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2025.03.29
08:25 山林火災の種類


先月の岩手県・大船渡市の山林火災に続いて、
今週は、岡山県で大規模な山林火災が発生しました。

山火事のおよそ7割が1月から5月の
冬から春にかけて起こりやすいと言われています。
今朝は、「山林火災の種類」についてお伝えします。

森林火災とは、発生した火がヤマや森林で
広範囲にわたって燃え広がり発生する火災の事です。
「山火事」や「山林火災」、「林野火災」とも呼ばれますが、
この火災が発生する大原因の大半が人為的要因だとも言われています。

総務省消防庁によると、山火事などを含む林野火災は、
最新の2023年のデータで1299件発生していて、
その原因として最も多いのが焚き火で32%
農作業などで枯れた草を広範囲で燃やす「火入れ」が19%
たばこが3.8%と続いています。

山火事というと、
自然に火がつくイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
『山火事が人間の不注意でほとんどが起きている』という事なんです。

私たち自身が気をつけなければ、山林火災は減らないという事です。
こういった原因で起こる山林火災ですが、
燃え広がり方は4つの種類に分ける事ができます。
それが、「地表火(ちひょうか)」「地中火(ちちゅうか)」
「樹冠火(じゅかんか)」「樹幹火(じゅかんか)」です。

地表火とは、地表を覆っている枯れ葉や枝、枯れ草などが延焼する事をいいます。
風の影響を受けやすい事から、延焼速度は、通常時で4~7キロ、
強風の時や登り斜面では時速10キロの速さになる事も特徴です。

地中火は、地中の泥状の炭で、石炭の一種
などの有機物に引火して燃え広がります。
延焼速度は遅く、火力も強くはありませんが、
地表に出てこない事から燃えにくく、
数ヶ月に渡って燃え続ける事もあります。
日本では、北海道で稀に起こりますが、
基本的に発生例は少ないと言われています。

樹冠火、じゅもくの「じゅ」に王冠の「かん」に火でじゅかんかと言います。
これは、樹木の先端部分が燃えるもので、
針葉樹林(しんようじゅりん)で多く起きると言われています。
延焼速度は、時速2~4キロと遅いですが、
強風の時は、時速15キロにもなるのが特徴で、火災が拡大しやすくなる
のも特徴です。

もうひとつの樹幹火は、じゅもくのじゅに、みきとかいて、じゅかんか。
さきほどの樹冠化は、樹木の先端部分が燃えるとせつめいしましたが、
こちらの樹幹火は、樹木の幹がもえるとものです。
この様に燃え方、燃え広がり方も様々です。

ところで、
日本では、大規模な火災を防止する為の対策がとられています。
たとえば、植栽(しょくさい)を行って、
燃え広がらないように周辺の樹木の本数や
環境を計算に入れた上で、予め伐採をして調整し、
さらに防火性の高い樹木を植える事で燃え広がりにくくしています。
更に、延焼被害を食い止めることができる
帯状の防火帯=可燃物のない帯状の区域を設置するなど対策を行っています。

春までは山林火災が起こりやすい季節です。こ
れからキャンプなどを楽しむ方も増えていきます。
焚き火やタバコの火など人的要因で山林火災にならないように注意しましょう。


音声ファイルはこちら


2025.03.22
08:25 いざという時の救急方法知っていますか?


今朝は、「災害に備えて知っておきたい救急のしかた」についてお伝えします。

災害の時はもちろん、家族や身近な人が事故や急病で倒れたとき、
冷静に行動する事はできますか?
慌ててしまったり、適切な判断ができなかったり、
どう対処すべきか分からなかったりする事があるかもしれません。

そうならないために、「救急」の知識があれば、
大切な人の命を救うために行動できます。
基本的な心肺蘇生や応急手当てを学んで、いざという場面で
役立てられるように準備しておきましょう。

