2008年02月07日
ネバネバの力
今日スタジオにお迎えしたのは、私が唯一食べられない食品、
『納豆』を語ってくださる方です。。。
実は『納豆』は、昔から冬の季語。もともと納豆は、この時期の食べ物なのだそうです。
・・・・と聞いても、なかなか積極的に『納豆話』に乗り出そうと思えないハチドリ高柳。
でも、お迎えした東京農業大学教授の小泉武夫さんにお目にかかって、
そんな落ちた気分も盛り返しそうな予感が・・・!
(1日に2パックの納豆を食べている、という小泉先生。
「納豆はとにかく身体にいいんだよ」という言葉に、抜群の説得力。つやつやです!
おみやげに、これまた発酵食品の、『小泉先生特製かつおぶし』を持ってきてくださいました♪)
農学博士で、醸造学・発酵学の第一人者でいらっしゃると同時に、世界の辺境の地を訪れ、
各地で「くさいもの」や「まずいもの」を食べ続けている小泉先生。
90冊を超える著書の中には、『不味い!』というすごいタイトルのご本もあります。
一体何がそんなに、先生に「不味い!」と言わしめたのでしょうか?
「ある一流ホテルの朝食バイキングで、塩鮭を蒸したものが出てきたんですね。
あれは不味かった。この本は、一冊まるまるそんな『不味い!』モノのオンパレード。
でも、世界中で色々変わったものも食べていて、手のひらサイズの大きな蜘蛛とか、
牛の背中にしばらくヒルをくっつけておいて、たっぷり血を吸ったやつも食べたな。
納豆みたいな発酵食品で言えば、スウェーデンの『シュールストレミング』っていう、
世界一くさい缶詰があるんだよ。ニシンの缶詰なんだけど、臭さはくさやの6〜7倍。
僕、それを赤坂見附のあるレストランであけて、消防車呼ばれちゃった♪」
せ、先生。。。それはもはやテロに近いのでは・・・?
「でも、日本の発酵食品って言うのは、本当に優れているんですよ。味噌も醤油も納豆も、
フナ寿司やくさやも発酵してますけど、日本の風土は湿気が強いから、こんな風に、
発酵食品が発達して、だから日本人は長生きなんですよ。日本人はもっともっと、
日本で採れた食べ物や、日本の農業、そして日本の文化を大切にしなきゃいけません。
『農業』を英語で言うと、『Agriculture』って言うでしょ?『Culture=文化』なんですよ。
でも日本では、農業を文化だ、なんて、学校で誰も教えないでしょ?
そして日本人は、ちっとも日本の農業を守ってこなかった。
だから今日本は、食料自給率40%以下、なんて、ありえない数字になっちゃって、
外国からたくさんの食料を輸入して、そしてここ1週間くらいあるように、
その外国からの食料に何か問題があると、もう国中が大問題になっちゃう。
日本のものを、もっときちんと食べればいいんですよ。」
納豆やシュールストレミングのことを話していたときには、
ニコニコと楽しそうだった先生が、ちょっぴり顔を曇らせて話してくださった、
食料自給率の話。
日本は、いつの間に日本の大切な『食』を忘れてしまったのでしょう?
今、ちまたで大事件となっている中国製の餃子の問題をきっかけに、
日本の人々が、もっともっとこの『食』の問題について、考えてくれたらいいな、
と思った、ハチドリ高柳だったのでした。
ちなみに、小泉先生とはひとつのお約束を。
「高柳さんが納豆食べたら、またゲストに来てあげるよ♪」
・・・・・・・・・・ひえーーーーっ!
先生のお話はとても面白かったので、ぜひぜひまた来ていただきたいのですが、
そのハードルは、かなり高い・・・。
もしも食べられるようになったら、ブログでもご報告させていただきます・・・。
いつのことやら。。。
『納豆』を語ってくださる方です。。。
実は『納豆』は、昔から冬の季語。もともと納豆は、この時期の食べ物なのだそうです。
・・・・と聞いても、なかなか積極的に『納豆話』に乗り出そうと思えないハチドリ高柳。
でも、お迎えした東京農業大学教授の小泉武夫さんにお目にかかって、
そんな落ちた気分も盛り返しそうな予感が・・・!
(1日に2パックの納豆を食べている、という小泉先生。
「納豆はとにかく身体にいいんだよ」という言葉に、抜群の説得力。つやつやです!
おみやげに、これまた発酵食品の、『小泉先生特製かつおぶし』を持ってきてくださいました♪)
農学博士で、醸造学・発酵学の第一人者でいらっしゃると同時に、世界の辺境の地を訪れ、
各地で「くさいもの」や「まずいもの」を食べ続けている小泉先生。
90冊を超える著書の中には、『不味い!』というすごいタイトルのご本もあります。
一体何がそんなに、先生に「不味い!」と言わしめたのでしょうか?
「ある一流ホテルの朝食バイキングで、塩鮭を蒸したものが出てきたんですね。
あれは不味かった。この本は、一冊まるまるそんな『不味い!』モノのオンパレード。
でも、世界中で色々変わったものも食べていて、手のひらサイズの大きな蜘蛛とか、
牛の背中にしばらくヒルをくっつけておいて、たっぷり血を吸ったやつも食べたな。
納豆みたいな発酵食品で言えば、スウェーデンの『シュールストレミング』っていう、
世界一くさい缶詰があるんだよ。ニシンの缶詰なんだけど、臭さはくさやの6〜7倍。
僕、それを赤坂見附のあるレストランであけて、消防車呼ばれちゃった♪」
せ、先生。。。それはもはやテロに近いのでは・・・?
