2007年09月19日
ピエール・バルー氏登場!
今日のゲストは、フランスのボサノバ界のカリスマ、ピエール・バルー氏!!
『男と女』でご存知の方も多いかと思いますが、今日のスタジオの周辺には、
TOKYO FMに務めるオジサマ方がワサワサ。
中には目がハートに近づいている人もいて、ピエール氏のカリスマぶりがうかがえました。
(そして通訳には、奥様のアツコさん、お嬢さんのマイヤさんも来てくださいました!
マイヤさんは、ピエールさんと一緒に、素晴らしい歌声も披露してくれたんですよ♪)
フランス生まれのピエールさん、なんと14歳で詩人になろうと決心され、
その後世界中に旅に出られます。
そしてブラジル音楽に見せられて、帰国後はボサノバをパリに広めようと励まれた、
というわけ。
「ヒッチハイク」という言葉さえなかった頃に、
見知らぬ人のクルマを乗り継いで旅をしていたピエールさん、
道に立ってクルマを待っていても、自分の側にクルマが来なかったら、
反対側のクルマに乗ってしまう、というくらい、どちらに行くのか風まかせで旅されたそうです。
まさに自由人!
お嬢さんのマイヤさんも、そんなところを受け継がれたのか、
本当におおらかで、とってもキュート♪
しっとりした奥様とともに、素敵な素敵な家族像を見せてくださいました。
そして、スタジオの外もざわめく生演奏がスタート。
マイヤさんのギターに合わせて、本当に気持ちよさそうにうっとりと目をつぶったピエールさんが、
『サンバ・サラヴァ(男と女のサンバ)』を歌い始めました。
その渋いのにキラキラした甘い歌声と、口をすぼめたような発音のフランス語に、
一瞬にしてスタジオの空気が、やわらかいワタアメをまとったようになりました。
そして途中からは、チカラをいれず伸びやかに歌うマイヤさんのボーカルも加わって、
ワタアメに銀粉がふりかかったように!!
なんて気持ちがいい歌声なのかしら♪と、もううっとりしてしまったハチドリ高柳でした。
スタジオの外でも、オジサマたちがご満悦の笑顔。
そうでしょうねー。
ナマでピエールさんの歌声を聞けるなんて、もう一生ないかもしれませんもの!
とっても贅沢な時間を過ごさせていただきました。
でも、そのキラッキラのひと時が過ぎ去った後、ちょっぴり真剣な表情になってピエールさんは、
今の環境に対する思いを語ってくださいました。
ピエールさんがおっしゃるには、今は「副作用の時代」なのだとか。
「人間は、今まで好き勝手なことをしてきてしまった。
だから21世紀は、その副作用があちこちに出てきてしまっている。
でも、だからこそ人間たちは、今、環境問題を全員が考えなければいけない。
一番大事なのは、地球のことを、一人ひとりが真剣に考えることだ。」と、
そのときだけは、少しだけ厳しい目をして、ピエールさんはおっしゃいました。
人々が、「環境問題」について語り始める20年以上も前から、
ご自分の歌の中で環境についての意見を述べていたピエールさん。
「一見、タダの恋愛ソングに聞こえても、
ダブルミーニングで環境のことが歌われているものがあるんです。」とマイヤさん。
そうだったんですかっ!?
これは、もう一度歌詞カードを読み直さなくちゃいけないね、と編集長と語り合った、
ハチドリ高柳だったのでした。
あー。それにしても、ナマ歌、素敵だったなー。。。
『男と女』でご存知の方も多いかと思いますが、今日のスタジオの周辺には、
TOKYO FMに務めるオジサマ方がワサワサ。
中には目がハートに近づいている人もいて、ピエール氏のカリスマぶりがうかがえました。
(そして通訳には、奥様のアツコさん、お嬢さんのマイヤさんも来てくださいました!
