2008年04月14日
六ヶ所村を通して思うこと。
先日、2月25日に、自民党・衆議院議員の河野太郎さんと、
アーティストのSUGIZOさんをお迎えして、青森県・六ヶ所村の、
核燃料再処理工場についてのお話をうかがったのを、聞いていただいたリスナーの方も、
多いと思います。
ちょうど『ロッカショ』という本が出版されたのをきっかけに、
いまだになかなか、はっきりとした実態がつかみにくいこの再処理工場について、
少しお勉強をさせていただこう、というお話でした。
そして実は翌日、そのお話に関して『日本原燃株式会社』という会社から、
ご連絡をいただきました。
それは、番組内でお二人が発言された内容に、誤りがある、というご指摘でした。
『Hummingbird』では、スタッフや会社関係者、そして先方との話し合いを重ね、
リスナーの方に少しでも真実に近いことを、公正な立場で知っていただきたい、
という意思を確認しました。
ということで、今回は推進事業者の立場ではない方をお迎えして、
ご指摘いただいた点に関して、うかがっていこう、ということになりました。
お迎えしたのは、日本原燃株式会社からご紹介いただいた方です。
内閣府・前原子力委員の木元教子さんと、
京都大学原子炉実験所教授でいらっしゃる、山名元さんです。
![](https://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kimoto.JPG)
(お二人とも、素人的な質問を繰り返すハチドリ高柳にも、優しく教えてくださいました。)
木元さんはそもそも、アナウンサーとしては大先輩。
キャスター、コメンテーター、ジャーナリストとしてご活躍の中、
内閣府・前原子力委員としても活動してこられました。
山名先生は、京都大学原子炉実験所教授で、核燃料の再処理高額を専門とされ、
原子力専門委員会の専門委員も勤めていらっしゃいます。
つまりは、この問題についてはお二人とも、専門家中の専門家でいらっしゃるわけです。
お話は、先日の河野太郎さんとSUGIZOさんのときのお話に関してから、
私たちが率直にうかがった疑問点まで、多岐に渡り、最後は木元さんに、
「一緒に六ヶ所に、見学に行きましょうよ」と誘っていただきました。
(ホントに行きたいです!)
今回のことで、ハチドリ高柳はとても大きなことを学びました。
放送人として、やはり何らかの問題を扱うには、片側の方の意見だけを聞くのでは、
絶対にいけないのだ、ということ。
どちらの問題にも、それぞれのお立場の方のご意見があって、
それに対する反論ももちろんある。
その両方を、放送局として公平にお伝えしていかなくてはいけないのだ、と痛感しました。
私はまだ、六ヶ所村のことを語れるほど全然勉強が足りていないので、
そこに関してえらそうに意見を言うことは出来ませんが、
少なくとも、様々な立場の方から、様々なご意見をうかがって、勉強していかなくては、と、
心から思いました。
この件に関して、ご迷惑をおかけいたしました方々、本当に申し訳ありませんでした。
でも、今回のことをよい教訓に、
これからも一生懸命『Hummingbird』を勤めてまいりますので、
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
アーティストのSUGIZOさんをお迎えして、青森県・六ヶ所村の、
核燃料再処理工場についてのお話をうかがったのを、聞いていただいたリスナーの方も、
多いと思います。
ちょうど『ロッカショ』という本が出版されたのをきっかけに、
いまだになかなか、はっきりとした実態がつかみにくいこの再処理工場について、
少しお勉強をさせていただこう、というお話でした。
そして実は翌日、そのお話に関して『日本原燃株式会社』という会社から、
ご連絡をいただきました。
それは、番組内でお二人が発言された内容に、誤りがある、というご指摘でした。
『Hummingbird』では、スタッフや会社関係者、そして先方との話し合いを重ね、
リスナーの方に少しでも真実に近いことを、公正な立場で知っていただきたい、
という意思を確認しました。
ということで、今回は推進事業者の立場ではない方をお迎えして、
ご指摘いただいた点に関して、うかがっていこう、ということになりました。
お迎えしたのは、日本原燃株式会社からご紹介いただいた方です。
内閣府・前原子力委員の木元教子さんと、
京都大学原子炉実験所教授でいらっしゃる、山名元さんです。
(お二人とも、素人的な質問を繰り返すハチドリ高柳にも、優しく教えてくださいました。)
木元さんはそもそも、アナウンサーとしては大先輩。
キャスター、コメンテーター、ジャーナリストとしてご活躍の中、
内閣府・前原子力委員としても活動してこられました。
山名先生は、京都大学原子炉実験所教授で、核燃料の再処理高額を専門とされ、
原子力専門委員会の専門委員も勤めていらっしゃいます。
つまりは、この問題についてはお二人とも、専門家中の専門家でいらっしゃるわけです。
お話は、先日の河野太郎さんとSUGIZOさんのときのお話に関してから、
私たちが率直にうかがった疑問点まで、多岐に渡り、最後は木元さんに、
「一緒に六ヶ所に、見学に行きましょうよ」と誘っていただきました。
(ホントに行きたいです!)