まず、救急の方法とは、
救急車が到着するまでに行う一時救命処置のことです。
ケガ人や急病人に対して、
一時救命を正しくできるかどうかが、命を救う鍵となります。
心肺停止になったあと、AEDが1分遅れるごとに
救命率は7~10%下がり、10分以内にAEDを行わないと
助からないおそれがあります。
救急車を要請してから到着までにかかる時間は、
総務省のおととしのまとめで、平均10.3分とされていて、
その場に居合わせた人の行動が大切です。

では、急病人や災害時助けなければならない人がいたら
どう対処すべきなのでしょうか?
重要なポイントは3つです。

まず1つ目は、
自分や周りの人が危険にさらされていないかをチェックして
二次被害がおきないように注意する事が大切です。
その後、①意識はあるか②呼吸をしているか③出血はあるか
④手足は動かせるか⑤脈拍はあるかを確認します。

近くにいる人に大声で助けを求めて、
119番通報とAEDの準備を行いましょう。

2つ目は心肺蘇生です。倒れている人が
呼吸をしていなかったら心肺蘇生を行います。
心臓マッサージは、胸の真ん中に手の付け根を置いて、
肘をまっすぐのばして、5~6センチくらい沈むように胸を圧迫します。
人工呼吸は、鼻を押えて軽く胸が上がるくらい息を吹き込みます。

心臓マッサージを30回。人工呼吸を2回というサイクルで
救急車が到着するまで繰り返します。

途中でAEDが届いたら、電源をいれ音声ガイダンスに従って
準備しましょう。AEDは、一般の方でも扱える様に作られているので
操作自体はあまり悩む事なく操作できるとおもいます。
AEDは、
病院やクリニックのほか、市役所や学校、駅などに設置されていますが、
日頃、どこに置かれているのか確認しているといざという時に備えて、
あなたのお住まいの周りのどこにあるのか見ておきましょう。

3つ目は、ケガの応急手当てです。
出血などケガがある場合、手当を行いますが、
その時、三角巾やスカーフ、シーツなどが役にたちます。

血が止まるように圧迫したり、
傷が空気にふれないようにしたり、
固定するために身近にあるもので対処しましょう。

救命講習は、
各地の消防署や日本赤十字社で定期的に開催されています。
講習時間は、内容や場所によって変わります。

実践練習する事で、災害時などでも自信を持って行動できるようになります。
大切な人の命を守るためにも救命講習に参加してみては、いかがでしょうか?


音声ファイルはこちら


2025.03.15
08:25 東日本大震災から14年「復興ツーリズムって?」


東日本大震災から14年が経ちました。

3月11日午後2時46分ごろ、
東北沖でマグにチュード9.0の巨大地震が発生し、
宮城県栗原市で震度7を観測。
岩手、宮城、福島県を中心とした太平洋沿岸部を巨大な津波が襲い、
東京電力福島第一原発事故も発生しました。
また、東京23区でも、高層ビルなどを大きくゆっくりと揺らす
長周期地震動も観測され、震源から遠く離れた東京や大阪でも被害がでました。

災害関連死をふくめた東日本大震災の死者と行方不明者は、
合わせて2万2千228人にのぼり、
避難生活を余儀なくされている人は2万7615人となっています。

発生から14年の時が経ち、記憶が風化するとともに、
震災を知らない世代も増えてきました。

今朝は、「東日本大震災の教訓を学ぶ」と題してお伝えします。
震災の記憶や教訓、防災対策について学ぶことができる
サイトや書籍など多く出版されています。
今回番組でご紹介したいのは、
『被災地に行って教訓を学ぶ』という事です。
復興が進んでいる地域を中心にとくに力をいれている
防災学習があるそうなのですが・・・。

東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授に伺いました。

今村教授
今その状況を見ていただくような、
例えば防災学習ツーリズムまたは復興ツーリズムということで、広くですね、
国内外の方々に来ていただくような取り組みが進んでいます。
だいぶ復興が進んで逆にですね、当時の状況が分かりづらいところはあるんですが、
遺構であったり伝承施設ではしっかり当時の状況を、語りべさんであったり、
いろんな資料を見ていただきながら、現地で学習とかいろんな学びをしていただいております。
福島の特に浜通りでは、ホープツーリズムということで
、希望を皆さんと語るということで、まだ本当に復興が始まったばかりではあるんですが、
その状況も見ていただいて、福島の課題であったり新しい取り組み、光と影と呼ぶんですけども、」
そこも見ていただくようなツアーがあります。

