2015.07.18
08:55 7月18日のポッドキャストはお休みします


7月18日は台風の最新情報などをお伝えするため
ポッドキャストはお休みします。
ご了承ください。



2015.07.11
08:55 防災EXPO会場で見つけた、この商品!


7月10日までの3日間、東京ビッグサイトで
およそ100ブースが出展する
『オフィス防災EXPO』が開かれていました。
最新の防災商品やサービスを各企業が紹介するというものです。
そこで今朝は、私・防災キャスター 古賀涼子が会場で見つけた
ユニークな最新の防災用食品を2つご紹介します。

まずひとつめが、『ちょこえいようかん』です。




これは、ゆであずきやアズキバーでおなじみ『井村屋』の新商品で、
なんと、チョコレート羊羹です!
…でもこれ、れっきとした防災用食品なんですよ。
羊羹は元々、柔らかくてアレルゲンフリー、
そして栄養価が高いので、
災害で心身ともに疲れている時にはぴったりです。
井村屋では開発を重ねて、まずは5年間保存できる
シンプルな羊羹「えいようかん」を生み出しました。
そこに今回新しく、3年間保存できるチョコ味が加わったんです。
私も頂きましたが、生チョコみたいな味と食感で、
本当に美味しかったです!
ミニサイズ5本入りで、お値段は648円。
井村屋のHPや、アマゾンで購入することができます。

井村屋
http://www.imuraya-webshop.jp/shop/g/gJA1102300150S/


最新防災用食品、2つ目は飲み物ですが・・・
『振ってチャチャチャ』です。



こちらは、5年間保存できるペットボトルのお茶です。
実はペットボトルのお茶、そして茶葉そのものは
痛んだり酸化したりしやすいので、長期保存には向いていません。
そこに注目して生まれたのが、この「振ってチャチャチャ」。
お水500mlと粉末の茶葉が別々になっていて、
飲む直前に茶葉を水のボトルに入れて振ると、
淹れたてのような味と香りのペットボトル茶になる、という
優れものなんです。
渋みなどの癖もなくて、抹茶みたい。
私もごくごく飲んじゃいました。
災害が起きた時、避難所で「水以外のものを飲みたい」という声が
多く挙がる中、やはりお茶はとても要望が多いそうです。
この「振ってチャチャチャ」は
無農薬・有機栽培の茶葉を粉末にして、
そこに酸化を抑えるカルシウムを加えています。
ですので、振ってお茶にした後しばらく経っても、
茶色く変色しませんでした。
茶葉を丸ごと粉にしているので、
ビタミンや食物繊維等もしっかり取れるのがいいですね。
1本220円、楽天などの通販から購入できます。

http://item.rakuten.co.jp/alvanout/chachacha/

また、東急ハンズ新宿店では
1本から購入することができるそうです。

今回は、オフィス防災EXPOで私・古賀が見つけた
最新の防災用食品をご紹介しました!


音声ファイルはこちら


2015.07.04
08:55 今週は生放送です


箱根山の最新動向をお伝えするため
今週のポッドキャストはお休みします。
御了承ください。



2015.06.27
08:55 防災寺子屋で子供の防災力をUP!


お子さんがいるお父さんお母さん、
ご家庭で防災について
どれくらい話をしているでしょうか。
そう言えば、忙しくてなかなか話をできてないなという方も
多いかもしれませんね。
そんな方たちにとって心強い味方となる【防災寺子屋】について
きょうはご紹介します。

防災寺子屋。
これは、ジュニア防災検定を行っている一般財団法人防災検定協会が
無料で、しかも地域の特性に合わせたオーダーメイドで
防災の出前授業をしてくれる取り組みなんです。

基本は学校やクラス、子供会、地域単位などでの開催ですが、
参加人数は問いません。
また、その街で考えられる災害リスクなどを踏まえた
オーダーメイドの授業内容を組んでくれます。

お話を防災検定協会の常務理事 濱口和久さんに伺いました。

この場所は危険だとか、
 自分の住んでいる街はどういう街かを確認したり、
 あるいは防災の知識を子供の目線で
 分かりやすく教えてあげることによって、
 自分のお父さんお母さんにも話せるよう、
 取り組んでいます。

