寒い寒い今日の東京、それでも、『Hummingbird』のスタジオは、ワイワイ暖かです♪
そんなスタジオにお迎えしたのは、なんと編集長とお名前が漢字1字違い!
そして不思議なことに、編集長と妙な共通点がとても多い、
その名も『堀田貴之』さんです。


(お会いするなり、ちょっと恥ずかしそうに意気投合していたお二人。
ま、お気持ちはわかりますけどね♪)

堀田さんのお仕事は、アウトドアライターに文筆家、シーカヤッカーでもあり、
雑誌『海風(うみかじ)』の編集者でもいらっしゃいます。
世界中のあちこちに旅に行き、それを書く事で生計を成り立たせていらっしゃる、
本物の自由人。
サラリーマンの私たちから見ると、かなりうらやましい生活をされているような・・・。
そんな堀田さんが、オモシロかった旅って、どんな旅なんですか?

「ニュージーランドは楽しかったですね。冬に行ってヘリで山のてっぺんの山小屋に、
ぽこっとおろしてもらうんです。そこからスキーで下まで滑り降りちゃあまた登って、
3日後くらいにヘリでまた迎えに来てもらうんですよ。でも向こうのアウトドアって、
ホントに成熟しているというか大人というか、僕のことは何にも聞かないんです。
どんな装備を持っているか、とか、技術のレベルは?なんてことも一切聞かない。
山に連れて行ってはやるけれど、後は全てオウンリスクだよ、ってことなんでしょうね。」

うわ、それはサバイバルですね!
でも、3日間も山に置き去りなんて、やっぱりちょっと怖いかも。。。
他にも、サバイバルな経験、されてます?

「アラスカを、シーカヤックで巡ったときもオモシロかったですね。
アラスカも、夏は日本の冬よりあったかいくらいなんですけど、氷河は溶けないんですね。
その氷河の間をずっとシーカヤックで下って、夜は陸に上がってキャンプをしました。
もうね、動物園みたいですよ。クジラがいてイルカがいてアシカがいてトドがいて、
あ、あっちにはクマがいるから、危ないからテントちょっとずらそう、とか。」

す、すごい。アラスカが動物園みたいだなんて、ちっとも知らなかった!
ハチドリ高柳と編集長の旅行熱は、一気に高まってしまいました。
でも、堀田さんは続けます。

「だけど、もう何回も行ってるとね、やっぱり温暖化とか、肌で感じちゃいますよ。
目に見えて、氷河が後退してるとか、魚とかがいなくなってるとか。
環境保護なんて声高に叫ぶ人って大嫌いなんですけど、そういう現実は実際見てますね。」

うーん・・・。実際見ている方のご意見だから、とても説得力があります。
アラスカに行きたい!と真剣に思い始めつつ、
そこで温暖化の現実を見ることになるのかな、と考えてしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。