東北を旅しながら被災地から学ぶ『復興ツーリズム』は、
自治体が企画しているツアーもあれば、
旅行会社などが企画している復興ツーリズムなどさまざまです。

また、日帰りプランから1泊2日かけてまわるプランなど、
旅のスケジュールに合わせてくみこむ事ができます。

復興ツーリズムは、学びだけではなく、
震災の記憶を風化させない、被災地の観光をまもる事や
多くの人が被災地を訪れてその地に住むみなさんと交流する事で
被災者の方々が元気になるという様々な側面があります。
復興ツーリズムは国も推進をしています。

被災地に行ったことのないかた、東日本大震災についてお子さんに
伝えたいと思っている方に特におすすめです。
春休みに被災地を訪れてみてはいかがでしょうか?

東日本大震災から14年。
あなたに伝えたい事、今村さんのメッセージです。

今村教授:
我々ですね。
東日本大震災から学んだ1番大きなものは、
備え以上のことはできなかったということです。
実は宮城県沖とかですね、
過去の地震、津波に対して一定の事前防災であったり取り組みはやっていたんですけども、
それを超えたところでは非常に難しかったと。
防潮堤を超えた津波が広域に、また原子力事故も起きましてで、
はるかに想定を上回ってしまったわけです。
今後もそういう状況が生まれる可能性もありますので、ぜひ、備え以上のことはできないので、
だからこそ今、事前の防災であったり備えっていうのを十分とっていただきたい。
それが個人のレベルからコミュニティ、また国全体でですね、取り組んでいただきたいなと思います。

『備え以上の事は』できない。
いつ起きるかわからない災害に備えて、
あなたができる防災の準備をしてましょう。
防災備蓄や非常用持ち出し袋の点検も忘れずに。


音声ファイルはこちら


2025.03.08
08:25 岩手県大船渡市の森林火災 専門家に聞く


今朝は、岩手県大船渡市の大規模山林火災について
専門家の話を交えてお伝えします。

この山林火災での焼失面積は
3月4日時点でおよそ2600ヘクタール。
また建物被害は少なくとも84棟と報告されています。

京都大学防災研究所
特定准教授・峠嘉哉さんに伺いました。

延焼が続く理由について、
現段階で、どのような条件で大規模化したかについて、
今後の調査研究をしてみないと詳細は分からないとしたうえで、
一般的に山林での火災が燃え広がる条件として、
『乾燥』と『強風』そして、
気象条件だけでなくこのような事もあげられると言います。

この様な理由をあげた上で、
今は、過去にどういう事例があったかを、
振りかえる事が非常に重要だと言います。

峠さんが事例としてあげたのが、
2017年5月に岩手県釜石市で起きた尾崎半島林野火災です。
焼失面積は、413ヘクタールで、
この時は、出火当日に数百ヘクタールが燃え、
非常に速いスピードで燃え広がりました。

また、その後の調査で
「樹冠火(じゅかんか)」というものが起こった事が分かったといいます。
樹冠火という言葉をはじめて聞いた方もいらっしゃると思います。
峠さんの解説です。


今回の山林火災で、樹幹火が起こったのかは、
これからの調査を待たないと分かりませんが、
過去には起きた火災から備える事、学ぶことができます。

山の近くに住む方にとっては、
山林火災は恐ろしい災害の一つです。
一方で山や森林が近くにない都市部などに住む
あなたにも、影響がないわけではありません。

各地で山林火災が起きる事で
地球温暖化や気候変動が進んでします可能性があります。
都市部など各地の気温が上昇して真夏日や猛暑日、
熱帯夜の日数が増えて熱中症の危険性も高まります。

