今日ゲストにお迎えしたのは、ミュージシャンで参議院議員でもいらっしゃる、喜納昌吉さん!
以前、スペイン坂の『Hummingbird』にもご出演いただいて、
そのときからのご縁なので、とても楽しみにしていました。


(相変わらず、とても熱くて、そして優しい喜納さん。
この一本指のピースサインは、平和のサインなのだとか。
「Vサインは、2本指で勝者と敗者を分けてしまうからダメ」なのだそうです。)

『花〜全ての人の心に花を〜』のヒットで、あまりにも有名な喜納さん。
環境問題に関するメッセージも、発信し続けていらっしゃいます。
そんな喜納さんの目には、今の地球ってどんな風に映ってるのでしょうか?

「もうね、今は地球が悲鳴を上げているように思いますね。
よく、この地球上で、人間ってガン細胞にたとえられますけど、
ガン細胞ってね、寄生した相手を食い尽くして殺した後に、自分も死んでしまうんですよ。
つまり、人間は地球を滅ぼした後に、自分たちも死んでしまう運命にあるわけですよね。
だから、今のように地球を破壊するような活動は、今すぐやめなくてはならないんですよ。」

喜納さんの言葉は、率直で胸に響きます。
思わず、言葉もなく黙り込んでしまった編集長と私に、喜納さんは続けます。

「よくみんな、『かけがえのない地球』っていう言葉を使うでしょ?
でもそれって、僕に言わせればとてもおこがましい話なんですね。
『地球にとって、人間はかけがえのない存在か?』
それを考えなくちゃいけないときに来ているんですよ。」

・・・・・・・・・・・・。
確かに、人間にとって地球はかけがえないけど、
地球にとって人間って、絶対にかけがえなくないですよね・・・。
その言葉の重さに気づいて、呆然としてしまいました。

そして今、喜納さんが一番大事だと思っていることが、植林などをして緑を増やすこと。
「CO2を排出し続けているんだから、それを吸ってくれる緑を、とにかく増やさなくちゃ。
水があって空気があって緑があって生物がいて。そんな惑星は、地球だけなんですよ。
もしも宇宙に、ほかにもそんな惑星があったら、そこにも植林して緑を増やさなきゃ!」

冗談とも本気ともつかない口調で、喜納さんは強く訴えてお帰りになりました。
編集長はその後もしばらく、「宇宙で植林かぁ・・・。」と、つぶやいていました。

でも、ホントに私たちは、そうやって生物が生息できる奇跡の星に住んでいるのだということを、
もっともっと肝に銘じなければいけないですよね。
喜納さんの熱いメッセージに、そんなことを感じたハチドリ高柳だったのでした。