 非常持ち出し袋の話もするのですが、
 そうすると子供たちが家に帰って
 『お父さん、
  僕の家の非常持ち出し袋はどこにあるの?』と聞くんです。
 お父さんはさすがに『うちには無い』とは言えなかったので、
 『押し入れの中に置いてあるから、
  綺麗に押入れを片付けて、
  日曜に見せてあげるよ』と言ったそうです。
 お父さんは言った手前、さすがに家にないと言うのはまずいので
 土曜日にホームセンターなどで買い揃え、日曜に子供に
 『ほら、うちにもあるだろう』と見せたそうです。
 ところが、
 『お父さん、非常持ち出し袋をお押し入れの中に入れて置いたら
  いざ災害の時に使えないよ。
  だったら、車のトランクに入れておいた方がいいよ』と
 言われたそうです。
 そういう風に、子供から親へつながっていくのかなと思っています。



子供達が災害に強くなることが、
大人も巻き込む大きなカギになるんですね。
これからの夏休み、自由研究にもぴったりなので、
子供会などで是非、活用されてはいかがでしょうか?
詳しくは、防災検定協会のHPをご覧ください。
http://www.jbk.jp.net/



音声ファイルはこちら


2015.06.20
08:55 あなたの備えはいかがですか?


先週から今週にかけても
各地で火山が噴火したり豪雨で避難勧告が出たりと、
災害につながるような状況が起きています。
一方で、事前に備えをしておけば、
突然の危機に直面しても命を落とす確率は
自分で低く抑えることができます。
そんな中、東京都が先月から、ある企画を始めました。
それが「都民の備蓄推進プロジェクト」です。ご紹介しましょう。

このプロジェクトでは、
各家庭での自然災害に対する
食べ物や生活必需品の備蓄についてリアルに用意できるよう、
モデルケースを作って提案しています。
東京都のHPで見ることが出来るんですが、
まず提案しているのが、

 備蓄を行なう上で特別な準備と言うのは必要なく、
 普段使っているものを少し多めに備えましょう

・・・ということです。
確かに、非常食でおなじみの乾パンやアルファ化米は
揃えるのに手間もお金もかかるし、食べ慣れないですよね。
だからこそ、日常食べたり使ったりしているものを
少し多めに買っておいて、古いものから消費しながら
新しいものに入れ替えていくという考えがお勧めなんです。

その上で、モデルケースでは、

 40歳のお父さん
 36歳のお母さん (コンタクトレンズ使用)
 11か月の息子 (卵アレルギー)
 70歳のおばあちゃん (高血圧で入れ歯、耳が不自由)

という、4人家族の場合の備えについて
とても細かくリストが作られています。

このケースでは、
日常で常にキープしておく最低限として、
食品だと

<主食>
無洗米5キロ、レトルトご飯6個、乾麺1パック、カップ麺3個
<主菜>
サバ缶などを6缶、レトルト食品9パック
<その他>
果物の缶詰1缶、野菜ジュース9本・・・などとなっています。

この備蓄リストは実は、
有名な防災の専門家たちがメンバーとなって考えられています。
被災地の経験による必需品も盛り込まれているので、
本当に使えるもの、必要なものがぎゅっと凝縮されています。

詳しいリストが見られる東京都のHPはこちらです。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/05/20p5t100.htm

なお、プロジェクトでは
11月19日を「備蓄の日」と設定しました。
11(1年に1度)1(びち)9(く)を確認しようという日です。

あなたも備蓄、はじめませんか?


音声ファイルはこちら


2015.06.06
08:55 命を救うアプリ!


最近、震度5を超える地震や火山の噴火などが
相次いでいますね。
いつ、自分の身近で大きな災害が起きても
おかしくない状況です。
そこで今回は、救命救急をサポートしてくれるアプリ
『MySOS』をご紹介します。

4月に出されたばかりのこのアプリは
iPhoneとアンドロイドどちらにも対応していて、
どの携帯会社でも無料でダウンロードできます。
主に5つの機能がありますが、
何と言っても最大のポイントは、
半径500mの人にSOSの発信ができるということ!