また、降水量の不足による水不足や、局所的に大雨が降る豪雨と
それに伴う洪水や土砂崩れなどの二次災害が起こる可能性もあります。

この時期は、乾燥した状態が続くので火の取り扱いも含めて
あらためて注意しましょう。


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2025.03.01
08:25 地域防災の取り組み:千代田区


番組では、今月から月に1回、都内の自治体がどの様な
防災への取り組みを行っているかご紹介していきます。

一回目は東京・千代田区です。
千代田区の特徴として、
8割以上の世帯がアパートやマンションに住んでいます。
また、昼間の人口が多い事から、地震などでの災害発生時には
最大でおよそ60万人の帰宅困難者が発生すると言われていて、
3日間は、会社や大学などに留まる事が求められています。

一方、地震が発生した時、
延焼火災が少ない地域と想定され、区内全域が避難を必要としない
「地区内残留地区」に指定されています。
地震が起きた時は慌てて建物や家を飛び出すのではなく、
自宅やビルなどの建物に留まる事が求められています。
災害発生後の避難生活で
お住いのあなたに求められている事は「在宅避難」です。

千代田区災害対策・危機管理課
山下淳一(やました・じゅんいち)課長にお話しを伺いました。

山下さん:
自宅の建物をきちんと耐震工事していただくとか、
部屋の中は家具の転倒防止を行っていただくとか、
水や物資を備えていただく事で自宅にいながら避難をしていただく
在宅避難している区民の方をどうやって支えるかっていう考え方に
立ち返って、避難所を作っていこうと考えています。
避難所が生活の拠点ではなくて、物資の供給の拠点であったり
あとは情報発信の拠点であったり、その2点を中心に、地域全体の
防災・災害対策を支える場所として作り上げていきたいと
考えておりますので、方向性としては在宅避難とうもので
やっていこうと思っております。

避難所を物資や情報発信の拠点にしていく為に、
今後も区民に在宅避難の準備や
心得などを周知していきたいという事ですね。

ところで、来月4月から千代田区民にとって
防災の心強い味方が誕生します!

総合防災情報システムを活用した、
「防災ポータルサイト」、「防災アプリ」の提供が
始まるという事なのですが、どういったサイト、アプリなのでしょうか?

山下さんのお話しです。

災害時に区役所にはいる様々な情報を集約・整理したものを、HPであったり、
スマホのアプリで一括管理できるといいますか、情報を整理したものを
リアルタイムで発信していけますので、災害時に必要な情報が、即時に手に入るという
例えば、大雨の時の避難指示であったりとか、
避難所どこが空いているとか物資がここにありますよみたいな情報も
どんどん発信していける事になりますので、
災害時って情報がない事が一番の問題だと思いますので、
様々な情報発信を行う事で区民の皆様の不安を取り除くとか
実際のお困りの点解消につながると思いますので。

災害情報は速報性がなによりも大事ですし、情報がまとまっているという
所も大きなポイントですよね。千代田区にお住いの方は、
「防災ポータルサイト」「防災アプリ」是非チェックしてみてください。

最後に、少し先になりますが、
9月27日(土)28日(日)に「千代田区防災フェスタ」が
日比谷公園で開催される予定です。
イベントを通してあなたの街の防災に見て触れて知ってみるのも
良い機会ですよね。


音声ファイルはこちら


2025.02.22
08:25 防災FRONTLINE メタバース


防災FRONTLINEと連動した
防災メタバース空間・『防災FRONTLINE メタバース』ができました。
これは、TOKYOFMとTOKYOFMのグループ会社である
ジグノシステムジャパンが半年以上に時間をかけて共同制作したもので、
既に、防災フロントラインのホームページにもアップされています。
URLをクリックするとメタバース空間に入る事ができて
誰でも簡単に使う事ができます。

防災フロントラインメタバースの発案者
ジグノシステムジャパン株式会社の神山洋平さんに
特徴や使い方について聞きました。

メタバースという技術を利用して、
防災に関する知識を学べるような空間とさせていただいております。
このメタバース空間では、パネルの表示であったりとか、
水害や地震などにおける、シチュエーション別に体感できるフロアを用意していたりとか
クイズ形式という形だったり、この防災FRONTLINEの音声ページへリンク
するような場所などを用意していて、この空間の中で疑似体験もしていただきながら、
学べるような形で作らせていただいています。

