2019.03.23
08:55 防災情報、5段階のレベル化へ


近年、大きな災害が頻繁におきていますが、
一方で問題となっているのが、『逃げ遅れ』です。
例えば、避難指示や避難勧告が自分の住むエリアに出たとしても
「大丈夫だろう」と言う気持ちが働いて、
命を落とすケースが相次いでいます。
心の平穏を保とうとし、
目の前に迫る危険を受け入れられない心理を
「正常性バイアス」と言って、誰にでも起きるものですが、
それに打ち勝つことこそが命を守る最大の鍵になります。

そんな中、いざと言う時、
もっと速やかに・そして確実に避難に結び付けられるよう、
国ではいま、災害の発生する危険性を
わかりやすい5段階のレベルに整理する動きがあります。
最も高い『レベル5』は、災害が発生している状態。
豪雨などですでに避難が難しい場合は、
あなたのいるその場所で
命を守る行動をとることも重要になってきます。
そして気象庁は今週、大雨特別警報を
この『レベル5』に位置づけることを決めました。
今後、正式に国がレベルの運用を開始したら、
レベル5=本当に危険な状態だと受け止めて下さい。

『レベル4』は、避難指示や避難勧告が出ている状態で、
速やかに避難する必要があります。
なお、「土砂災害警戒情報」は今後、
このレベル4に位置づけられます。
気象庁は、
「大雨特別警報が出る前のレベル4のうちに避難してほしい」と
呼びかけています。

そして、大雨警報が出たら『レベル3』。
高齢者や妊婦さん、乳幼児連れ、体が不自由な方など
移動に時間がかかる方はこの『レベル3』で避難を始めて下さい。
手助けが必要な方が周りにいないか、声をかけあいましょう。

全国の自治体にこの週明けにもガイドラインを示すとのことで、
いよいよ私達の周りで防災情報の5段階のレベル化が動きだします。
正しく避難できるよう、改めて防災グッズや避難先の確認など
家族みんなでしてくださいね。

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2019.03.16
08:55 東京防災を元に、改めていざと言う時の確認を!


この3月11日で東日本大震災から丸8年が経ち、
被災地の復興の様子など、
様々なニュースが入ってきました。
こうした機会に改めて、防災の備えを進めていきたいものです。
都民の方は自宅や会社に、黄色い表紙の本「東京防災」が
2015年9月1日に配布されました。
でも、きちんと目を通していない方もいるはず。
そこで今朝は「東京防災」をもとに、
大地震が起きた時のシミュレーションをおさらいします。

まず、地震が発生した瞬間の行動ですが、
大地震が起きると、どうしても身体がこわばって、
頭も真っ白になります。
そこで、地震の時に取るべき行動を普段からイメージするために、
地震が起きた時にいる場所ごと、
どう行動したらいいのかをお伝えしましょう。

まず、「自宅にいる場合」はすぐに、
物が落ちてこない、倒れてこない、移動してこない場所に
身を隠して下さい。
テーブルがあれば、その下に隠れて自分の身を守りましょう。
「オフィスにいる場合」も、自宅と同じように、
テーブルやデスクの下に隠れて下さい。

「外にいる場合」は、
隠れる場所がないことがあると思います。
そんな時は、かがんで小さく丸まって、
頭をカバンなどで守って下さい。
たくさんの人がいる繁華街で、いちばん怖いのは、
地震で多くの人がパニックになることです。
まずは、自分自身が慌てず、落ち着くことを、心がけましょう。

次に、「駅のホームや、電車の中にいる場合」。
ホームにいる時は、落下物から身を守って、
ホームから転落しないよう、近くの柱に移動して下さい。
電車に乗っている時は、電車が強い揺れで緊急停車しますので、
手すりやつり革につかまり、足を踏ん張って、
倒れないようにしましょう。

最後に、「車を運転していた場合」。
地震が起きたら、ハザードランプを点灯して、少しずつ速度を落とし、
車を道路の左側に寄せます。
もし、高速道路の橋の部分や
トンネルをもう少しで抜けられそうな場合は
走り抜けると言う判断も重要になってきます。
安全そうな場所でしたら、その場でエンジンを止めて
ラジオで情報収集しながら、様子を見て下さい。

