2007年01月14日
森を守る企業
今日のスタジオにお迎えしたのは、住友林業の宮下昭子さん。
ショートカットがよく似合う、穏やかでとっても控えめな、女性らしい女性でした♪
そんな宮下さんが教えてくれたのが、住友林業の森に対する取り組み。
なんとなく、ここ最近の風潮として、「木を切る=環境破壊」みたいなイメージって、
蔓延してますよね?
紙を使うことも、割り箸を使うことも、結局は森林を伐採することになるから、環境破壊だ、と。
でも、お家を建てるために木を切っちゃう住友林業さん、
どんな取り組みをしているのやら?と思っていたところ、そもそも、
「木を切る=環境破壊」という考え方自体が、間違いだったことが判明!
実は、「国産」の木を使うことは、環境破壊の反対!森を守ることにつながるのだそうです。
そもそも日本の森は、ある程度まで木が育ったら間引いてあげないと、
全体に日光がいきわたらなくなってしまうため、細〜い木がびっしり生えた、
弱〜い森になってしまうのだとか。
そこで行われるのが、間伐。いわゆる、間引きです。
その時に出る「間伐材」を使うことは、ひいては森の手入れを誘発することになり、
結果的に、森を守ることにつながる、と言うわけなのです。
今、日本の森が弱ってしまっているのは、外国産の安い木材に押されて、
国産材を日本人が使わなくなってしまっているから。
森を守る林業の人たちが、切っても売れないから、間伐をしなくなってしまっているのです。
日本の山は今、ひょろっとした弱い木がいっぱいの、弱い森になってしまっています。
でも、外国産の木材は、ひょっとしたらその国の人に必要な山まで、
ごっそりと切られてしまっているかもしれないし、
輸入をするときに、エネルギーもコストも、とても多く使っています。
だから私たち消費者が、日本の木材を選ぶことが、めぐりめぐっては森を守ることにつながるのです。
そして住友林業は、そんな森を守る活動を続けながらも、
苗木を植える、つまりは森を「造り」「育てる」活動も続けています。
木を植え、それを育て、間引く分だけを切ってそれを上手に家の建築などに活用し、
そうすることで、木と森と環境を守っている。そんな素敵な企業です。
それこそが、まさにサステナブル!
自分の企業では、木を切ることがわかっているから、だからこそ、その木を育てる。
そうすれば、そもそもとてもサステナブルな「木」という素材を、無駄なく、有効に使えるのです。
もちろん、森を育てる、と一言で言っても、簡単なことではありません。
苗を植えてから、100年、200年とかかる、気が遠くなりそうな長期計画。
だけど、それをしなくては、結果的に打撃を受けてしまうのは私たち人間かもしれません。
こんな風に、長〜い視野に立った活動ができる企業が、もっともっと増えてくれたらいいな、と、
そんな風に感じた25分だったのでした。
大切なのは、やっぱり「地産地消」。
これから木を使う機会があったら、国産のものかどうかに目を光らせてみてくださいね!
ショートカットがよく似合う、穏やかでとっても控えめな、女性らしい女性でした♪
そんな宮下さんが教えてくれたのが、住友林業の森に対する取り組み。
なんとなく、ここ最近の風潮として、「木を切る=環境破壊」みたいなイメージって、
蔓延してますよね?
紙を使うことも、割り箸を使うことも、結局は森林を伐採することになるから、環境破壊だ、と。
でも、お家を建てるために木を切っちゃう住友林業さん、
どんな取り組みをしているのやら?と思っていたところ、そもそも、
「木を切る=環境破壊」という考え方自体が、間違いだったことが判明!
実は、「国産」の木を使うことは、環境破壊の反対!森を守ることにつながるのだそうです。
そもそも日本の森は、ある程度まで木が育ったら間引いてあげないと、
全体に日光がいきわたらなくなってしまうため、細〜い木がびっしり生えた、
弱〜い森になってしまうのだとか。
そこで行われるのが、間伐。いわゆる、間引きです。
その時に出る「間伐材」を使うことは、ひいては森の手入れを誘発することになり、
結果的に、森を守ることにつながる、と言うわけなのです。
今、日本の森が弱ってしまっているのは、外国産の安い木材に押されて、
国産材を日本人が使わなくなってしまっているから。
森を守る林業の人たちが、切っても売れないから、間伐をしなくなってしまっているのです。
日本の山は今、ひょろっとした弱い木がいっぱいの、弱い森になってしまっています。
でも、外国産の木材は、ひょっとしたらその国の人に必要な山まで、
ごっそりと切られてしまっているかもしれないし、
輸入をするときに、エネルギーもコストも、とても多く使っています。
だから私たち消費者が、日本の木材を選ぶことが、めぐりめぐっては森を守ることにつながるのです。
そして住友林業は、そんな森を守る活動を続けながらも、
苗木を植える、つまりは森を「造り」「育てる」活動も続けています。
木を植え、それを育て、間引く分だけを切ってそれを上手に家の建築などに活用し、
そうすることで、木と森と環境を守っている。そんな素敵な企業です。
それこそが、まさにサステナブル!
自分の企業では、木を切ることがわかっているから、だからこそ、その木を育てる。
そうすれば、そもそもとてもサステナブルな「木」という素材を、無駄なく、有効に使えるのです。
もちろん、森を育てる、と一言で言っても、簡単なことではありません。
苗を植えてから、100年、200年とかかる、気が遠くなりそうな長期計画。
だけど、それをしなくては、結果的に打撃を受けてしまうのは私たち人間かもしれません。
こんな風に、長〜い視野に立った活動ができる企業が、もっともっと増えてくれたらいいな、と、
そんな風に感じた25分だったのでした。
大切なのは、やっぱり「地産地消」。
これから木を使う機会があったら、国産のものかどうかに目を光らせてみてくださいね!
投稿者: 高柳恭子
コメント
樽を作るのに木を使うので植林までしているということを放送しているのを思い出しました。
外国での話しですが、こういう発想を持つ人はすばらしいですね。