防災の知識を学ぶ事ができるこの空間は、4つの階に分かれています。
1階は、「ラジオブースフロア」テーマや各階の説明を見る事ができます。
2階は、「防災知識フロア」ここは、
パネルを読みながら各部屋に関連した防災知識を得られます。
3階は、防災学習フロアです。
シチュエーション別にフロアを歩きながら防災のポイントを学べます。
4階は、防災クイズフロアとなっていて、防災クイズを通じて
楽しみながら知識を深められるスペースです。
この様に、各階テーマを持って作られていて楽しく防災の知識を
学ぶ事ができます。
どんな方に利用してもらいたいと考えているのでしょうか?

神山さんのお話しです。

全ての人が対象になられるかなと思っております。
その中で普段防災教育を受けるかた、
教育をされている方には特に体験・利用していただけると嬉しいです。
自由な時間にアクセスできるので、いつでも学ぶ事ができるのが
メリットとなっております。

最近はタブレットや仮想空間を利用した防災教育も増えてきています。
学校に通うお子さんや、先生はもちろん、家に帰ってから家族と会話
しながら、使ってみるのも良いのではないでしょうか?

お住まいの地域によって防災対策に個性がある場合もありますが、
災害が起きる前に知って貰いたい知識が詰まっています。
神山さんは1人でも多くの方に利用して貰って
防災の意識を高めて貰いたいと話します。

メタバース空間だとどういった表現になっているのかでも
アクセスをしていただくだけでも防災というキーワードに興味を
もっていただいたという事で、能動的なアクセスになると思いますので
自分事化する事ができると思います。すでに知っている事がメタバース空間内
にあるかもしれないのですが、一つでも改めて知る、知らなかった事を知る
機会になっていただけたら嬉しいです。

「防災フロントライン メタバース」は、
防災フロントラインのHPにリンクが貼られています。
そこからアクセスする事ができます。
是非利用してみてください!



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2025.02.15
08:25 最近の自治体防災対策の取り組み


最近の自治体の防災対策の特徴について、
防災システム研究所所長の山村武彦さんに聞きました。

最近の防災対策について、
一番大きなトピックとしては、
熊本地震や能登半島地震発生から
「耐震基準」についてこんなデータが見えてきた事から
自治体の助成にも変化があるのではないかと話します。

今後は、
1981年未満だけでなく、
1981年6月1日以降~2000年5月までの建物も
自治体が補助金や助成するという取り組みが
広がっていくのではないかと話します。
ただ、そうはいっても対象の建物がすぐに変わるわけではありませんし、
密集地域や木造住宅がすぐ解消するわけでもありません。

そんな中で、高知県・黒潮町の取り組みが役立つ
その時にすぐに行動ができる防災行動、
高知県・黒潮町の取り組みが「日本一短い避難訓練」です。
居間や寝室から玄関まで避難する訓練。

津波対策、早く逃げる為の屋内避難訓練で、
地元の中学生が一緒になって行っているそうです。
古い木造家屋の場合、
机の下に逃げたとしても家が潰れれば命の危険があります。
まず、玄関に脱出する訓練をしておく、
転んだりしないようにするためのバリアフリーを準備する事で

命を守る行動に繋がる黒潮町の防災の取り組みは、
都内にいる私たちにも役立つ取り組みだと言います。

また、こんな防災対策も。
神奈川県相模原市の光が丘地区、
密集地が広がるこの地域では、
火災が発生する危険性があると言われています。

この地域で行われているのが、
 「空飛ぶ火の見やぐら作戦」どういったものなのでしょうか?