マイヤさんは、ピエールさんと一緒に、素晴らしい歌声も披露してくれたんですよ♪)
フランス生まれのピエールさん、なんと14歳で詩人になろうと決心され、
その後世界中に旅に出られます。
そしてブラジル音楽に見せられて、帰国後はボサノバをパリに広めようと励まれた、
というわけ。
「ヒッチハイク」という言葉さえなかった頃に、
見知らぬ人のクルマを乗り継いで旅をしていたピエールさん、
道に立ってクルマを待っていても、自分の側にクルマが来なかったら、
反対側のクルマに乗ってしまう、というくらい、どちらに行くのか風まかせで旅されたそうです。
まさに自由人!
お嬢さんのマイヤさんも、そんなところを受け継がれたのか、
本当におおらかで、とってもキュート♪
しっとりした奥様とともに、素敵な素敵な家族像を見せてくださいました。
そして、スタジオの外もざわめく生演奏がスタート。
マイヤさんのギターに合わせて、本当に気持ちよさそうにうっとりと目をつぶったピエールさんが、
『サンバ・サラヴァ(男と女のサンバ)』を歌い始めました。
その渋いのにキラキラした甘い歌声と、口をすぼめたような発音のフランス語に、
一瞬にしてスタジオの空気が、やわらかいワタアメをまとったようになりました。
そして途中からは、チカラをいれず伸びやかに歌うマイヤさんのボーカルも加わって、
ワタアメに銀粉がふりかかったように!!
なんて気持ちがいい歌声なのかしら♪と、もううっとりしてしまったハチドリ高柳でした。
スタジオの外でも、オジサマたちがご満悦の笑顔。
そうでしょうねー。
ナマでピエールさんの歌声を聞けるなんて、もう一生ないかもしれませんもの!
とっても贅沢な時間を過ごさせていただきました。
でも、そのキラッキラのひと時が過ぎ去った後、ちょっぴり真剣な表情になってピエールさんは、
今の環境に対する思いを語ってくださいました。
ピエールさんがおっしゃるには、今は「副作用の時代」なのだとか。
「人間は、今まで好き勝手なことをしてきてしまった。
だから21世紀は、その副作用があちこちに出てきてしまっている。
でも、だからこそ人間たちは、今、環境問題を全員が考えなければいけない。
一番大事なのは、地球のことを、一人ひとりが真剣に考えることだ。」と、
そのときだけは、少しだけ厳しい目をして、ピエールさんはおっしゃいました。
人々が、「環境問題」について語り始める20年以上も前から、
ご自分の歌の中で環境についての意見を述べていたピエールさん。
「一見、タダの恋愛ソングに聞こえても、
ダブルミーニングで環境のことが歌われているものがあるんです。」とマイヤさん。
そうだったんですかっ!?
これは、もう一度歌詞カードを読み直さなくちゃいけないね、と編集長と語り合った、
ハチドリ高柳だったのでした。
あー。それにしても、ナマ歌、素敵だったなー。。。
2007年09月19日
癒しのハープの音色♪
9月11日。
いまだに様々な思いを胸に抱く人も多いと思います。
そんな今日、ゲストに来ていただいたのは、『ヒーリングハープ・セラピスト』の、所れいさん。
ケルトフォーク・ハープも、スタジオに持ってきていただきました。
(ケルトフォーク・ハープは、普通のハープより一回り小さめ。
編集長も私も、初めてのナマのハープの音色にうっとり♪)「ヒーリングハープ」って、ちょっと耳慣れない言葉ですよね。
実はこれ、主に病院やホスピスのベッドサイドで、
患者さんの隣に座って、その人だけのために静かに、また最適な曲を選んでハープを演奏し、
患者さんに深く静穏な癒しを与える、代替療法の一つなんです。
最先端を行くアメリカでは、この「ヒーリングハープ」を行える人はキチンと資格を持っていて、
今日いらしていただいたれいさんも、このアメリカでの資格を持っている、プロの一人。
病床での生演奏を提供する専門的な資格は、
『ミュージック・プラクティショナー』と呼ばれているのだそうです。
このような音楽療法は、病気の根本的治癒力があるわけではないけれど、
優れた「補完医療法」として、幸福感を高め、症状を軽減し、
初期治療やリハビリテーションの効果を高めてくれるのだとか。
れいさんは、日本で初めてのこの活動を、2000年から行っていらっしゃいます。
今までれいさんがこの「ヒーリングハープ」を行った患者さんの中には、
呼吸が楽になってよく眠れた、という方がいらっしゃったり、
痛みが一瞬だけ和らいだ、という方がいらっしゃったり、
やはりその効果は確実に現れるのだとか。
編集長とハチドリ高柳は、別に病気ではなかったけれど、
その癒しの音色を聞かせていただくことにしました。
2人とも、ハープのナマの音色は初めて。
でも、れいさんの演奏が始まったとたん、なんだか全身の毛穴が開いたような、
でも心臓の鼓動が深くおさまっていくような、なんとも不思議な感覚におそわれました。
目をつぶっていると、皮膚からもその穏やかに澄んだ音色が吸収されていくような・・・。
ふっと瞑想に近いところに落ちそうになった瞬間、演奏は終了。
現実に戻ってくるのに、しばしかかりました。
パチパチパチパチ・・・!
