季節の変わり目、街には「最終処分セール!」なんて赤い文字が躍っていたりして、
セールに参戦している方も多いかもしれませんね。
でも、毎シーズン毎シーズン、新しい服を購入し、
前シーズンのものはタンスのこやしになってしまっていることに、
罪の意識を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その洋服の素材も、化学繊維であれば石油が使われていることが多く、
大切な資源であることに変わりはないのです。
ということで、今日のテーマは「ファッションと環境の共存」。
ナチュラルライフコーディネーターの、岡正子さんをお迎えしました!


(いらっしゃった瞬間に、ぱっと花が咲いたように周りの雰囲気を明るくしてくださった、岡さん。
おしゃれなオレンジ色のアウターは、なんとトウモロコシ製!)

ファッションデザイナーとして活躍されている岡さん、
「ファッションと環境」をテーマとしたデザイナーの、パイオニア的存在です。
いつ頃どうして、ファッションと「環境」を結び付けようとされたんでしょうか?

「実はね、失恋したことが大きなきっかけだったんです。
それまでもデザイナーをしていたんですが、何をデザインしたらいいか迷っていて、
そんな時、結婚を考えている方とお別れしたんですね。
生まれ育った長野の山の中で、もう何日も泣きました。
そのとき、ものすごく自然に癒されている自分がいたんですね。
そこで、自分がデザインしたいものは、
こういう自然に包まれるみたいな感覚になれるものなんだ、ってことにも気づいたし、
何がきっかけになるか、わかりませんよね。」

うゎ、そんなことがあったんですか?
でも、今のご活躍を拝見していると、何が吉と出るかわからないものですね〜。
で、最近はどんなものをデザインされているんですか?

「とにかく、素材を自然のものにしたかったんです。
今は、トウモロコシの粉や、中国産の大豆から作った繊維で布を織って、
それで洋服を作っています。バンブーや和紙なんかも使いますね。
天然素材から作ったものは、着心地がとてもよくて、皮膚の一部みたいなんです。
やわらかいし、薄くても暖かい。そしてすごく伸び縮みするんですよ。
着なくなってしまっても、土に返りますから環境にも優しいですし、
植物は植えておけばまたどんどん育ちますから、材料にも事欠かないんですよね。」

ほんとだ!いいことづくめですね!
限られた資源である、石油を使って作る化学繊維よりも、ずっと可能性が広がりますね。

そして岡さんがデザインするお洋服が素敵なのは、何よりもオシャレなこと。
「地球に優しい」って歌ったお洋服って、色もアーシーなものが多いし、
どうしてもカジュアルなものになってしまうことが多いけれど、
岡さんデザインのものは、もうそのままパーティーに着て行けそうなフォーマル度。
こんなデザインがもっと出てくれば、環境に優しい植物由来のお洋服も、
もっともっと流行るのではないでしょうか。

気になる!と言う方は、日本橋三越の新館で販売している、ということですので、
一度ぜひご覧になってみてくださいね♪
岡さんのHPも、女性らしくてとっても素敵。
ぜひ、アクセスしてみてください!  ↓

http://www.oka-masako.com/