2018.03.31
08:55 4月からスタート、池袋で『夜の』体験ツアー?


この4月から池袋で
金曜の夜限定のある『体験ツアー』が始まります!
・・・こう聞くと、ちょっと気になりませんか?
その名も「夜の防災館・ナイトツアー」!
今回はこちらをご紹介します。

夜に災害が発生した場合、
暗闇の中で身を守ったり、避難したりするのは
想像以上に難しいものです。
そこで、東京消防庁の防災教育施設「池袋防災館」では
災害が夜起きた場合どうすればいいかに特化した
防災プログラムを4月からはじめることになりました。

では、どんなことが体験できるのかご紹介しましょう。
まずは地震体験。
こちらは、部屋の照明を落として、
布団に寝た状態で震度7の揺れを体験し、
身を守る方法を学びます。
寝た状態では身体全体で揺れを感じるので、
同じ震度7でも
立っている時より揺れを強く感じやすいそうです。
どれだけ強く感じるのか、これは是非体験しておきたいですね。

つづいて、消火体験です。
こちらは夜、家の警報器が鳴って火災に気づいたとき
初期消火をどのように行うべきかを学ぶもので、
火災の炎が唯一の灯りともなる中、
消火器を探して火を消すという訓練をします。
また、煙体験では、煙が充満する暗闇の中を
出口まで避難する体験も出来ます。

池袋防災館・館長の金田正史(かねだ・まさし)さんは
夜の災害での避難や消火がどれだけ難しいかを実感した上で、
自宅の対策・・・例えば
「家具の転倒防止」や「懐中電灯の置き場所確認」など
出来ることからはじめてほしい』とお話されていました。

「夜の防災館・ナイトツアー」は
毎週金曜日、夕方5時からと夜7時からの2回行われます。
所要時間は1時間40分ほど。
4歳以上であれば、
お子さんも保護者と一緒に参加することができます。

参加するには池袋防災館に電話をして、事前予約をしてください。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ikbskan/
03-3590-6565(休館日を除く9:00〜17:00)
当日、空きがあれば、飛び入りの参加も可能です。
夜の美術館や動物園に遊びに行くのも楽しいですが、
この春は『夜の防災館』で、夜ならではの災害対処法、
学んでみませんか?

音声ファイルはこちら


2018.03.24
08:55 ご飯もおかずもデザートも1つの鍋で一気に調理


春休み。
お子さんの食事の準備が大変だなあとおもっている
お母さんお父さんも多いと思います。
そこで是非、非常時にも使えて便利な
アイデアクッキングをお子さんと一緒にしてみませんか?
今回は、ひとつのお鍋でご飯もおかずもデザートも
同時に作れる調理法
「パッククッキング」ご紹介します。

「パッククッキング」とは、
食材や調味料をポリ袋に入れる、つまりパックして、
ポリ袋ごと鍋でぐつぐつ茹でる調理方法なんです。
調理道具としては、
カセットコンロとポリ袋、鍋と水があればOK。
在宅避難などで食材のストックなどがある場合にお勧めです。

では、どんなものが作れるのか。
今回は「パッククッキング」を推奨している、
新潟県魚沼市役所の健康課にレシピを教えて頂きました。

まずは基本のご飯。
ポリ袋にお米2分の1カップを入れて、
少しの水で軽くもみ洗いして、その水を捨てます。
(無洗米ならこの手間が省けるので、より便利です)
つぎに、ポリ袋の中に水2分の1カップを入れて、
空気を抜いて、口を堅く結びます。
それを沸騰した鍋にそのまま入れて、およそ20分加熱。
火からおろした後は10分ほど蒸らせば
ほかほかのご飯の炊きあがりです!

続いて、おかず。
「鶏むね肉のしょうが照り煮」のレシピです。
食材は、
鶏むね肉1枚、しょうが薄切り5枚くらい、チンゲン菜を1束。
調味料は、片栗粉が小さじ1、しょうゆ大さじ1と2分の1。
砂糖、みりんはそれぞれ大さじ1用意します。
では作り方です。
まず、鶏むね肉の皮をはいで、
身をまんべんなくフォークで刺します。
こうすることによって、味が染みるのも火が通るのも
速くなります。
つぎに、生姜を薄切りにしたら、
ポリ袋に、鶏むね肉と生姜、
調味料と片栗粉を加えてよく揉み、
空気を抜いて口を結びます。
あとは、沸騰した鍋にパックごと入れて
ご飯と同じ、およそ20分間加熱。
ゆでたチンゲン菜を添えたら、出来上がりです。

温かい食事は災害時、気持ちを落ち着かせるのに
何よりも大きな力を発揮します。
親子で美味しい防災パッククッキング、
挑戦してみませんか?