今回のことで、ハチドリ高柳はとても大きなことを学びました。
放送人として、やはり何らかの問題を扱うには、片側の方の意見だけを聞くのでは、
絶対にいけないのだ、ということ。
どちらの問題にも、それぞれのお立場の方のご意見があって、
それに対する反論ももちろんある。
その両方を、放送局として公平にお伝えしていかなくてはいけないのだ、と痛感しました。
私はまだ、六ヶ所村のことを語れるほど全然勉強が足りていないので、
そこに関してえらそうに意見を言うことは出来ませんが、
少なくとも、様々な立場の方から、様々なご意見をうかがって、勉強していかなくては、と、
心から思いました。
この件に関して、ご迷惑をおかけいたしました方々、本当に申し訳ありませんでした。
でも、今回のことをよい教訓に、
これからも一生懸命『Hummingbird』を勤めてまいりますので、
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
投稿者: 高柳恭子
コメント
日本では原子力を船舶や潜水艦の動力としては利用していません。
従って、原子力発電のみでのお話となりますね。
日本でも炉心プラズマ研究を始め、原子力に関する研究は盛んに行われていて、
エネルギー効率や安全性の向上は進んでいるのは事実です。
さらに現在では電力供給の約30%が原子力であるのも事実です。
自然界でも放射線を浴びているというのは承知しています。
しかし、高速増殖炉が事故を起こしてしまっています。
これが原子力反対を唱える方々の根拠のひとつとなっていると思います。
私は原子力はもっと安全性が高いシステムを発明するべきという考えです。
空気のCO2濃度が上がっているのが、人間の仕業だと言われていますね。
人類が化石燃料を利用しだした当初、これを予測していたでしょうか?
間違えても、地上の放射線量を増やしてしまうことは避けなければなりません。
だたらこそ、もっと研究してほしいと思います。
E=M(C二乗)は普遍的な事実なのですから。
今回の放送を実施くださった貴局の決断に敬意を表します.
その理論は、原子力を推進するために、環境問題で二酸化炭素を持ち上げて原子力反対意見を封じ込めるための電力会社や日本原然の情報操作なのではないでしょうか?
二酸化炭素を抑えるために、それ以上の環境破壊をもたらす原子力廃棄物を作り出す原発を推進する。
もう、本末転倒な話ですね。
本格稼働を前にトラブルだらけのニュースが流れる北東北に今回のコメンテータ二人が是非来てほしいですね。
まあ、日本原燃が用意した都合のいい情報だけで机上の空論で考えている木元さんと山名さんなんでしょう。
一緒に青森に行きましょうではなくて、お二人には是非六ヶ所に住んで欲しいですね。
まあ、危険性が分かっているからそんなことは絶対ないでしょうけれど。
都市部での電力のために地方が犠牲になっている。
東北に住む人間にとっては非常に憤りを感じる原燃の情報操作の一貫です。