2007年09月06日
腐る野菜と枯れる野菜?
今日スタジオにお迎えしたのは、無農薬野菜の店と自然食レストラン、
『ナチュラル・ハーモニー』代表の、河名秀郎さん。
趣味でサーフィンをされている、ということで、程よくこんがり焼けてツヤツヤのお肌が、
印象的でした。
(それにしても、編集長は何にそんなに驚いてるんでしょ?鳩が豆鉄砲喰らった、って顔してますよ。)
若い頃に、お姉さまを病気で亡くされたことから、食事や健康に人一倍感心を持つようになった、
という河名さん。
本物は、「有機」ということではなく、
生命本来のチカラを持った「自然栽培」にこそあると考えられました。
「有機だから」、「無農薬だから」と無条件に信じるのは、致命的な間違いの原因なのだそうです!!帰国して以来、普段の食事がほとんどお野菜になってしまっていたハチドリ高柳、
出来る限り「有機」のものをいただこうと思って、宅配でお野菜を取っていました。
でも、それはよくなかったの・・・?
すると河名さんは、わかりやすい写真を用意して、説明してくださいました。
「ビンに、化学肥料で育てたキュウリ、有機肥料で育てたキュウリ、何も入れないキュウリ、
3種類を入れて、湿気の多いムシムシしたところに置いておきます。
さて、どれが一番腐るでしょう?」。
・・・むむむ??
それはきっと、化学肥料で育てたキュウリ!!
だって、有機のものは身体にいいはずですもの♪
すると河名さん、ちょっと嬉しそうにニヤっと笑ってひと言。
「違うんですねー。正解は、有機肥料を入れたキュウリが一番腐るんです。」
えーっ!!??ホントですかーっ??
でも、写真を見せていただくと確かに、有機で育てたものはもう真っ黒でドロドロ。
化学肥料のものは、まぁ、黒くなって腐ってるな、という感じ。
でも、ひとつだけ、単に干からびているだけで、まだ若干緑色だし、全く腐ってないキュウリが。
「これが、何もいれずに自然栽培で育てたキュウリなんです。
正しい育て方をしたキュウリは、『腐る』のではなく『枯れる』んです。」と河名さん。
確かに、「枯れる」という表現がぴったり。それにしても、一体どうしてこんな現象が起こるのでしょう?
河名さんにうかがったところ、それは窒素の量に影響されるのだそうです。
窒素といえば、植物の栄養のもと。
有機肥料で育てたお野菜は、そういう栄養分をたっぷりと、もっと言えばたっぷり「すぎる」ほど、
蓄えているのです。
それは一見いいことにも思えるんですが、それは要するに「腐りやすい」ことにも、
つながるのだとか。
昔から、冷蔵庫に入れっぱなしになっていたお野菜って、気がつくと腐ってましたよね。
でも、「自然農法」で育てたお野菜なら、「枯れる」けど腐らない、ってわけ。
河名さんは、「そういうお野菜こそ、安全でおいしい」とおっしゃっていました。
そして、ハチドリ高柳が思い出したことがひとつ。
宅配でとっていたお野菜、ホントにホントに、確かに感じたことがあるのです。
「このお野菜たち、干からびてはいくけど、腐らないなぁ。。。」。
とても不思議に思っていたのですが、でもあのお野菜たちは確かに、
「有機栽培」のモノのはず。
そしたら河名さんは、「そう。有機でも、上手に育てれば、
腐らず枯れるお野菜になるんですよ。」とニッコリ。
そっか。肥料の種類だけじゃなく、やり方にも、色々あるんですねー。
でも、私と編集長はなんだか腑に落ちない。
だって、そんな完全に「枯れる」お野菜がどんなものか、無肥料のお野菜がどんな味か、
知らないんですもの!
かくなるうえは、銀座にある河名さんのお店にお邪魔して、食べてみるしかない!!