今は、ドローンのパイロットを10人養成して
日々訓練行っているという事です。

地域の特徴に合った防災対策や
防災訓練を日々模索しているんですね。

最後に、今後の自治体の防災対応に必要な事、
強化すべき事について聞きました。今村さんのお話しです。

防災FRONTLINEでは、
東京都内の自治体の取り組みについて
来月から放送していく予定です。

あなたの街の防災対策について
是非確認も含めチェックしてみてくださいね。


音声ファイルはこちら


2025.02.08
08:25 災害が起きた時の連絡方法


今朝は、
災害が起きた時の代表的な連絡方法を3つご紹介します。

一つ目は、災害用伝言ダイヤルです。
災害用伝言ダイヤルはNTT東日本、NTT西日本が
提供していて、音声メッセージの録音・再生が可能です。

毎月1日と15日、お正月の三が日などに体験利用する事ができます。
利用方法をご紹介しましょう。

まず、「171」にダイヤルします。
次に、録音の場合は、「1」再生の場合は「2」を押します。

続いて、連絡を取りたい人の電話番号を市外局番から入力。
最後に、録音の「1」を押した方は30秒以内で伝えたい事を録音。
再生の「2」を押した方は、メッセージを再生します。

171は、被災地の人の番号に紐づいてメッセージを登録・再生
できる仕組みです。家族間でどの番号にメッセージを残すかを
事前に決めておきましょう。
また、録音できる時間は30秒間と決まっています。
自分の状況やこれからどうするかなど、
いう事を手短にまとめておく事が大切です。

子供は、操作にてこずってしまったり、自動音声に
緊張してしまう事もあるので、体験利用できる日に家族揃って
使ってみる事をおすすめします。

二つ目は、災害用伝言版です。
災害伝言版は、携帯電話キャリア各社が提供している
文字で伝言を登録・確認できるサービスです。
伝言を登録できるのは、被災地域内のスマートフォンに限られ、
伝言の閲覧は地域外からも確認する事ができます。
また、パソコンやタブレットからも閲覧できます。

この災害用伝言版も、171と同じく、毎月1日と15日。
お正月三が日などに体験利用する事ができます。

まずは、災害用伝言版のページにアクセスします。
災害時の伝言板サービス提供中にはトップページに案内が表示されます。
コメントは、100文字まで登録可能です。
登録した伝言を見るには、登録した人の電話番号を入力して検索します。
この検索機能は、例えばドコモと契約している人の伝言を閲覧したい場合
でも、ドコモのウェブサイトにアクセスする必要はなく、自分が契約している
キャリアの伝言板から検索します。
伝言の登録でも閲覧でも、自分が契約しているキャリアの
伝言板だけを利用すれば良いですし、
画面もとてもシンプルで、
案内どおりに入力するだけなのでとても簡単です。

3つ目にご紹介するのは、
三角連絡方法です。
災害がおきた時は、被災地同士の通話や
被災地域外から被災地域内への
電話が繋がりにくくなる事があります。
その時に便利なのが、三角連絡方法です。
被災地域外に住む親戚や知人に伝言を預ける事でやり取りをする方法です。
例えば、関東圏に住んでいるなら、関西圏や九州圏に住む
知人や親せきを中継地点に指定して、
そこを経由して伝言のやり取りを行います。
中継点となる人を事前に何カ所か決めておきましょう。

最後に、連絡を取るためにこの情報も知っておきましょう。
00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)です。
0が5つの後に、ローマ字でJAPAN、
日本で大規模災害や通信障害起きた時に、情報収集や安否情報などを
支援するために無料で提供される公衆無線LANです。

利用するには、
公衆Wi-Fiスポット近くにいる必要があります。
どの場所でWi-Fiを無料開放しているかは、
通信会社のホームページやTwitterで確認する事ができます。

今朝は、
災害が起きた時の代表的な連絡方法をご紹介しました。


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2025.02.01
08:25 子供がいる家庭の防災行動


こどものいる家庭では、
年齢に応じた災害への備えが必要です。

今朝は、「子供と防災」という視点でお伝えします。

乳幼児は、高齢者や障害者、妊産婦、
日本語を苦手とする外国人などとともに、
災害時の要配慮者に分類されます。

幼いこどもは、自分自身で災害の状況を把握し、
適切な避難行動をとる事ができません。
だからこそ、
子供のいる家庭では普段から災害に備えて
準備をしておく事が大切です。
子供を連れて避難するには時間がかかる事が想定される為、
災害の危険が迫っているときは、早めに避難する事が重要です。

