて
 鉛筆やノートを贈っています。消耗品という位置づけです。
 『チャリティーイベント』は『足りないものを補う』という
 意味があると思いますが、
 私が贈っている文房具は皆さん持っているものでもあります。
 だから、あくまでも
 『お祝いのギフトとして文房具贈る音楽イベント』としています。

 音楽はどんな気持ちも許して受け止めることができるものだと、
 私は思っています。
 今日ここにいるということ・・・
 その意味ってなんだっけ?ということを
 皆で分かち合えたらと思っています。
 さりげない気持ちで遊びに来てください!


東京では初の『今日ここライブ』は
3月12日(木)新宿BLAZEで19時30分開演です。
LOVEさんのほか、
吉田山田、セカイイチの岩崎慧(けい)さんも出演、
チケットは4320円です。
詳しくはLOVEさんの公式サイトをご覧ください。
お問い合わせはキョードー東京:0570-550-799
(平日11:00〜18:00/土・日・祝日10:00〜18:00)へ。

あなたも、今日ここにいる意味について
一緒に音楽を通じて考えてみませんか?

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2015.02.21
08:55 春の火災予防運動と電気火災について


最近、火災のニュースを多く耳にしますね。
3月1日から7日は春の火災予防運動ということで、
火災の現状について、麹町消防署でお話を伺ってきました。

まず去年1年間に
麹町消防署管内で起きた火災36件のうち、
20件が電気火災だったそうです。
電気火災は私たちが生活する上で誰もが火元になりえるので、
予防法をしっかり確認しておきましょう。

まず、いま家やオフィスにいる方。
周りのコンセントをちょっと見てみてください。
電化製品のプラグは、根元までしっかり差し込まれていますか?
もし、中途半端に差し込まれているものがある場合、
プラグのむき出しの部分にホコリがたまって、
そこに湿気が加わったら、火が出ることがあります。
プラグは最後までしっかり差し込んで、
こまめに掃除もしましょう。
冷蔵庫の裏などにある、普段は見えないコンセントは特に
定期的に掃除をしたいですね。

そして、電気コードを家具などで踏みつけていたり、
コードを無理に折り曲げたままの状態でいるのも危険です。
中で断線してショートし、火が出ることがあります。

最後に、無理なたこ足配線、していませんか?
一般的な市販のたこ足タップが対応するのは1600Wくらいです。
そこに、色々な機器をつないで
合計で1600Wを超える電流が流れるようにしてしまうと、
タップが発火や発熱する原因になります。
是非、あなたの周りのたこ足配線に流れている電流、
確認してみてください。

なお、麹町消防署では火災予防運動中、
色々なイベントを行います。
3月3日のお昼11時20分からは国立劇場で、
中村橋之助さんを一日消防署長に迎え
ポンプ車やはしご車などによる消防演習を行うそうです。
7か所からの一斉放水、圧巻でしょうね。

このほか、
コンサートや書道パフォーマンスなどもあるので、
詳しくは麹町消防署にお問い合わせください。
電話:03-3264-0119

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-koujimati/



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2015.02.14
08:55 東北お遍路プロジェクト?


東日本大震災をめぐる
『東北お遍路プロジェクト』。
今回は、どんな場所が巡礼地になっていて
そこにはどのような物語があるのか、
更に詳しくご紹介します。

巡礼地としての基準は、
千年残したい物語性があること。
地元での認知度が高いこと。
人々の命を繋いだ場所や
鎮魂の拠点となっていること、などだそうです。

巡礼地のひとつには、
岩手県田野畑村の宝福寺というお寺が選ばれました。
このお寺には、
田野畑村で津波の犠牲になった方が
暮らしていた家の土が入った、
1年かけて焼き上げられたお地蔵さまが奉納されています。

岩手県大船渡市では
「津波記憶石」が巡礼地になりました。
昭和の三陸大津波のとき、
吉浜川の河口付近にあった巨大な石が押し流されて
陸地へ移動しました。
当時の村民の方は、その教訓を後世へ伝えるために
石に「津波記念石」と刻んだんです。
でも、人目につきにくいところにあったので
当時、道路工事で埋め戻されてしまいました。
その石が、東日本大震災の津波で
道路が壊れることによって再び姿を現した、
という物語をもちます。