素晴らしい!!これは言葉では言い表せない感覚です。
身体の具合が思わしくなく、病床に臥せっている方がこの音色を聞いたら、
どんなにか癒されることでしょう。
れいさんによれば、たいていの方はすーっと眠りに落ちてしまうので、
演奏が終わったら、れいさんも静かに席を立って、そのまま病室を後にされるのだそうです。
そしてもうひとつ、お約束が。
「今、拍手をされましたでしょ?でも、病院では拍手はしないでいただいているんです。
ハープで癒された感覚を、そのまま静かに持っていただくために、
手は、『キラキラキラキラ☆』って、していただいてます。」と。
なるほど。
大きな拍手で、静かになった鼓動がまたドキドキしてしまわないように、
小さいときにお遊戯でしたような「キラキラ」に変えるって、素敵なアイデアですよね。
「患者さんはもちろん、看護に当たっている家族の方が涙を流されることが多いです。」
とおっしゃったれいさん。
そう。きっとご家族の方にも、この音色は大きく影響を与えるのでしょう。
こんな癒しの音色が、もっとあちこちの病院で響くようになったらいいのに・・・。
今日は改めて、音楽の持つ底知れない力を、深く深く感じさせていただいてしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
いまだに様々な思いを胸に抱く人も多いと思います。
そんな今日、ゲストに来ていただいたのは、『ヒーリングハープ・セラピスト』の、所れいさん。
ケルトフォーク・ハープも、スタジオに持ってきていただきました。
(ケルトフォーク・ハープは、普通のハープより一回り小さめ。
編集長も私も、初めてのナマのハープの音色にうっとり♪)「ヒーリングハープ」って、ちょっと耳慣れない言葉ですよね。
実はこれ、主に病院やホスピスのベッドサイドで、
患者さんの隣に座って、その人だけのために静かに、また最適な曲を選んでハープを演奏し、
患者さんに深く静穏な癒しを与える、代替療法の一つなんです。
最先端を行くアメリカでは、この「ヒーリングハープ」を行える人はキチンと資格を持っていて、
今日いらしていただいたれいさんも、このアメリカでの資格を持っている、プロの一人。
病床での生演奏を提供する専門的な資格は、
『ミュージック・プラクティショナー』と呼ばれているのだそうです。
このような音楽療法は、病気の根本的治癒力があるわけではないけれど、
優れた「補完医療法」として、幸福感を高め、症状を軽減し、
初期治療やリハビリテーションの効果を高めてくれるのだとか。
れいさんは、日本で初めてのこの活動を、2000年から行っていらっしゃいます。
今までれいさんがこの「ヒーリングハープ」を行った患者さんの中には、
呼吸が楽になってよく眠れた、という方がいらっしゃったり、
痛みが一瞬だけ和らいだ、という方がいらっしゃったり、
やはりその効果は確実に現れるのだとか。
編集長とハチドリ高柳は、別に病気ではなかったけれど、
その癒しの音色を聞かせていただくことにしました。
2人とも、ハープのナマの音色は初めて。
でも、れいさんの演奏が始まったとたん、なんだか全身の毛穴が開いたような、
でも心臓の鼓動が深くおさまっていくような、なんとも不思議な感覚におそわれました。
目をつぶっていると、皮膚からもその穏やかに澄んだ音色が吸収されていくような・・・。
ふっと瞑想に近いところに落ちそうになった瞬間、演奏は終了。
現実に戻ってくるのに、しばしかかりました。
パチパチパチパチ・・・!