音声ファイルはこちら


2018.03.17
08:55 防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」


つい先日、水害と津波から身を守る方法を
楽しみながら学べるカードゲームが発表されました。
カルタのようにもトランプのようにも遊べる
全く新しいカードゲーム・・・
作ったのは、実は国土交通省です。
今回は、このカードゲーム
「このつぎなにがおきるかな?」をご紹介します。

カードはAからDという4枚が1セットになっていて、
全部で14セットあります。
全てのカードは、バラバラのイラストや文字が書かれています。

例えば「津波1」と名付けられたセット。

Aのカードには家がぐらぐら揺れるイラストと
「地震が起きると」という文字が描かれています。
Bのカードには津波が迫るイラストと、
「自分の家が津波に」という文字。
Cのカードには家の中で溺れるイラストと
「巻き込まれてしまうことがあるよ!」という文字。
最後、Dのカードは、文字だけです。
これまでのA〜Cを全てつなげた
「地震が起きると自分の家が津波に
 巻き込まれてしまうことがあるよ」という文章。
そして、その下には
『自分の家や通学路が危ない場所かどうか
 調べることが大事!』と書かれています。
つまり、Dのカードには、
その災害でのリスクと対処法が凝縮されているんです。
ここまで、なんとなく想像できたでしょうか?

では、ここからが遊び方ですが、
最初にお伝えしたように、
トランプのようにもカルタのようにも遊べます。
一番簡単な、カルタとしての遊び方を説明しましょう。

まずは、14枚あるDのカードを読み札として集めます。
残りのA〜Cのカードはすべてテーブルに並べて、
取り札にします。これで準備OK。
あとは、読み手がDのカードを読んで、
その災害について書かれたA〜Cのカードをみんなで取る!
最終的に、カードを一番多く取った人が勝ちとなります。

このカードゲームの名の通り
「この次に何が起きるのか」
子供自身で考える力がつくもので、
何よりも、ちゃんと楽しいです!
国土交通省のHPで
プリントアウト用のカードデータを
自由にダウンロードすることが出来るので、
春休み、お子さんと是非一緒に遊んでみてください。

http://www.mlit.go.jp/saigai/saigai01_tk_000005.html

音声ファイルはこちら


2018.03.10
08:55 全国統一防災模試


東日本大震災から7年。
改めてあの日のこと、あの日からのことを
思い出している方も多いでしょう。

そんな中、いまYahoo!JAPANがアプリ上で
『全国統一防災模試』というものを行なっています。
東日本大震災をきっかけに東北大学に設立された
世界最先端の自然災害の研究機関
災害科学国際研究所の協力のもと、
災害時に必要な知識や取るべき行動を
スマホの色々な機能を使いながら
ゲーム感覚でチェック、
自分の防災力を試すと言うものです!

例えば、
360℃カメラの映像で、身を隠す場所を探す。
画面に現れたコンパスの針を、逃げるべき方向に合わせる、
画面のハートマークをタップして
心臓マッサージを行なう・・・など、
これまでにない設問もあります。
この全国統一防災模試の出題や監修を行なった
佐藤翔輔(さとう・しょうすけ)准教授のお話です。


災害が起きた瞬間ではなく、
生活を立て直すところまで体験して頂きたくて
今回は幅広い時間の中で
いろんな体験をして頂く設定にしました。
そして、知識だけだとその場になると使えない!と
言うこともあるので、実際にスマートフォンを使って
疑似体験が出来るよう工夫もして頂きました。
今回は25問固定で、
何度挑戦しても同じ問題が出てきます。
そう言った意味で、
低い点数だった時は2回3回と挑戦して、
点数を挙げて頂ければと思います。
今回、スマホを使った全国防災統一模試と言うことで
普段こう言った防災関係のイベントや行事を行なうと
年齢に偏りが出てきてしまいますが、
今回は若い方にも沢山ご参加頂いているようです。
得点もですが、東日本で被災した東北3県は
やや高い傾向にあるので、
経験が生きているかなと思います。

