今日スタジオにお迎えしたのは、「ひょうたんスピーカーアーティスト」という、
ちょっと変わった肩書きを持つ、荒井紀人さん。
他にも、サンダンサー、ネイティブアメリカン・トラディッショナルシンガーと、
たくさんの気になる肩書きを持っていらっしゃいます。
今日も、その「ネイティブアメリカン・トラディッショナルソング」を、
スタジオでナマで歌っていただける、ということで、とても楽しみにしていました。


(そしてそのナマ歌には、スタッフ一同シーンとしてしまうほど感動しました。
編集長も、「違う世界に持ってかれた」とポツリ。民族楽器ラトルを持って、みんなでパチリ☆)

ヒョウタンスピーカーの最大の特徴は、自然素材ならではの心地よい優しい響き、ということで、
スタジオにも、そのスピーカーをつるして、実際にCDをかけてみました。
すると・・・!
もう、なんて優しい音色なんでしょう!
普段聞いているCDの音が、トゲトゲのウニに聞こえるくらい、
このヒョウタンから出る音は、まるでワタアメのようにふんわりと優しく、甘いのです。
荒井さんは、このヒョウタンスピーカーの音に魅せられ、
自家採取・無農薬栽培にこだわったヒョウタンをまず育て、それを加工し、
小型のスピーカーユニットを埋め込み、ひとつひとつ丁寧に手作りしています。

そんな荒井さん、もうひとつの「ネイティブアメリカン・トラディッショナルシンガー」としての顔も、
見せてくださいました。
そもそも1985年にアメリカにわたったとき、ネイティブアメリカンの「ラコタ族」に出会い、
そのスピリチュアルな生き方に感銘を受けたのだとか。
そして「フンカセレモニー」という養子縁組の儀式によって、ラコタの大家族に、
家族の一員として迎え入れられ、ラコタの言葉の歌を歌っていらっしゃいます。

そのナマ歌は、本当に「迫力」そのもの。
お友達で、インディアン・ドラマーのオノカズヤさんが叩くドラムの音は、
地球の鼓動のようなリズムを奏で、
荒井さんが振る、ヒョウタンから作った楽器「ラトル」は、そこに絡まる色彩を彩り、
時に低く、時に高く歌う荒井さんの声が、風のようにも、雨のようにも聞こえるのです。

スタッフ一同、まさに絶句。
特に編集長は、魂を揺さぶられるような感動を受けたようです。
オンエアが終わってからも、しばらく荒井さんと、様々な話に花が咲いたのでした。

こんなに素晴らしい音楽を持っている、ネイティブアメリカンの人たち。
でもその一方で、彼らの居住区がどんどん狭められているのも事実です。
荒井さんは、「その現実を、一人でも多くの人に知ってほしい」とおっしゃっていました。
だから荒井さんは、「家族」を守るために今日も日本で、ネイティブアメリカンの歌を歌うのです。
荒井さんの、遠くアメリカにいる家族を思って、少し切なくなってしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
今日のスタジオにお迎えしたのは、NPO法人『greenbird』の副代表、大澤真輝さん!
実は、TOKYO FMが週末に渋谷で行うクリーンキャンペーンに、
大いなるお手伝いをいただくことになっているのです!
でも、NPOの副代表の方が、こんなに若い方だなんて、ちょっとビックリしました。


(若い上にイケメンの大澤さん。こんな素敵な方が、渋谷でゴミ拾いしてるなんて、カッコイイ!)

実はハミングバードには、このグリーンバードの代表、
ハセベケンさんもゲストにお迎えしていました。
そのときに、このグリーンバードというNPOは、表参道や渋谷あたりを中心に、
朝、ゴミ拾いをするボランティアNPOだ、ということはうかがったんですよね。
でも、どうして大澤さんはこのグリーンバードに関わることになったんでしょう?

「自分の生まれ育った新潟が、周りが田んぼで、とてもキレイなところだったんですよ。
だから、ゴミがあちこちに落ちていたりする東京に、ちょっと慣れなかったところはありますね。」
と、大澤さん。
でも、最初にボランティアでゴミ拾いに参加するのは、勇気が要ったんじゃありません?