素晴らしい!!これは言葉では言い表せない感覚です。
身体の具合が思わしくなく、病床に臥せっている方がこの音色を聞いたら、
どんなにか癒されることでしょう。
れいさんによれば、たいていの方はすーっと眠りに落ちてしまうので、
演奏が終わったら、れいさんも静かに席を立って、そのまま病室を後にされるのだそうです。
そしてもうひとつ、お約束が。
「今、拍手をされましたでしょ?でも、病院では拍手はしないでいただいているんです。
ハープで癒された感覚を、そのまま静かに持っていただくために、
手は、『キラキラキラキラ☆』って、していただいてます。」と。
なるほど。
大きな拍手で、静かになった鼓動がまたドキドキしてしまわないように、
小さいときにお遊戯でしたような「キラキラ」に変えるって、素敵なアイデアですよね。
「患者さんはもちろん、看護に当たっている家族の方が涙を流されることが多いです。」
とおっしゃったれいさん。
そう。きっとご家族の方にも、この音色は大きく影響を与えるのでしょう。
こんな癒しの音色が、もっとあちこちの病院で響くようになったらいいのに・・・。
今日は改めて、音楽の持つ底知れない力を、深く深く感じさせていただいてしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
2007年09月19日
ネパールの歌声♪
今日スタジオにお迎えしたのは、ネパール出身のシンガーソングライター、ボビンくん!
10年ちょっとの滞在で培ったという、日本人とほとんど変わらない流暢な日本語に、
ちょっとビックリさせられてしまいました。
(もうひとつ驚いたのが、その胸板の厚さ!編集長も、ちょっと胸張り気味・・・?)
ネパールのカトマンズで生まれたボビンくん。
お父様が一度日本にいらしたことがあって、「日本は素晴らしい国だ!」と、
ボビンくんに日本留学を進めたのだとか。
それから早10年。
「どうしてそんなに長く日本に?」とうかがったら、
「日本人の根っこのところと、ネパール人の根っこのところって、すごく似てると思う。」と、
ちょっと意外なお答え。
ビックリしていると、
「一番象徴的なのが、やっぱり仏教に根ざしている考え方だと思う。
日本人って、人の前を横切るときにちょっと手を前に出して軽く頭を下げ、
『スミマセン!』って気持ちで通るでしょ?あれと同じポーズを、ネパール人もとるんです。」と、
もっと意外なお答え!
自分よりも、人をちゃんと優先して思いやる気持ちが、
ネパール人と日本人には共通している。
だから、日本にいるのは、居心地がよかったのだそう。
遠く離れたネパールと、そんな共通点があるんだ!と驚くと同時に、
今の日本に、人を思いやる気持ちがどれだけまだ残っているかな、と、
ちょっとドキッとさせられてしまいました。
そんなボビンくん、幼い頃から西洋音楽に影響を受け、ネパールの音楽と西洋音楽を、
ミックスした新しいスタイルを目指していらっしゃいます。
去年、今年と、フジロックにも出演されていますから、ステージをご覧になった方も、
いらっしゃるかもしれませんね。
今日はスタジオで生演奏を披露してくださいました。
すると・・・!
ギター一本でつむぎだされるその優しい音階と、ボビンくんの歌声の、なんて素晴らしいこと!!