「でも、日本の発酵食品って言うのは、本当に優れているんですよ。味噌も醤油も納豆も、
フナ寿司やくさやも発酵してますけど、日本の風土は湿気が強いから、こんな風に、
発酵食品が発達して、だから日本人は長生きなんですよ。日本人はもっともっと、
日本で採れた食べ物や、日本の農業、そして日本の文化を大切にしなきゃいけません。
『農業』を英語で言うと、『Agriculture』って言うでしょ?『Culture=文化』なんですよ。
でも日本では、農業を文化だ、なんて、学校で誰も教えないでしょ?
そして日本人は、ちっとも日本の農業を守ってこなかった。
だから今日本は、食料自給率40%以下、なんて、ありえない数字になっちゃって、
外国からたくさんの食料を輸入して、そしてここ1週間くらいあるように、
その外国からの食料に何か問題があると、もう国中が大問題になっちゃう。
日本のものを、もっときちんと食べればいいんですよ。」
納豆やシュールストレミングのことを話していたときには、
ニコニコと楽しそうだった先生が、ちょっぴり顔を曇らせて話してくださった、
食料自給率の話。
日本は、いつの間に日本の大切な『食』を忘れてしまったのでしょう?
今、ちまたで大事件となっている中国製の餃子の問題をきっかけに、
日本の人々が、もっともっとこの『食』の問題について、考えてくれたらいいな、
と思った、ハチドリ高柳だったのでした。
ちなみに、小泉先生とはひとつのお約束を。
「高柳さんが納豆食べたら、またゲストに来てあげるよ♪」
・・・・・・・・・・ひえーーーーっ!
先生のお話はとても面白かったので、ぜひぜひまた来ていただきたいのですが、
そのハードルは、かなり高い・・・。
もしも食べられるようになったら、ブログでもご報告させていただきます・・・。
いつのことやら。。。
投稿者: 高柳恭子
コメント
ガン抑制効果があるとか。
さて、ここで、納豆が食べられないハチドリさんに
Dr.カズンキー診療所「納豆克服講座」
チャンチャチャチャチャチャンチャチャッ♪
(せりっち風)
今日のカルテは
「納豆がどうしても食べられないんですぅ」
(ホリンキー先生風に)
まぁ、あれだね、いきなりネバ納豆を食べるといっても、
きっとできないだろうからさ。
ここは段階的にいくといいんじゃないですか。
納豆って、意外と応用でるんだよね。
たとえば、餃子の皮に包んで揚げる
お茶漬けにして食べる
お好み焼きのタネに混ぜ込んで焼く
すりつぶして薄く延ばして天日で乾燥
粉を塗して天日干し(こるまめ@熊本弁)
などなど。
ネバネバが苦手なら、
干し納豆やお好み焼きのようなものがお勧めです。
食感や味が苦手というなら、パックではなく、
農家さんお手製のわら納豆がお勧めです。
我が家でも祖母が作ってくれていましたが、
パックとはまったく違う、豆本来の味がします。
食感も、煮豆のような、硬さがありますよ。
お茶漬けは、糸は引きませんがヌメリがのこります。
干し納豆は、初心者にはお勧めかもしれませんね。
ほかにもたくさんあると思います。
徐々に克服なさってください。
高柳さんならきっとできることでしょう。
チャンチャン
最近だと納豆のニオイを抑えたモノもあると聞いた事がありますので、まずは、ここからスタートして、徐々に慣れさせていけば克服出来るかも…。
「シュールストレミング」は、異臭騒ぎで大変だったのではないでしょうか!?
(高柳さんがおっしゃるとおり、一つ間違えたらそうですよね…><)
私もスーパーなどで食品を(お肉や野菜や果物など)買いますが、よくよく考えると殆どが国産です。
あと、地方に行くと「道の駅」という高速道路のパーキングエリアみたいな所ですと、地元で取れた野菜が安く手に入るんですよね^^
(安いと都内のスーパーの半額位で買える事もあります!)
これからも国内の野菜を購入して調理したいと思います!
ちなみに、「ギョーザ」問題は、横浜中華街でも影響が出ているみたいですね…。
失礼しました。
日本の先人たちの知恵はすごく、醸造技術は驚くべきものがあるんです。
戦国時代、何と火薬まで発酵技術で作っていたそうです。
日本の食料自給率は40%以下であるとのお話ですが、日本のリン肥料は輸入に頼って
いるはずなので、それを考えると、もっと驚くべき数字が出ると思います。
この辺りのお話を再び小泉先生から伺いたいです。
となると。・・・高柳さんの納豆問題に直面してしまいます。
高柳さんは東京生まれと伺ってましたが。 関西で育ったとかでしょうか?
“江戸っ子ならば納豆喰いネィ”と申し上げたいところでございますが、食べ物の好み
は個人差がありますから。
私もかつて嫌いだった食べ物が、とんでもなくおいしいモノに出会って、それでケロッと
治った経験があります。
小泉先生においしい納豆を食べさせてもらうというのはいかがでしょうか?