地震などは突然起こりますが、
台風などの水害は事前に想定する事ができます。

危険な場所から全員が避難をする
「警戒レベル4 避難指示」より前の
「警戒レベル3 高齢者等避難」が出た時点で避難を開始しましょう。

災害が起きた時、
保護者が負傷してしまうと、子供を安全な場所に避難させる事も
難しくなってしまいます。乳幼児を抱いて避難する時、
バランスを崩しやすいので足元に十分注意しましょう。



子供が2人以上の場合、
子連れでの避難はもっと困難になる事が想定されます。

自治体や自治会が主体となって高齢者や障害者を対象とした
避難行動要支援者のリストを作成しています。
小学校入学前のこどもがいる一人親家庭や、
子供の多い家庭なども対象となる場合があるので、
子どもを連れての避難が難しいと感じている方は、
登録を検討してみてはいかがでしょうか?

子供たちは、園や学校の避難訓練で、
災害時にどう行動すればいいか普段から学んでいます。
私の時代は、「お・か・し・も」だったんですが、
何度も何度も先生から繰り返し教わったおかげで、
大人になった今でもすぐにでてきます。

最近は、「お・か・し・も・ち」と教わる子供が多いそうです。

友達を「押さない」
こわくても「かけない」
ともだちと「しゃべらない」
忘れ物を取りに「戻らない」
危険な場所に「近づかない」
という言葉の頭文字をとった「おかしもち」。
災害が起きた時に先生の話をよく聞いて行動するよう、
家庭でも定期的に確認しておきましょう。

地震後に津波が警戒されるエリアなど、
災害の種類と状況によっては、
こどもたちは園や学校から別の場所へ避難する事があります。
災害時の避難場所を、入園・入学の書類などで確認しておくと安心です。

お子さんの引き渡し方法も、
こどもの入園・入学、進級などのタイミングで
検討しておきたい防災ポイントです。

最後にお子さんの防災グッズです。
乳幼児のオムツとミルク、アレルギーのある子供の薬など、
災害時に必要なものは、子供の年齢や健康状態によって異なります。

非常用の持ちだしリュックは中身を定期的に確認し、子供を連れて
いても持てる範囲の重さと大きさにまとめましょう。
小学生以上の子供であれば、
子供用の防災リュックも作っておきましょう。


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2025.01.25
08:25 改めて確認!南海トラフ地震臨時情報


防災FRONTLINEでは、
災害が起きた時に役立つ情報をお伝えしています。

今朝は、既にご存じの方も多いと思いますが、
「南海トラフ地震臨時情報」についてお伝えします。

今月13日の夜に起きた日向灘を震源とする地震では、
南海トラフ地震の評価検討会が開かれましたが、
南海トラフ地震が発生する可能性が平常時と比べて、
相対的に高まったと考えられる現象ではなかったと判断しました。

一方、南海トラフ巨大地震が起きる確率は、
今後30年以内に80%と言われていて、
気象庁はいつ大規模地震が起きてもおかしくないことを意識して、
普段から地震への備えを進めるように私たちに呼びかけています。

南海トラフ地震臨時情報は、
普段と比べて巨大地震が発生する可能性が
相対的に高まったとされた場合に、
気象庁が、「巨大地震警戒」「巨大地震注意」といった
キーワードを付けて発表するものです。

去年8月には、「巨大地震注意」が発表されています。

南海トラフ沿いでマグニチュード6.8以上の地震が発生したり、
ひずみ計と呼ばれる観測機器で普段と違う地殻変動が観測された場合、
南海トラフ地震との関連性について調査をはじめた事を示す
「調査中」というキーワードつきの情報が発表されます。