このように、どんな所で地震が起きても、
自分の身を守ることができるよう、
普段からイメージしておくことが大切になります。
「東京防災」、この機会に改めて見てくださいね。
持っていない方は、東京都のホームページで見たり、
電子書籍でも読むことができます。

http://www.bousai.metro.tokyo.jp/1002147/


音声ファイルはこちら


2019.03.09
08:55 平成と言う時代を災害で振り返る


来週月曜日3月11日で、東日本大震災の発生から丸8年。
この震災をはじめ、
平成と言う時代には本当に沢山の災害が発生しました。
そんな30年間に起きた災害を振り返る企画展
「平成の災害と赤十字」がいま、
芝大門にある日本赤十字社で開催されています。
今回はこちらをご紹介しましょう。



この企画展では、パネルと写真の展示に加えて、
赤十字が被災地での救護活動で使った物を見ることもできます。



まずパネルの展示では、平成元年から1年ずつ、
その年の世界のニュースと、
日本で起きた主な災害がまとめられています。
あらためて、こんなに沢山の災害が起きたのかと驚きます。
写真展示では、阪神淡路大震災で炎に包まれる街や
東日本大震災の津波被害、去年の西日本豪雨など
息を飲む姿が切り取られているほか、
被災地で活動する人々の様子も多く展示されています。
また、平成3年の雲仙普賢岳噴火以降の災害を
記録映像で見ることもできます。

さらにこの企画展は、実際に触れることができるのも特徴です。
例えば、阪神大震災で使われた物と同じ炊き出しの釜や
熊本地震の避難所で配られた
エコノミークラス症候群を予防する
ストッキングを手に取ることもできますし、
去年の北海道胆振東部地震の避難所で使われた
段ボールベットの寝心地を体験することもできます。



「平成の災害と赤十字」の企画展は入場無料、
3月いっぱいの平日9時30分〜夕方5時まで
芝大門にある日本赤十字社の本社1階で開催中です。

平成を災害という視点で振り返ると、
次の時代に備えるべき課題が見えます。
一方で、残したい・伝えたいものも見えるはずです。
あなたの備えに是非、つなげて下さい。

音声ファイルはこちら


2019.03.02
08:55 最新版、東北〜関東沖の地震が起きる確率


政府の地震調査委員会は2月26日、今後30年間に
東北から関東にかけての日本海溝沿いで
大地震が発生する確率を改定しました。
詳しくご紹介しましょう。

政府によるこの予測は『長期評価』と言って、
例えば今回の日本海溝沿いや、南海トラフなど
地域ごと、数年おきに改定されています。
このエリアの改定は、
東日本大震災を受けた2011年11月以来。
その後の調査や最新の知見を踏まえていて、
注目すべきものです。

地震に関する確率の算定方法はいくつかありますが、
その内の1つを目安としてご紹介すると、
例えば、あるエリアで
平均して100年に1回、巨大地震が起きているとします。
この場合、30年間にこの地震が起きる確率は30%なのだそうです。
実際にこれまで起きた地震を元に
確率を出しているということですね。

今回は、日本海溝沿いのエリアで
将来発生すると考えられる地震について、
場所や規模などを踏まえて12の確率を出しました。

まず注目は、宮城県沖での地震です。
M7.9の【巨大地震】が今後30年間に起きる確率は
これまでの「ほぼ0%」から
「20%程度」に引き上げられました。

また、【大規模地震】と言われる
M7.0〜7.5程度が起きる確率は、
福島県沖が、これまでの「10%程度」から一気に「50%程度」に上昇。
青森から岩手北部の沖にあたるエリアでは、
これまで「90%程度」とされていたのが更に上がって
「90%程度以上」と言う表現に変わっています。
宮城県沖も「90%程度」。
茨城県沖は「80%程度」と、とても高い確率です。