ひとつひとつの巡礼地に、53通りの震災の物語がある
この東北お遍路プロジェクト。
あなたも、1000年先まで語り継ぐための物語を
是非、自分で見つけに行って下さい。

http://tohoku-ohenro.jp/


音声ファイルはこちら


2015.02.07
08:55 東北お遍路プロジェクト


きょうは、東日本大震災をめぐる新しい取り組み
『東北お遍路プロジェクト』をご紹介します。

お遍路と言えば四国八十八か所を
思い出す方も多いと思いますが、
こちらの『東北お遍路プロジェクト』は青森から福島まで
東日本大震災の被災地53箇所を巡礼するというものです。

キーワードは【震災を1000年先まで語り継ぐ】。
そこには、犠牲となった方の慰霊はもちろん、
震災を風化させない、
そして地域を活性化するという
プロジェクト側の思いが込められています。

そもそも、このプロジェクトが動き始めたのは、
震災発生からおよそ半年後でした。
青森から福島までのNPOが集まって
「何かしなくては」と話し合う中で、
巡礼という考えが生まれたそうです。

巡礼地となる場所は基本的に被災者の方から公募し、
プロジェクトのメンバーが一か所ずつ実際に調査を行った上で
大学教授などで作る選定委員会が絞り込みました。
2年以上もかかって選ばれた巡礼地。
先日2月4日に、いよいよその53箇所が発表されました。

北の拠点は青森県の蕪島(かぶしま)神社。
ここは島一帯が津波に飲み込まれて防波堤が決壊し、
周辺一帯がガレキの山となったそうです。
南は福島県いわき市の勿来(なこそ)記憶の広場。
ここには被災した3つの地区の家族などおよそ70人が
タイムカプセルにメッセージを入れて、
20年後の子孫に手渡されることになっています。

このほか、岩手県陸前高田市の
「奇跡の一本松」も選ばれたほか、
今は近づくことはできませんが、
1000年語り継ぎたい場所として
福島第一原発も巡礼地に選ばれています。

プロジェクトとしては、巡礼地という『場所』だけでなく、
そこにある『物語』を知って、語り継いで欲しいと願っています。
悲しものばかりでなく、勇気づけられる話もあると
プロジェクトの共同代表の高橋雄志さんは話して下さいました。

東北お遍路プロジェクト。
これからも、巡礼地を公募して、増やしていくそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。

http://tohoku-ohenro.jp/


音声ファイルはこちら


2015.01.31
08:55 渋谷駅周辺の公衆電話に関するお役立ち地図!


今回は、公衆電話に関する地図の話です。

大きな災害が起きた時、携帯電話はつながりにくくなりますね。
実際に東日本大震災の時、携帯がつながらず、
公衆電話に並んで電話をかけたという方もいるのではないでしょうか。

そんな状況を受けて、公益財団法人 日本公衆電話会が今回、
渋谷駅周辺の公衆電話に関する地図を作成しました。
その名も、「帰宅困難者支援公衆電話マップ 渋谷駅周辺版」。

昨年の新宿駅周辺に続く第二弾で、
日本公衆電話会のこちらのページ
からダウンロードすることができます。


大きなポイントは、通常の公衆電話以外に
特設公衆電話の場所も地図に書かれていること。
特設公衆電話・・・駅や学校などの公共施設、
セブンイレブンにあるものですが、普段は利用できません。
電話回線だけ引いてあって、
電話機そのものは設置されていないんです。
大きな災害が発生した場合のみ
(地震なら目安として震度6弱以上のとき)
無料で電話をかけることができます。

でも、普段は電話機が設置されていない分、
特設公衆電話がどこにあるかは、なかなか分からないですよね。
この「帰宅困難者支援公衆電話マップ」で見ると
渋谷駅周辺ではセブンイレブン各店舗をはじめ、
渋谷駅西口や神南小学校などにあることが分かります。

また、この地図には公衆電話以外にも、
帰宅困難者を受け入れる施設や
災害時に飲み水・トイレなどを提供してくれるお店、
AEDの設置場所なども書かれています。

そして裏面には、公衆電話が無料となった場合のかけかたや
安否確認のためのサービス一覧などの役立つ情報も書かれています。

普段、渋谷駅を利用する方は
プリントアウトして持ち歩くことをお勧めします!

音声ファイルはこちら


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