この『MySOS』、
開くと中央に「SOS」のアイコンがあって、
タップすると『近隣の方へ救援依頼を行ないます』
という画面が出てきます。
ここで『依頼する』のボタンを押すと、
同じアプリを入れていて、
かつSOSを受信する設定にしている、
まず半径300mの人に向けて
ポップアップと音でSOSを知らせることができるんです。

受けとった人には、
あなたが今いる場所や近くのAEDなどの
地図が表示されます。
なお、救援できる人が近くにいない場合は
半径500mにSOSを拡大します。

この他にも、倒れている人がいた場合の一次救命処置や
すぐに病院にいくかどうかの判断の目安になる
こどもの救急ガイドなど、
SOS発信とも連動しているお役立ち機能が
ぎゅっと詰まっています。

そもそも、なぜこのアプリを作ったのでしょうか?
実はこのアプリ、
NTTドコモが東京慈恵医大と共同開発したものなんです。

NTTドコモ メディカルICT推進室 担当部長の
有田浩之さんに伺ったところ、
こんなお話が返ってきました。


 もし道に心臓が止まってしまった人、
 もしくは呼吸が停止してしまった人がいた場合、
 救急車を呼んで現場に到着するまで全国平均で
 8.2分かかると言われています。
 しかし、心臓が停止してから8分間経ってしまうと
 10%くらいの方しか救命率がないのでは、とも
 言われているようです。
 非常に重要なのが、救急車が到着するまでの間に
 近くに居合わせた人が
 救命活動を行えるかどうかにかかっています。
 たまたま近くに通りかかった人=バイスタンダーが助けると、
 救命率が飛躍的に上がるというデータがあります。

 全国の医師や救急隊の方々は、
 日本でこのバイスタンダーの取り組みを
 もっと広げていきたいと皆さん思っています。
 救急車が到着するまでの空白の8分間を
 国民同士で助け合うことが実現出来たら素晴らしいと言うのが
 ひとつのきっかけとなって、アプリに搭載しました。



突然の病気や事故だけでなく、
首都直下地震などが起きて
自分や家族が危機的な状況なのに、
周りに人がいない、電話もつながらない・・・
そんな時にも、「MySOS」は大きな助けになってくれそうです。
このアプリは、ひとりでも多くの人がダウンロードすることによって
『命を救うネットワーク』が拡大していきます。
自分の命を救うための防災グッズのひとつとして、
そして誰かの命を救うためのツールとして、
ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

http://www.allm.net/jp/my-sos/


音声ファイルはこちら


2015.05.23
08:55 半額旅行券で福島復興を支援!


福島県は6月1日から、
県内で使える1万円分と6000円分の
旅行チケットを半額で売り出すことになりました。
訪れる人が増えることによる経済効果と、
いまの福島の姿を県内外の人にも広く見てもらって
風評被害を減らすことを目的としています。

チケットの使い方ですが、主に2つあります。

 ・コンビニでチケットを買って、
  宿に直接もしくは旅行代理店で宿泊予約をする

 ・宿泊予約サイトのじゃらん、楽天トラベル、
  yahooトラベル、るるぶトラベルでクーポンを買って、
  そのサイトで宿を予約する

1泊につき1人1枚、2連泊まで使用できます。
そして、宿への支払金額が
『チケットの額面以上』のときのみ使えます。
ただし、宿泊代だけでなく、
宿泊代と同時にフロントで清算すれば
飲食代や税金、サービス料など含んでいてもOKです!

これを踏まえると例えば、家族4人で1泊する場合・・・
本来のフロントでの清算金額がコミコミでひとり1万円だとすると、
本当は4人でトータル4万円。
でも、チケットを購入して使えば、2万円でOKということに!
とてもお得ですよね。

チケットは、全国のローソン、ミニストップ、ファミリーマート、
セブンイレブン、サークルKサンクスに設置してある
チケット販売端末を使います。
チケットは3期に分けて販売されて、売り切れ次第終了です。

第1期は6月1日〜8月20日までの販売で、
このチケットは9月30日の宿泊分までに使わないと失効します。
もし夏休みに福島への旅行を考えるのであれば、
この第1期販売分で購入してください。

なお、この福島への旅行チケット、
実は、東京都が行っている「被災地応援ツアー」の3000円割引も
同時に使うことが出来ます!
都民の場合、まずコンビニで福島県によるチケットを購入して、
その後、東京都の「被災地応援ツアー」のプランを扱っている
旅行代理店に足を運ぶ必要があります。

詳しい仕組みや連絡先は、下記のHPから確認してください。

★福島県による半額旅行チケット
http://tif.ne.jp/ryokouken/

★東京都による被災地応援ツアーの3000円割引
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/05/20p5j200.htm



音声ファイルはこちら


2015.04.25
08:55 GW前に知っておきたい、命を守るための方法?