地震調査委員会の委員長で東京大学の平田直教授は、
「大震災があったので、
 しばらく大きな地震は起きないとは
 考えないでほしい」と警戒を呼びかけています。

改めて、自分の備えは大丈夫か・・・
この機会に見直して下さいね。

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2019.02.23
08:55 防災×風呂敷


東京都は今年度から来年度にかけて、
防災リーダーとなるような人材の研修会に参加した人に
【風呂敷】を配っています。
およそ1m×1mとかなり大きくて、鮮やかな黄緑。
水を弾く加工されていて、
風呂敷の四隅を結んで袋型にすれば、
バケツ1杯分の水を運ぶこともできるんです!
また、避難の途中に突然雨が降って来ても、
被ることで雨をしのげます。

このように、風呂敷は使い方次第で
災害の時にとても役に立ちます。
そこで今回は、風呂敷を使った防災術をご紹介します!

まずは、水や食べ物を受け取った時、
まとめて運ぶのに役立つ【風呂敷バッグ】の作り方です。

一番簡単なのは、手提げ袋型。
風呂敷を広げたら、
隣り合う両端をそれぞれ、固く結びます。
こうすると、風呂敷全体で2つの結び目ができますね。
その2つの結び目、輪っかになった部分に手を通せば、
あっという間にバッグの完成です!

もし、中にいれた荷物が動いて困る場合は、
すいか包みと呼ばれる結び方がお勧めです。
広げた風呂敷のとなり合う両端を結んだら、
手前の結び目を奥の結び目の輪っかに通して持ちあげます。
こうすると、中の荷物がぎゅっと固定されて、
肩にかけて運ぶのも楽になりますよ。

このほか、授乳ケープとして使いたい時は
マントのように首に結んで、布地を前に回すだけ。
また、がれきの撤去や片づけを行なう時に
ほこりをよけられる頭巾とマスクが一体化したものも、
風呂敷を結ぶだけで簡単に作れます。

動画は こちら からご確認ください。

バッグの中に、大きめで軽く、
できれば撥水加工されている風呂敷を1枚いれておけば、
災害の時、必ずあなたの助けになってくれます。
マイ風呂敷、選ぶ時は是非
災害の時に目立つよう、
明るい色のものを選んでくださいね!


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2019.02.16
08:55 トイレの備えのススメ!


去年は大きな災害が相次いだので、
改めて災害への備えを見直している方もいらっしゃると思います。
では、「トイレの備え」はできているでしょうか?

NPO法人「日本トイレ研究所」が去年、
東京と大阪で生活する2000人を対象に
自宅に備えている防災グッズについて聞いたところ、
飲み水は60%だったのに対し、
災害用トイレはたったの17%でした。
でも、大地震の後は停電や断水、
そして下水管が壊れることで、
多くの水洗トイレが使えなくなります。
そして、水洗トイレが使えないことに気が付かずに
一度でも使ってしまうと、
汚れた水があふれたり、逆流したりすることがあります。
衛生環境が悪くなると、感染症の原因にもなったり、
トイレに行くのが嫌で水分を控えてしまうと、
エコノミークラス症候群になるリスクも高まります。

これらのことから、災害用トイレを
自分で準備しておくことがどれだけ大切か、
お分かり頂けると思います。

では、どんな準備すればいいのか。
・・・その前に、まず心がけて頂きたいのが、
大地震が起きた後は、下水管が壊れたりしていないことを
きちんと確認で切るまでは
『一度であっても、トイレの水を流さないこと』です!
うっかり流してしまわないよう、
地震の後すぐにガムテープなどで
水洗レバーやボタンを覆ってしまいましょう。
こうすれば、自宅のトイレをそのまま活用できます。

その上で、どうするか。
一番良いのは、災害用トイレとして市販されている
専用のトイレキットを準備しておくことです。
ビニール袋と凝固剤・消臭剤がセットになっていて、
これを自宅のトイレに取り付ければOKです。
使用した後は、そのままビニールの口を閉じて
燃やせるゴミとして処理できるので、
清潔もプライバシーも保てます。
50回分で3000円くらいで販売されています。
また、便器そのものが壊れた時に備えて
段ボール組み立て式の簡易便器が付いているセットなどもあります。