「最初は、会社に行く途中に渋谷の街で、ゴミ拾いをしているグリーンバードの人たちを、
見かけていたんですよね。
で、ちょっと興味はあったけど、やっぱり飛び込むには勇気が要りました。
一応、ネットとかで調べて、ある日行ってみたら、すごく楽しかった。
それでハマった、って感じですかね。」

そっか。やっぱり、NPOの副代表になるくらいの方でも、最初はためらったんですねー。
普通の方と、一緒だったってことですよね。
でもだからこそ、大澤さんは最初に参加をためらう方たちの気持ちがよくわかるのだそう。

「ボランティアって、やっぱり最初はどう初めていいかわからないじゃないですか。
だから、僕も初めて来てくれた人には、できるだけ話しかけたり、
居心地よく感じてもらえるように努力しますよ。」とおっしゃっていました。

そう。ボランティアって、何かやってみたいけど、取っ掛かりがつかめない方って、
いっぱいいらっしゃいますよね。
そういう方は、まずは『greenbird』のHPをご覧になってみてください。
渋谷や新宿、吉祥寺などで行われている、ゴミ拾いの日程などの詳細がわかるほか、
そこからまず、メールで「参加してみたいんです!」と送ってみれば、
スタッフの方が、どうしたらいいか教えてくださるそうです。
そして、当日は手ぶらで、言われた時間に言われた場所に行くだけ。
スタッフはほとんどが20代で、「朝の合コン」と言われるくらい、活動は楽しいのだとか♪
これだったら、ちょっと始められそうですよね。
興味がある方は、ぜひHPをのぞいてみてくださいね!

http://www.greenbird.jp/
投稿者: 高柳恭子
2007年11月26日

損保業界のエコ♪

今日のスタジオにお迎えしたのは、あいおい損害保険株式会社専務の、鈴木久仁さん!
いまや何をするにも、「エコ」は切り離せなくなっていますよね。
企業にしてもそれは同じ。
ということで、環境問題に対して、
大企業がいかに取り組んでいるかをうかがうためにお迎えしました。


(温和な印象の鈴木専務。とても率直で、ちょっぴりお茶目な、すごく素敵な男性でした♪)

2001年に、旧大東京火災と旧千代田火災が合併して誕生した、あいおい損保。
環境問題に対しても、独自の方法で積極的に取り組んでいらっしゃいます。
その代表的な取り組みが、「リサイクル部品特約付自動車保険=ハートフルリサイクル」。

これは、例えば自分の車で事故を起こしてしまったとき、保険で修理をしますよね。
そのときに、「その修理部品に、リサイクル部品を使うことを了承してくれれば、
保険料を割り引きますよ」という制度のこと。
鈴木専務によれば、日本では年間に、
まだまだ使える車が何百万台も廃車にされているのだそうです。
でも、たとえ故障したクルマでも、本当に壊れてしまっている部品はごく一部。
その他の、ほとんどの部分の部品は、まだまだ使用可能だったりするはずなのです。
ですから、その使用可能な部品を修理に使えば、部品を無駄に捨ててしまうことがなくなるので、
とってもエコ、というわけ。

損害保険の会社が取り組むエコって、どんな手段があるんだろう?と、
少し考えてしまっていたハチドリ高柳は、すっかり納得!
そんな方法があったのねー、と、感心してしまいました。

そしてそんな鈴木さんに、編集長が鋭い質問をひと言。
「そういう生保・損保とか、金融業界って、エコは進んでいるんですか?」
すると鈴木さん、ちょっと困ったようにおっしゃいました。
「実はねー、私たち金融業界の人間って、
実際に空気を汚したり、海を汚したりしている会社に比べると、
『自分たちが環境を汚してる』っていう実感を、なかなか持ちにくいんですよ。
だから、ひょっとするとちょっと遅れていたかもしれませんね。」

うーん、確かに金融って、あまり環境破壊をしているイメージはないですねぇ。。。

「でも、だからってやらなくていいことじゃないでしょ?
地球のために、できることを少しずつやっていくことが、これからの企業の命題だと思います。」
鈴木さんは、力強くおっしゃってくださいました。

そう。こうやって企業も努力する姿勢を持ってくださることで、
エコは大きく前進するのです。
こんな企業が少しでも増えてくれたらいいな。
そんな風に感じた、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子