来週からゴールデンウィークということで、
外出の予定を立てている方も多いと思います。
ただ、土地勘のない場所で怖いのが、
災害が起きた時です。

そこで今週と来週は、
TOKYO FMが主体となって防災の知識を一冊にまとめた
『防災ハンドブック2015』の中から、
是非知っておいて頂きたい
「命を守るための方法」をお伝えします。

今週は、火災から命を守る方法です。

商業施設やホテルなどで火災が起きた時、
どこにどう逃げるか?
ホテル・旅館の客室の扉には必ず
避難経路も書かれていますが
これをきちんとチェックする方はそう多くないのも現実。
炎が見えたら、非常灯に沿って逃げればいいとも
思うかもしれませんが、
実は火災で炎と同じくらいに怖いのが、煙なんです。

火災の煙には色々な成分が含まれていて、
中でも一酸化炭素はごくわずかな濃度でも、
頭痛やめまい、けいれんを引き起こします。
煙によって意識不明になったところを
炎に襲われて命を落とすだけでなく、
実は煙そのもので亡くなるケースも多いんです。
煙をいかに吸わずに避難するかが、とても重要なんですね。

では、外出先の施設や宿泊先で火災が発生して、
避難することになったら。
次のポイントを思い出して下さい。

 ? 煙を吸わないよう、タオルやハンカチ、
   できれば濡らしたもので鼻と口を両方覆います。

 ? 煙は空気より軽いので、なるべく姿勢を低くして避難します。
   煙は天井から溜まっていって
   煙の層と空気の層に分かれるので、
   床に近いところの空気は比較的煙が薄くて、
   空気と視界が残っている可能性があるからです。
 
 ? もし煙で周囲が見えなくなってしまったら。
   床や壁に手をあてて、這うように避難しましょう。

 ? 煙が充満して息が苦しい場合。
   まだ新鮮な空気が残っている可能性のある、
   意外な場所があります。
   それは、床から壁が立ち上がる部分や、階段のすみです。
   這って、、鼻や口をなるべく近づけて吸いながら避難しましょう。


なお、これらをより詳しく記載した「防災ハンドブック2015」は
下記からダウンロードすることもできます。

http://www.tfm.co.jp/lh/knowledge/

GW前に是非、家族で読んでみて下さいね。


音声ファイルはこちら


2015.04.18
08:55 サーバー管理会社『サバ管』によるサバの味噌煮『サバ缶』?!


防災フロントライン 古賀涼子です。
きょうは、『サバの缶詰』にまつわる復興支援のお話です。

東日本大震災による津波で、
東北沿岸部の水産加工会社も大きな被害を受けました。
その中のひとつが、石巻にある缶詰加工会社
『木の屋石巻水産』です。
http://kinoya.co.jp/eccube/

工場は震災で全壊しましたが、
震災後、倒壊した工場の倉庫から
中身は無事だった缶詰がいくつも見つかり、
ボランティアによる泥落としなどを経て、販売されました。
その数24万缶。
これが工場再建のきっかけとなったそうです。

さて、こちらの木の屋とコラボして
オリジナルの『サバの味噌煮缶』を
つい最近、作った会社があります。
それは意外にも、ITの『サーバー管理会社』でした。
『サーバー管理会社』と『サバの缶詰』・・・
そう、どちらも「さばかん」なんです!