・・・実は私・TOKYO FM防災キャスターの古賀涼子も
この全国統一防災模試、スマホで参加してみました。
自分の防災の知識には少し自信があったんですが、
いくつかは間違えてしまいました。
あす3月11日を前に、
あなたも自分と大切な人を守るため
防災力、是非確認して下さい!
参加するにはヤフーのアプリをダウンロードして下さいね。

音声ファイルはこちら


2018.03.03
08:55 『東京防災』の女性版?「東京くらし防災」


3月3日はひな祭り。
女の子のお祝いの日ですが、
そんな中、以前に出た『東京防災』の
いわば女性版の冊子を東京都が
3月1日から都内の色々な場所で
配っていることをご存知でしょうか?
今回は、その冊子「東京くらし防災」についてご紹介します。

ピンクの表紙に可愛い女性4人のイラストが描かれた
「東京くらし防災」。
巻頭特集は「いますぐできる!15のこと」。
例えば、『生理用品はもう1周期分買っておく』とか、
『ママバッグは使った分だけ足しておく』と言った、
女性ならではの項目が盛り込まれているのが特徴です。

このほか、普段から備えておくべきこと、
災害が起きた時にどう行動すべきか、
被災した後はどう暮らすかなど、
東京防災と同じサイズのB6版
162ページにぎゅっとまとめられています。

でも、そもそも『東京防災』があるのに、
どうして「東京くらし防災」を改めて作ったのか。
東京都に聞いたところ、
過去の災害では、例えば着替えや授乳など
女性に対して、より細やかな配慮の大切さが浮き彫りになったこと。
そして、防災の取り組みや活動となると
どうしても男性が中心になりがちとなってしまうため、
女性リーダーをもっと育てていきたいこと。
これらがあって、作成したと言うことでした。

いま、私の手元にこの「東京くらし防災」があるんですが、
確かに可愛いイラストで読みやすいですし、
日常の延長、女性目線で何をどう用意しておけばいいのか
具体的に書かれているので、イメージしやすいんです!
例えば、非常袋については、
【いつもの旅行のアイテムをアレンジして
 役立つ非常袋を作ることができる】という項目があって、
女性向けアレンジの例として

・鏡
・生理用品
・防犯ブザー
・化粧水や保湿クリーム
・自分の好きなアロマオイル
などが挙げられています。

このほか、子供や高齢者向けアレンジ例も載っていて、
家族の分の準備の参考にもなります。

「東京くらし防災」、
配布場所は東京都のHPに詳しく載っています。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/1005427/index.html

是非、1冊手元に置いておいておくことをお勧めします!

音声ファイルはこちら


2018.02.03
08:55 誰かのサポートをするのも防災!


災害への備えというと、
食料品など「備蓄品の確認」や「家具の転倒防止」など、
自分の身のまわりの対策は考えている、と言う方も
多いと思います。
でも、大きな災害が起きた時、
誰かをサポートする準備を整えるのも、
大切な防災アクションのひとつなんですよ。
そこで今回ご紹介するのは警視庁が募集している
「学生ボランティア」と「語学支援ボランティア」です。

災害が起きた直後、いわゆる「お巡りさん」達は
救命や救助活動に全力で当たることになります。
そこで警視庁では、例えば道案内や
避難所での誘導、物資の搬入、
外国人への災害情報の発信などをサポートしてもらうため、
ボランティアを募集しているんです。

「学生ボランティア」は
都内の大学生・短大生・専門学校生が対象。
「語学支援ボランティア」は
都内在住か、都内に在学・勤務している18歳以上で、
日常会話程度の外国語が話せる人が対象です。
どの国の言葉でも構いません。

これまでに27の大学や短大、専門学校が
「学生ボランティア」として、
17の大学や企業などが「語学支援ボランティア」として
警視庁と提携しています。

それぞれのボランティアは
定期的に各警察署との災害訓練に参加したり、
研修会や防災講演会に参加したりして、
防災の知識を深めています。
例えば世田谷区の多摩川警察署では先月、
地元にキャンパスがある駒沢大学・日本体育大学・
東京都市大学の学生が署員と一緒に
救援物資の搬送訓練を行ったり、
信号機が止まった時に整理誘導する訓練を行いました。

ボランティアの取組を進めている警視庁の
地域防災担当 成澤敏彦(なりさわ・としひこ)さんは
「大きな災害が起こった時、若い方々にはまず
 自分が被災者にならないよう意識してほしい。
 お年寄りなど災害弱者のためにも、
 若い力を活用してほしい。」とお話されていました。

「学生ボランティア」「語学支援ボランティア」
興味がある人は、警視庁災害対策課の
地域防災担当に問い合わせてみて下さいね。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/joho/movie/keibi/196.html

音声ファイルはこちら


2018.01.26
14:00 一日で『ぎゅっ』と防災を学ぶ!