大人は一日、5回ほどトイレに行くとされています。
食べ物や飲み物は少し我慢も出来ますが、
我慢できないのが、このトイレ!
防災グッズの中に、ぜひ災害用トイレを加えて下さいね。

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2019.02.09
08:55 「あなたの町の予報官」はじまります


今回は、気象庁による
「あなたの町の予報官」についてご紹介します。

一昔前と比べて、天気予報は本当によく当たるようになりました。
気象庁の「予報官」と呼ばれる専門家が
様々な気象データを読み解いて、最新情報を届けてくれます。
ただ、それでも天気は急変したり、
思いもよらない事態になることがあります。
そんな時、避難勧告や避難指示を出すのは自治体のトップですが、
彼らだけで判断をするのが難しいケースも増えています。

そこで気象庁はこの4月から全国で順次、
自治体の防災業務をサポートする
特別なチームを作ることになりました。
それが「あなたの町の予報官」です。

これまで、災害が起きた時や起きそうな時に
駆け付けてサポートする「JETT(ジェット)」
と言う取り組みは気象庁にありましたが、
今回は、何も起きていない平常時からを想定しています。

「あなたの町の予報官」は、
全国各地の気象台から1チーム3〜5人で編成され、
この1つのチームで複数の自治体を受け持つ予定です。
例えば、長野県は自治体が77もありますが、富山県は15。
地域によって自治体の数が全く異なるからなんです。

では具体的に、チームが平常時から
どんなサポートをするのかですが・・・
例えば、担当する自治体に出向いて、
防災担当者などに気象データの読み解き方をレクチャーしたり、
住民向けの防災教育の方法などを伝えたりする予定です。
また、その土地ならではの災害
=火山の噴火や大地震、洪水が起きる可能性が高い自治体には
より専門知識を持ったメンバーが加わってレクチャーもするとのこと。
チームは、担当する自治体のトップと携帯電話の番号を交換するなど
いざと言う時のホットラインも築きます。
自治体と気象台で普段から顔の見える関係を作り、
協力して住民の命や生活を守る「あなたの町の予報官」。
とても心強いですね!

そして、だからこそ私たちは、
避難指示や避難勧告が出されたとき、
自分だけは大丈夫と思わず、
しっかりと適切な行動をとるよう心がけましょう。
どんなにきめ細やかな情報が出されても、
最後に命を守るのは、あなた自身です!

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2019.02.02
08:55 防災+手帳=?


地震などの災害は日頃からの備えが大切ですが、
防災について考える機会は
なかなかないなぁ・・・という方が
多いのではないでしょうか?
そこで、今回ご紹介したいアイテムが、
手帳と防災を組み合わせた
「防災プラス手帳」というものです。

これは東日本大震災をきっかけに作られたもので、
防災ノウハウをまとめた100ページの「本」と、
手帳型「防災ダイアリー」が1つのセットになっています。
本の監修は、災害情報が専門の京都大学名誉教授、
河田 惠昭さんが務めました。

この「防災プラス手帳」は
毎年、内容が更新されるのが特徴。
2019年版、防災ノウハウ本の方には
南海トラフ巨大地震に関連する臨時情報や、
去年の西日本豪雨で得た教訓も書き加えられています。
「3.11で実際に役立った防災グッズ」として、
毛布、タオル、カセットコンロや自転車、
使い捨ての皿、紙コップ、
食品用のラップなども紹介されています。

一方、手帳型「防災ダイアリー」の方ですが、
こちらには、1日1つ防災の豆知識が載っている
月別カレンダーに加えて、
災害カレンダー、
自分や家族の情報を書き込むメモの欄がついています。
月別カレンダーの豆知識は例えば、
「寒いときは新聞紙を服の下に入れると温かくなる。」
「重い物はできるだけ下に収納するようにする」など。
手帳として使いながら、自然と目に入るのがいいですね。
災害カレンダーのページには、
何月にどんな大災害が起きたかに加えて、
ここにも災害から学べる教訓が。
1月の阪神大震災の項目では
「耐震対策・家具の転倒防止が重要」など書かれています。

防災の知識を持ち歩いて、
いつでも見ることができるように作られた
「防災プラス手帳」。
災害への備えを進める上で、とても参考になります!

https://bcp.official.ec/


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2019.01.26
08:55 火山の噴火、意識していますか?


