2008年04月07日
花粉症は環境問題?
桜が咲いて、日々暖かくなってきて、春を実感する毎日。
でも、この時期は、目のしぱしぱと鼻のずるずるで、
春を感じざるを得ない方もいらっしゃいますよね。
そう。もはや日本人の5人に1人が発症している、と言われている花粉症。
全国の患者が支払う年間治療費は、1兆円近いと言われているんだとか!
これはもう、国民的な大出費と言っても過言ではありません。
友人をして「脳みそが出てきているのではないか、とすら感じる」と言わしめた、
つらいつらい花粉症。一体、誰のせいなんだぁーっ!と叫びたい方も、少なくないでしょう。
今日は、その質問に答えてくださる方をお迎えしました。
ジャーナリストで、ノンフィクション作家でいらっしゃいます、奥野修司さんです。
(奥野さんご自身、16年のキャリアを持つという、筋金入りの花粉症。
年間に支払う、花粉症にかかる諸経費は、17万円にものぼるそうです。)
まずは著書にはっきりと書かれている、花粉症の原因についてお伺いしたいと思います。
『花粉症は環境問題である』というご本の中に、
「花粉症は国家の犯罪」という章があるんですが、これは気になります。
「1950年代から1970年代にかけて、国をあげて植林事業を行ったんです。
その当時は、スギが材木として、とても高く売れると試算されていたんですね。
でも、ある時期にを境に、木の家を立てる人も激減しましたし、値段が大暴落しました。
それでも、国はスギを植え続けることを止めなかった。そのことが原因で、今、
日本の山にはスギばっかりが生えてるわけなんです。
植えるだけ植えちゃったのに、売れないから手入れをしない。
スギは樹齢30年前後から花粉をつけ始めるんですが、
間伐などもなされずに放置されたスギは、どんどん花粉を飛散させるようになり、
今では樹齢31年以上のスギだけで、毎年540万トンの花粉を出しています。」
おぉ・・・。それでは、植林事業の失敗が、今これだけの花粉症の患者さんを生んだ、
ということですか?
「おっしゃる通りですね。山の生態系を変えてしまったってことでしょうね。
スギのような針葉樹も、広葉樹で周りを囲まれていれば、
それほど花粉を飛散させることはないんです。
木を植えたことが悪かったことなんじゃなくて、生態系のバランスを崩して、
スギばっかりを植えたことが、悪かったわけです。」
やっぱり、人間の勝手で、生態系を変えてしまうと様々な影響が出るわけですよね。
奥野さんは、もう本当に症状がひどい2月3月は、沖縄などに避難されるのだとか。
「沖縄の空港に着いたら、1時間で症状がなくなりますよ」とおっしゃっていました。
花粉症の方は、春が来るのが憂鬱になってしまうかもしれませんよね。
でも、もう少しの辛抱です。4月末には、だいぶ軽くなる、と言う予測も立っていますから、
後ちょっと、がんばってくださいね!
ちなみに、家族4人のうち、3人が恐ろしくひどい花粉症にも関わらず、
私だけ症状が出ない、ハチドリ高柳。
家族と違うことと言えば、カラスの行水の家族に対して、
2時間ほどたっぷりお風呂に入っていたこと。(今はさすがにそんなに長くは無理ですが。)
日々の花粉を、こうやって毎日きっちり落としていることが、花粉症にかかるのを妨げている、
と真剣に思っているのですが、いかがでしょ?
気になった方は、ぜひ試してみてくださいね♪
でも、この時期は、目のしぱしぱと鼻のずるずるで、
春を感じざるを得ない方もいらっしゃいますよね。
そう。もはや日本人の5人に1人が発症している、と言われている花粉症。
全国の患者が支払う年間治療費は、1兆円近いと言われているんだとか!
これはもう、国民的な大出費と言っても過言ではありません。
友人をして「脳みそが出てきているのではないか、とすら感じる」と言わしめた、
つらいつらい花粉症。一体、誰のせいなんだぁーっ!と叫びたい方も、少なくないでしょう。
今日は、その質問に答えてくださる方をお迎えしました。
ジャーナリストで、ノンフィクション作家でいらっしゃいます、奥野修司さんです。
(奥野さんご自身、16年のキャリアを持つという、筋金入りの花粉症。
年間に支払う、花粉症にかかる諸経費は、17万円にものぼるそうです。)
まずは著書にはっきりと書かれている、花粉症の原因についてお伺いしたいと思います。
『花粉症は環境問題である』というご本の中に、
「花粉症は国家の犯罪」という章があるんですが、これは気になります。
「1950年代から1970年代にかけて、国をあげて植林事業を行ったんです。
その当時は、スギが材木として、とても高く売れると試算されていたんですね。
でも、ある時期にを境に、木の家を立てる人も激減しましたし、値段が大暴落しました。
それでも、国はスギを植え続けることを止めなかった。そのことが原因で、今、
日本の山にはスギばっかりが生えてるわけなんです。
植えるだけ植えちゃったのに、売れないから手入れをしない。
スギは樹齢30年前後から花粉をつけ始めるんですが、
間伐などもなされずに放置されたスギは、どんどん花粉を飛散させるようになり、
今では樹齢31年以上のスギだけで、毎年540万トンの花粉を出しています。」
おぉ・・・。それでは、植林事業の失敗が、今これだけの花粉症の患者さんを生んだ、
ということですか?
「おっしゃる通りですね。山の生態系を変えてしまったってことでしょうね。
スギのような針葉樹も、広葉樹で周りを囲まれていれば、
それほど花粉を飛散させることはないんです。
木を植えたことが悪かったことなんじゃなくて、生態系のバランスを崩して、
スギばっかりを植えたことが、悪かったわけです。」
やっぱり、人間の勝手で、生態系を変えてしまうと様々な影響が出るわけですよね。
奥野さんは、もう本当に症状がひどい2月3月は、沖縄などに避難されるのだとか。
「沖縄の空港に着いたら、1時間で症状がなくなりますよ」とおっしゃっていました。
花粉症の方は、春が来るのが憂鬱になってしまうかもしれませんよね。
でも、もう少しの辛抱です。4月末には、だいぶ軽くなる、と言う予測も立っていますから、
後ちょっと、がんばってくださいね!
ちなみに、家族4人のうち、3人が恐ろしくひどい花粉症にも関わらず、
私だけ症状が出ない、ハチドリ高柳。
家族と違うことと言えば、カラスの行水の家族に対して、
2時間ほどたっぷりお風呂に入っていたこと。(今はさすがにそんなに長くは無理ですが。)
日々の花粉を、こうやって毎日きっちり落としていることが、花粉症にかかるのを妨げている、
と真剣に思っているのですが、いかがでしょ?
気になった方は、ぜひ試してみてくださいね♪
投稿者: 高柳恭子