ということで、「いつ行く?」と、グルメツアーの日程調整を始めた、
編集長とハチドリ高柳だったのでした。
気になったアナタも、こちらをチェック♪
http://www.naturalharmony.co.jp/
『ナチュラル・ハーモニー』代表の、河名秀郎さん。
趣味でサーフィンをされている、ということで、程よくこんがり焼けてツヤツヤのお肌が、
印象的でした。
(それにしても、編集長は何にそんなに驚いてるんでしょ?鳩が豆鉄砲喰らった、って顔してますよ。)
若い頃に、お姉さまを病気で亡くされたことから、食事や健康に人一倍感心を持つようになった、
という河名さん。
本物は、「有機」ということではなく、
生命本来のチカラを持った「自然栽培」にこそあると考えられました。
「有機だから」、「無農薬だから」と無条件に信じるのは、致命的な間違いの原因なのだそうです!!帰国して以来、普段の食事がほとんどお野菜になってしまっていたハチドリ高柳、
出来る限り「有機」のものをいただこうと思って、宅配でお野菜を取っていました。
でも、それはよくなかったの・・・?
すると河名さんは、わかりやすい写真を用意して、説明してくださいました。
「ビンに、化学肥料で育てたキュウリ、有機肥料で育てたキュウリ、何も入れないキュウリ、
3種類を入れて、湿気の多いムシムシしたところに置いておきます。
さて、どれが一番腐るでしょう?」。
・・・むむむ??
それはきっと、化学肥料で育てたキュウリ!!
だって、有機のものは身体にいいはずですもの♪
すると河名さん、ちょっと嬉しそうにニヤっと笑ってひと言。
「違うんですねー。正解は、有機肥料を入れたキュウリが一番腐るんです。」
えーっ!!??ホントですかーっ??
でも、写真を見せていただくと確かに、有機で育てたものはもう真っ黒でドロドロ。
化学肥料のものは、まぁ、黒くなって腐ってるな、という感じ。
でも、ひとつだけ、単に干からびているだけで、まだ若干緑色だし、全く腐ってないキュウリが。
「これが、何もいれずに自然栽培で育てたキュウリなんです。
正しい育て方をしたキュウリは、『腐る』のではなく『枯れる』んです。」と河名さん。
確かに、「枯れる」という表現がぴったり。それにしても、一体どうしてこんな現象が起こるのでしょう?
河名さんにうかがったところ、それは窒素の量に影響されるのだそうです。
窒素といえば、植物の栄養のもと。
有機肥料で育てたお野菜は、そういう栄養分をたっぷりと、もっと言えばたっぷり「すぎる」ほど、
蓄えているのです。
それは一見いいことにも思えるんですが、それは要するに「腐りやすい」ことにも、
つながるのだとか。
昔から、冷蔵庫に入れっぱなしになっていたお野菜って、気がつくと腐ってましたよね。
でも、「自然農法」で育てたお野菜なら、「枯れる」けど腐らない、ってわけ。
河名さんは、「そういうお野菜こそ、安全でおいしい」とおっしゃっていました。
そして、ハチドリ高柳が思い出したことがひとつ。
宅配でとっていたお野菜、ホントにホントに、確かに感じたことがあるのです。
「このお野菜たち、干からびてはいくけど、腐らないなぁ。。。」。
とても不思議に思っていたのですが、でもあのお野菜たちは確かに、
「有機栽培」のモノのはず。
そしたら河名さんは、「そう。有機でも、上手に育てれば、
腐らず枯れるお野菜になるんですよ。」とニッコリ。
そっか。肥料の種類だけじゃなく、やり方にも、色々あるんですねー。
でも、私と編集長はなんだか腑に落ちない。
だって、そんな完全に「枯れる」お野菜がどんなものか、無肥料のお野菜がどんな味か、
知らないんですもの!
かくなるうえは、銀座にある河名さんのお店にお邪魔して、食べてみるしかない!!
ということで、「いつ行く?」と、グルメツアーの日程調整を始めた、
編集長とハチドリ高柳だったのでした。
気になったアナタも、こちらをチェック♪
http://www.naturalharmony.co.jp/
投稿者: 高柳恭子
コメント
しかし「野菜」のほとんどが人口交配品種ですから、「山菜」とは違って
自生能力は劣るはずです。
山野に自生している野菜を見たことがあるでしょうか?
この辺のお話になってくると、農業の専門家にもお話を伺いたいです。