2007年11月04日
ハチドリのピンチ!
今週の『Hummingbird』は、ハチドリ高柳のピンチWEEK!!
TOKYO FMがスペシャルウィークということで、ハミングもスペシャル。
普段、私たちが「エコの常識」と思っている事実を覆す持論をお持ちの、
教授方、先生方をお迎えします。
ということで、初日の今日は、以前にもゲストに来ていただいて、
そのときにハチドリ高柳をコテンパンにやっつけてくださった(!)、
中部大学教授で工学博士でいらっしゃる、武田邦彦先生!!
「環境問題は、なぜウソがまかり通るのか」という衝撃的なタイトルの著書の第2弾、
その名も、「環境問題は、なぜウソがまかり通るのか2」を、
お出しになったばかりでいらっしゃいます。
(結局、今回もハチドリ高柳は完敗!見てください、武田先生と編集長のこの嬉しそうな顔!!)
前回お越しいただいたときも、
「ペットボトルのリサイクルは、ペットボトル1本につき、3本分の石油が必要になるから、
リサイクルはしないほうがエコ!」
という、衝撃の持論を展開してくださり、
日々リサイクルに励むハチドリ高柳を、ショックのどん底に突き落とした武田先生。
今回は、「バイオ燃料はエコじゃない!」という、新たな衝撃の一撃を、
高柳にお見舞いしてくださいました。
「だ、だって、石油に代わる新たなエネルギーとして、今注目されていてっ、
サトウキビとかっ、トウモロコシとかっっ」と、しどろもどろの私に、
涼しい顔で武田先生はひと言。
「だって、作物の作付面積は変わらないんですよ。だからブラジルで小麦畑が減って、
トウモロコシ畑ばっかりになっちゃったから、日本で讃岐うどんが値上げになったでしょ?」
そ、それはそうですが、で、でもっ、バイオ燃料はCO2も出さないし、石油も使わないしっ、と、
必死の抵抗を試みるハチドリ高柳を、武田先生は若干哀れみを含んだ目でご覧になりました。
「だってね、作物は作るときに膨大な石油が必要なんですよ。
だから、燃料として車を走らせるときには石油を使わないけど、
作るときに十二分に使っちゃってるんです。ちっとも資源の節約にならないんですよ。
しかも、世界には飢えている人が8億人います。そして、世界中にある車は8億台。
アナタは、トウモロコシでできたパンを、飢えた人に食べさせるんですか?
それとも、クルマに食べさせちゃうんですか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ハチドリ高柳、またも完敗です。
だって、武田先生のお言葉にはとても説得力があるのです。
環境問題って常に表と裏があって、あちらが立てばこちらが立たず、の典型のような問題。
いつも一方向からのみでモノを見ないで、きちんと裏側も見ることがとても大切だ、と、
心から感じた、今日の『Hummingbird』でした。
あー、それにしても今週は、こんな感じの教授ばっかりがいらっしゃるんだー・・・。
週の終わりに白髪が増えてないか若干心配な、ハチドリ高柳でした。
TOKYO FMがスペシャルウィークということで、ハミングもスペシャル。
普段、私たちが「エコの常識」と思っている事実を覆す持論をお持ちの、
教授方、先生方をお迎えします。
ということで、初日の今日は、以前にもゲストに来ていただいて、
そのときにハチドリ高柳をコテンパンにやっつけてくださった(!)、
中部大学教授で工学博士でいらっしゃる、武田邦彦先生!!
「環境問題は、なぜウソがまかり通るのか」という衝撃的なタイトルの著書の第2弾、
その名も、「環境問題は、なぜウソがまかり通るのか2」を、
お出しになったばかりでいらっしゃいます。
(結局、今回もハチドリ高柳は完敗!見てください、武田先生と編集長のこの嬉しそうな顔!!)
前回お越しいただいたときも、
「ペットボトルのリサイクルは、ペットボトル1本につき、3本分の石油が必要になるから、
リサイクルはしないほうがエコ!」
という、衝撃の持論を展開してくださり、
日々リサイクルに励むハチドリ高柳を、ショックのどん底に突き落とした武田先生。
今回は、「バイオ燃料はエコじゃない!」という、新たな衝撃の一撃を、
高柳にお見舞いしてくださいました。
「だ、だって、石油に代わる新たなエネルギーとして、今注目されていてっ、
サトウキビとかっ、トウモロコシとかっっ」と、しどろもどろの私に、
涼しい顔で武田先生はひと言。
「だって、作物の作付面積は変わらないんですよ。だからブラジルで小麦畑が減って、
トウモロコシ畑ばっかりになっちゃったから、日本で讃岐うどんが値上げになったでしょ?」
そ、それはそうですが、で、でもっ、バイオ燃料はCO2も出さないし、石油も使わないしっ、と、
必死の抵抗を試みるハチドリ高柳を、武田先生は若干哀れみを含んだ目でご覧になりました。
「だってね、作物は作るときに膨大な石油が必要なんですよ。
だから、燃料として車を走らせるときには石油を使わないけど、
作るときに十二分に使っちゃってるんです。ちっとも資源の節約にならないんですよ。
しかも、世界には飢えている人が8億人います。そして、世界中にある車は8億台。
アナタは、トウモロコシでできたパンを、飢えた人に食べさせるんですか?
それとも、クルマに食べさせちゃうんですか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ハチドリ高柳、またも完敗です。
だって、武田先生のお言葉にはとても説得力があるのです。
環境問題って常に表と裏があって、あちらが立てばこちらが立たず、の典型のような問題。
いつも一方向からのみでモノを見ないで、きちんと裏側も見ることがとても大切だ、と、
心から感じた、今日の『Hummingbird』でした。
あー、それにしても今週は、こんな感じの教授ばっかりがいらっしゃるんだー・・・。
週の終わりに白髪が増えてないか若干心配な、ハチドリ高柳でした。
投稿者: 高柳恭子
コメント
高柳さんに追い討ちかける様で恐縮ですが、バイオ燃料用のトウモロコシは遺伝子組み換えの
品種も作付けされています。 外国での事ですが、やはり儲かるから転作したのだそうです。
遺伝子組み換えの農作物は、食品でなくても環境に対する疑問が残ったままです。
害虫に強いという品種はもしかすると、毒性があるのかも知れない事を示唆した事例があります。
となると、単に Co2 削減の問題だけでは済まなくなってしまいます。
こうなってくると、科学技術者には徹底的に研究を進めてもらうのと供に、一般の人は環境への
思いやりと、飢えに苦しむ人への救済を心がけましょう。
あと、あえて高柳さんのピンチ WEEK を実施してくださった決意を尊敬します。