今週は、首都圏での大雪や
草津白根山での噴火など
自然災害が相次いだ一週間になりました。

一口に「自然災害」と言っても、
地震や火山、水害に、大雪など様々な種類があって、
それに対する備えも異なります。

そんな中、たった1日で
あらゆる防災の基本をぎゅっと学べるイベントが
1月27日(土)に開催されます!
その名も『ぎゅっとぼうさい博!2018』
文部科学省主催の防災の博覧会で、
10〜17時に池袋サンシャインシティの
文化会館で開かれます。

会場では、気象庁や
国の機関である防災科学技術研究所をはじめ、
防災や災害に関する研究機関、自治体、
民間団体などがブースを出展したり
専門家によるセミナー・シンポジウムが行われます。

中でも、とてもユニークなのが
『防災ヒューマンライブラリー』という取組。
会場ではあちらこちらに、
【防災のエキスパート】たちが
緑色のビブスを着て立っています。
そして彼らのお腹のポケットには
「こんな分野に詳しいです!」という
アピールポイントが。
彼らこそが、防災ヒューマンライブラリー!
まるで図書館の本のように、
私たちの防災に関する疑問に答えてくれます。
会場で是非、普段から疑問に思っていることを
エキスパートに聞いてみたり、
自宅や会社での備えについて
アドバイスを受けたりしてみてください。

そして、お子さんにおすすめなのが
「防災クイズビンゴ」。
会場中に防災に関するクイズが用意されています。
そのクイズに答えながらビンゴを揃えたら、
防災グッズが当たる「ガチャガチャ」に
挑戦できるというプログラムです。

このほか、ビニール袋を使って
いざという時に役立つポンチョ作りを体験できたり、
マスコットキャラクターと一緒に、
身を守る方法や避難について学べる
防災ダンスタイムがあったりと、
お子さんと楽しめるコンテンツも盛りだくさんです。

「ぎゅっと防災博!2018」は入場無料です。

http://gyuttobosai.jp/

あらゆる防災の基本を、
1日で学ぶことが出来るって貴重ですね。
まだ27日(土)の予定が決まっていないという方、
是非大切な人と出かけてみませんか?

音声ファイルはこちら


2018.01.20
08:55 千島海溝での超巨大地震と津波の可能性を考える


去年12月19日、
政府の地震調査委員会がこんな発表をしました。
【北海道東部沖の太平洋で、
 大津波を伴うM9クラスの超巨大地震の発生が
 切迫している可能性が高い】
これはとても大切な発表だったんですが、
年末で忙しい時期だったので、
聞き逃した方もいるかもしれません。
そこで今回は、これがどういうことを意味するのか、
詳しくお伝えします。

北海道の地図を思い出してみて下さい。
北海道の太平洋側、
南東に当たる十勝の沖から、千島列島の沖にかけて
ちょうど右上がりのグラフのように、海の溝があります。
これを千島海溝と言うのですが、
この海域では400年前に
超巨大地震が発生したことが分かっていて、
津波は10mから15m、
沿岸から4キロ内陸まで浸水したとも推定されています。

そして、この超巨大地震・・・
津波による堆積物を調査する最新の研究の結果、
平均で340年から380年に一度
発生していることが分かったんです。
前回、地震が発生したのがおよそ400年前。
そう考えると、もういつ起きても
おかしくないと言うことになりますね。

ではもう少し、具体的な確率でお話しましょう。

今後30年間にM9クラスの地震が起きる確率は今回、
7〜40%と発表されました。
確率が意外に低い、そして数字に幅があると
感じる方もいるかもしれませんね。
こう言うことです。
平均すると340年から380年に一度の発生ですが、
実際の間隔は100年から800年とばらつきがある。
そして、震源域がどこか、複数のシナリオがある。
だから、総合的な地震発生の確率が7〜40%なんです。