その後、専門家で作る評価検討会で関連があるかの会議が行われ
結果について南海トラフ地震【巨大地震警戒】【巨大地震注意】
【調査終了】のいずれかが示されます。

【巨大地震警戒】は想定震源域でマグニチュード8以上の地震が
起きている可能性が高いです。取るべき行動は、
津波からの避難が間に合わない地域の住民は全員避難です。
具体的には、
「地震発生から30分以内に、津波で30センチ以上浸水する地域」です。

【巨大地震注意】は、
プレートの境目でマグニチュード7以上8未満の地震が起きる
想定震源域の周りでマグニチュード7以上の地震が起きたりして、
その後の巨大地震に注意が必要とされた時に出される情報です。
1週間は普段の生活を続けながら、避難経路の確認や
家具の固定など地震への備えを改めて確認するようにしましょう。

調査終了は、
巨大地震警戒、巨大地震注意のいずれにも当てはまらないと
評価された場合は、調査終了が発表されます。

ただ、南海トラフ地震臨時情報が発表されずに、
大きな地震が急に起きる可能性もあります。

今月13日の日向灘を震源とする地震では
専門家の検討会の後「調査終了」という結果が示されました。
ただ、このキーワードが出たからと言って大地震の可能性が
低くなったわけではありません。

南海トラフ地震臨時情報は、あくまでも
「普段と比べて、相対的に発生の可能性が高まった」
という不確実性のある情報です。

臨時情報が発表されないまま、いきなり巨大地震が発生する可能性もあります。
また、臨時情報が発表されても地震が起きないという事も考えられる他、
情報に基づく防災対応期間が終わった後で
巨大地震に襲われる事もありえます。


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2025年03月29日 放送
山林火災の種類
2025年03月22日 放送
いざという時の救急方法知っていますか?
2025年03月15日 放送
東日本大震災から14年「復興ツーリズムって?」
2025年03月08日 放送
岩手県大船渡市の森林火災 専門家に聞く
2025年03月01日 放送
地域防災の取り組み:千代田区
■2025年 ON AIR
3月11日(火) TOKYO FM 防災1day いま、震度6強の地震が起きたら? ~あなたに伝えたい!防災ワンポイント~
過去の防災関連番組
■2024年 ON AIR
3月11日(月) TOKYO FM 防災FRONT LINE 1DAY~震度7・東京で起きたら、命をどう守りますか?~
■2023年 ON AIR
9月1日(金) TOKYO FM 防災の日スペシャル 関東大震災から100年
■2022年 ON AIR
10年ぶり首都直下地震被害想定改定 ~プロテクトマイセルフ~
■2022年 ON AIR
PROTECT MYSELF ~都市生活の自助と共助~
■2021年 ON AIR
首都圏に線状降水帯が滞留したら 水災害に備える 首都圏ノウハウ
■2020年 ON AIR
TOKYO FM 防災の日 1DAYスペシャル 大災害、その時に… 命を守る防災アクション
■2019年 ON AIR
防災とボランティアの日 特別プログラム 東京BLACKOUT 〜大停電、そのとき
■2018年 ON AIR
TOKYO FM 防災とボランティアの日 特別プログラム 防災LIFE HACK! 〜目の前の命を救うウラワザ
防災の日ワンデー企画 防災 ONE ACTION!
■2017年 ON AIR
防災の日 TOKYO FM 1DAY PROGRAM WATER DAMAGE 〜豪雨、そのとき
防災とボランティアの日 特別企画 ESCAPE FROM LEVEL X ~巨大立体都市を生き延びる~
■2016年 ON AIR
PROTECT MYSELF
■2015年 ON AIR
DIGEST
IN THE CRISIS
■2014年 ON AIR
LOVE & HOPE
防災ONE DAY
■2013年 ON AIR
防災ONE ACTION
防災ONE DAY
■2012年 ON AIR
PROTECT YOURSELF
■2011年 ON AIR
SAVE THE LIFE
■2010年 ON AIR
WALK
IN THE CHAOS
防災ONE TOPIC
■2009年 ON AIR
IN THE CHAOS
防災ONE TOPIC
■2008年 ON AIR
THE MOMENT
AGAINST THE EARTHQUAKE