お話を、スカイアーチネットワークス
大村昌之(おおむら・まさゆき)さんに伺いました。


 実は、オリジナルのサバ缶を作る前に、
 スーパーなどで購入したサバ缶を
 お客様のところに名刺代わりに持って行って、
 配っていました。
 
 オリジナルのサバ缶があったらいいなと考えていたんですが、
 なかなか実現しなくて、色々なところにお声がけしたところ、
 木の屋石巻水産さんをご紹介頂いて、
 今回オリジナルのサバ缶を作ることになりました。
 
 木の屋石巻水産さんは石巻の工場が被災して、
 いまは別のところにも工場を作り、
 色々な活動をされています。
 弊社が復興支援でお手伝いできることはないかと思って、
 そちらでサバ缶を作らせて頂くことになりました。
 
 サバにかけて、380円で販売し、
 売り上げの38%は東北に寄付させて頂きます。
 子どもの教育を支援している団体に寄付する予定です。
 色んな形の寄付があると思うんですが、
 教育に支援がなかなかまわらないという現状を聞いて、
 未来あるこどもに寄付できたらと思いました。
 
 美味しいものを食べて、プラスで寄付できるということで
 気軽に手に取ってもらえたらなと思います。
 
 木の屋さんは冷凍のものを使っておらず、
 生のサバをそのまま缶詰に詰めて加工しています。
 普通に売っているサバ缶とは違って
 凄く柔らかく、美味しいサバ缶です。



この『サバ管やのサバ缶』、
日本(にっぽん)百貨店という
上野や秋葉原、吉祥寺などにあるショップで購入できます。
http://nippon-dept.jp/

また、スカイアーチネットワークスによる通販も行っています。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/skyarch-shop/


美味しく、でもきちんと復興支援。
あなたも、食べて応援、してみませんか?

音声ファイルはこちら


2015.04.11
08:55 子どものための心理的応急措置?


大きな災害などで受けた心の傷を
早い段階でケアする方法が『PFA』。
先週もご紹介しましたが、
Psychological First Aid =心理的応急措置と訳します。
このPFAの方法を子どもに特化させたものが、
国連に公式承認された支援組織「セーブ・ザ・チルドレン」による
PFA for Childrenです。
今週は、一般の人でも活用できる
その具体的な方法をご紹介します。

PFA for Childrenは3つのステップ
『見る』『聞く』『つなぐ』を踏まえて、
傷ついたばかりの子どもの心を守ります。

まずは『見る』。
避難所などで、隅でひとりぼっちになっている子供がいないかなど
状況をしっかり探ることを表します。

続いて、子どもの話を『聞く』。

そして、状況に合わせた専門家に『つなぐ』。

この中でも『聞く』と言うのが、やはりとても難しいようです。
子どもの話を聞く上でのポイントについて、
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのプログラムスペシャリスト、
赤坂美幸さんに伺いました。


 この『子どものためのPFA』では
 「子どもが言ったことを聞いてあげる」という事を
 強調して言っています。
 返す必要はなく、子どもが話したいことを受け止めるんです。
 
 例えば、未就学児の子どもが泣いていて
 話が聞けない時に使える手法のひとつに
 トライアンギュレーションと言うものがあります。
 
 直接自分が「こんにちは、赤坂美幸です。どうしたの?」
 と聞いても怖がって話してくれない時に、
 持っているキーホルダーやパペットで
 「こんにちは、私、うさちゃんって言うの。あなたのお名前なあに?」
 と言うと、その子どもの視点がそちらに移って、
 少し安心した状態で話をはじめられます。
 とにかく三角関係を作りながら子どもと対話していき、
 必要なニーズを聞き出すという手法もあります。


大人はつい、話を引き出そうとしてしまいますが、
子どもの話したいことを受け止めてあげると言うのが
大きなポイントなんですね。
PFAは災害などの緊急時だけでなく、
普段の生活でも使えるそうです。
より詳しく知りたい方は、セーブ・ザ・チルドレンによる
こちらのブログをご参照ください。
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1596
(英語版ですが、マニュアルもダウンロードできます)

また、 PFAの1日研修も行われます。
誰でも無料で参加することができるそうです。
https://www.facebook.com/video.php?v=1090320894317723&set=vb.209523269064161&type=2&theater


■東京
日時:5月12日(火) 10〜17時
場所:JICA地球ひろば(市ヶ谷駅から徒歩10分)
東京都新宿区市谷本村町10-5
定員:50名

■仙台
日時:6月25日(木) 10〜17時
場所:情報・産業プラザ(仙台駅から徒歩2分)
宮城県仙台市青葉区中央1丁目3−1
定員:50名

参加ご希望の方は
pfa@savechildren.or.jp までお問い合わせください。

音声ファイルはこちら


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