ひとりが犠牲となった草津白根山の噴火から、
1月23日で1年が経ちました。
草津温泉などの周辺観光地はこの1年
大きなダメージを受けましたが、
いまは賑わいが戻りつつあるとのことです。
一方で、火山列島の日本・・・
2019年1月26日現在、
警報レベルの火山は7つもあります!
そこで今回は改めて、
火山にまつわる情報の種類をお伝えします。

気象庁は火山の被害を少しでも減らすため、
全国111の活火山について5段階の警戒情報を発表していて、
これを「噴火警戒レベル」と言います。

このうち、草津白根山や、
福島と山形の県境の吾妻山などは現在、
レベル2の「火口周辺規制」。
また、鹿児島県の桜島と口永良部島は現在、
レベル3の「入山規制」。
つまり、山に入ることが規制されます。
そして、このレベル2と3は「警報」にあたります。

一方、レベル4の「避難準備」とレベル5の「避難」は
人が住んでいる地域に直接関係してくるもので、
2015年5月の口永良部島噴火の時に
初めて発表されました。
この4と5は、「特別警報」として扱われます。

でも、火山なんて自分には関係ない、登山しないし・・・
と思う方もいるかもしれませんが、
それではスキーや温泉、観光はどうでしょうか?
気象庁が噴火警戒レベルを発表する
活火山111のすぐそばには、
箱根と言った身近な温泉から、
蔵王や那須と言ったゲレンデ、
もちろん富士山も含まれていて、
実は決して他人ごとではないんです。

そこでお勧めなのが、
噴火した山の周辺の人ピンポイントで気象庁から発表される
「噴火速報」に対応したアプリをスマホに入れておくこと。
『Yahoo!防災速報』や
日本気象協会の『噴火速報アラート』では、
位置情報も利用しながら、
自分のいる場所に噴火の危機が迫った時、
警報音やポップアップで教えてくれます。

意識しないまま
山に行くことも多いこの季節だからこそ、
火山への対策、是非して下さいね。

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2019.01.19
08:55 『夜』の防災訓練を!


1月17日で阪神淡路大震災の発生から24年。
この地震は、明け方の午前5時46分に発生しました。
また、去年9月の北海道胆振東部地震が起きたのは、
午前3時7分。
地震は夜から明け方にかけて起きることを
想定するのも大切です。
そこで今回は、夜の地震や消火を体験できる
「防災館の夜のツアー」をご紹介しましょう。

東京の池袋消防署にある防災館では、
去年4月から、金曜日の夜に無料のツアーが始まりました。
災害体験は通常、明るい所で行われるものですが、
このツアーでは、地震や消火、煙の体験が
全て暗闇の中で行われます。

まずは、地震そのものの揺れの体験。
マットレスの上で横になっていると
震度6や7の揺れが襲ってきて、
暗闇の中での揺れをリアルに体感できます。
体験した後には、寝ている時の揺れからの身の守り方を
教えてもらえます。
揺れたら、ダンゴムシのように小さく丸まって、
『頭を枕や掛け布団で守る』ことが大切とのこと。
夜の地震に備えて、
枕元に懐中電灯などのライトを『家族の人数分』
用意しておくことも大事だと言うことでした。

次に消火体験では、真っ暗な部屋で
突然、火災報知機が鳴った後、
消火器を使って、火を消す訓練をします。
また煙の体験では、煙が充満する通路を
誘導灯をたよりに煙を吸い込まないよう、
姿勢を低くして避難していきます。

この体験ツアーは、所要時間が1時間40分ほどで、
毎週金曜日の午後5時と7時の回があります。
池袋防災館に事前に電話して予約すれば無料で体験できて、
予約の空き状況はホームページで確認することも出来ます。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ikbskan/
金曜の夜であれば、仕事帰りに体験することも可能ですね。

今年は、年明けに、熊本で震度6弱の地震が起きました。
どこで、いつ起きるか分からない地震への備えを、
今年も、一緒に進めていきましょう!


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