でも改めて、これは決して低い数字ではありません。
だからこそ政府の地震調査委員会も
「切迫している可能性が高い」と表現しています。
今後、自分たちで備えることは勿論ですが
国や自治体がどのような対策を取るのか、
しっかりと注目していかなくてはなりません。


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2018.01.13
08:55 改めて確認、緊急地震速報そのとき


年が明けて、仕事始めだった方も多い1月5日金曜日。
緊急地震速報が鳴り響いて、
思わず身構えた方も多かったと思います。
気象庁によると、ほぼ同時に起きた2つの地震を
緊急地震速報のシステムが
1つの地震と誤ってデータ処理してしまったため、
実際よりも大きな震度予測になったということです。

空振りだったのはある意味、良いことでした。
もし、あの緊急地震速報の予測通りに地震が起きていたら、
最大で震度5強。
立っていられないほどの揺れで、
ケガをした方もいたかもしれません。
そこで今回は改めて、
緊急地震速報を耳にした時に取るべき行動をおさらいします。

緊急地震速報を耳にした時はすぐに身の安全を確保します。
でも、あれもこれもはできないので、
この時はこうする!という【ワンアクション】を
しっかり覚えておくことが大切です。

まず、車を運転中であれば、
ハザードランプをつけて、ゆっくり減速。
車を道路の左側に寄せてください。

自宅であれば、丈夫な机の下にもぐりましょう!
お尻を床につけて、両手で机の脚をしっかりと握ります。

屋外や商業施設であれば、上下左右、
周りを一度ぐるっと見回して、
落ちてくるものや倒れてくるものがないかを確認。
もしあれば、すぐに離れてください。
ブロック塀や自動販売機は特に危険です。

エレベーターに乗っている場合は、
階数ボタンを全て押して、停止した階ですぐに降ります。

最後に、電車やバスに乗っている場合は、
つり革や手すりをしっかりと握って、
急ブレーキに備えてください。

首都直下地震では、緊急地震速報の発表と同時に
揺れることが想定されています。
ですので、緊急地震速報を耳にしたら、
反射的にワンアクションで身を守る!
今回の緊急地震速報で
何もできなかった/しなかったと言う方は、
次に来るかもしれない「本番」に備えて
必ず確認しておいてくださいね!

音声ファイルはこちら


2018.01.06
08:55 新年、防災の見直しに「耐震」も!


新しい年が始まりましたね。
この時期だからこそ、
自宅の防災を見直す良いタイミングかもしれません!
そこで是非「自宅の耐震化」についても
考えてみませんか?

実は東京都が今月15日から、
耐震化についてより広く知ってもらうための
イベントなどを行ないます。
例えば、耐震改修をしたマンションやビルを巡る
バスツアーや、
個別の相談会、専門家による講演会など
日替わりで色々なプログラムが用意されているんです。
東京都民ではない方も参加できます。

でも、自宅の耐震化って
お金も時間もかかりそうですし、
そもそも、自宅が耐震化した方がいい建物なのか
よく分からない方も多いと思います。

耐震化すべきかどうかを調べる『耐震診断』は、
昭和56年=1981年5月31日よりも前に
建てられた建物で必要となります。
この他・・・

◆増築を2回以上している
◆過去に床上浸水・床下浸水、火災などの被害にあっている
◆一面が窓になっている壁がある
◆埋立地や造成地にたっている
◆建物の基礎が鉄筋コンクリート以外である

・・・などの項目に当てはまる方は、要注意です!
是非、今回の相談会などに参加してみて下さいね。

そして、住宅の耐震化って実は【防災の要】なんです。
どういうことか、
東京都 都市整備局 耐震化推進担当の
富永信忠(とみなが・のぶただ)さんのお話です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

命が幸い助かったとしても、家に大きな損傷があると
避難所で生活しなくてはなりませんし、
大きな改修または建て替えしなくてはならないとなると、
その後の暮らしにも大きな影響が出ます。
また、東京のような大都市ですと、
密集している市街地で建物が倒れた場合、
避難や救助活動に支障をきたすことがあります。
建物の倒壊を防ぐというのは、
命や暮らしを守る上でも大切なことです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自宅が倒れた場合、自分たちが困るだけでなく、
周囲も巻き込んでしまうこと、
しっかり意識しなくてはいけませんね。

先程ご紹介したバスツアーや講演会、
そして耐震相談の窓口に関する情報など
詳しくは「東京都耐震ポータルサイト」を
ご確認ください!


音声ファイルはこちら


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