さすがの編集長も、目を見開いてビックリ顔。
「すっごいいいね、歌がすっごいいいね。」と、興奮気味に話していました。
現在も内乱が続く祖国ネパールのことを思い、
ネパールの平和を強く願う曲も作っていらっしゃるボビンくん。
エベレストに登る登山隊が残すゴミで、地元ネパールの人たちが困っている、
というお話もしてくださいつつ、
「でも、僕は『地球のために○○をしてあげる』って気持ちにはならないよ。
それは、人間のおごりだと思う。
ネパールには『ビスターリ・ビスターリ』って言葉があって、『ゆっくりゆっくり』って意味なんだけど、
人間ひとりひとりが、自分にも人にも優しい気持ちでゆっくり毎日を送っていけば、
それが一番地球に優しいと思う。」とおっしゃっていました。
なるほどね〜。
ゆっくりゆっくり、自分にも人にも優しい気持ちかぁ。。。
仕事をしていてつい忙殺され、殺伐とした気分になってしまう瞬間もあるけれど、
そんな気持ちで地球を守ろうとしても、確かに難しいですよね。
そんなときには、ネパール流に『ビスターリ・ビスターリ』。
ゆっくりゆっくり、気持ちだけでも優しくいたいな、と思った、ハチドリ高柳だったのでした。
10年ちょっとの滞在で培ったという、日本人とほとんど変わらない流暢な日本語に、
ちょっとビックリさせられてしまいました。
(もうひとつ驚いたのが、その胸板の厚さ!編集長も、ちょっと胸張り気味・・・?)
ネパールのカトマンズで生まれたボビンくん。
お父様が一度日本にいらしたことがあって、「日本は素晴らしい国だ!」と、
ボビンくんに日本留学を進めたのだとか。
それから早10年。
「どうしてそんなに長く日本に?」とうかがったら、
「日本人の根っこのところと、ネパール人の根っこのところって、すごく似てると思う。」と、
ちょっと意外なお答え。
ビックリしていると、
「一番象徴的なのが、やっぱり仏教に根ざしている考え方だと思う。
日本人って、人の前を横切るときにちょっと手を前に出して軽く頭を下げ、
『スミマセン!』って気持ちで通るでしょ?あれと同じポーズを、ネパール人もとるんです。」と、
もっと意外なお答え!
自分よりも、人をちゃんと優先して思いやる気持ちが、
ネパール人と日本人には共通している。
だから、日本にいるのは、居心地がよかったのだそう。
遠く離れたネパールと、そんな共通点があるんだ!と驚くと同時に、
今の日本に、人を思いやる気持ちがどれだけまだ残っているかな、と、
ちょっとドキッとさせられてしまいました。
そんなボビンくん、幼い頃から西洋音楽に影響を受け、ネパールの音楽と西洋音楽を、
ミックスした新しいスタイルを目指していらっしゃいます。
去年、今年と、フジロックにも出演されていますから、ステージをご覧になった方も、
いらっしゃるかもしれませんね。
今日はスタジオで生演奏を披露してくださいました。
すると・・・!
ギター一本でつむぎだされるその優しい音階と、ボビンくんの歌声の、なんて素晴らしいこと!!
さすがの編集長も、目を見開いてビックリ顔。
「すっごいいいね、歌がすっごいいいね。」と、興奮気味に話していました。
現在も内乱が続く祖国ネパールのことを思い、
ネパールの平和を強く願う曲も作っていらっしゃるボビンくん。
エベレストに登る登山隊が残すゴミで、地元ネパールの人たちが困っている、
というお話もしてくださいつつ、
「でも、僕は『地球のために○○をしてあげる』って気持ちにはならないよ。
それは、人間のおごりだと思う。
ネパールには『ビスターリ・ビスターリ』って言葉があって、『ゆっくりゆっくり』って意味なんだけど、
人間ひとりひとりが、自分にも人にも優しい気持ちでゆっくり毎日を送っていけば、
それが一番地球に優しいと思う。」とおっしゃっていました。
なるほどね〜。
ゆっくりゆっくり、自分にも人にも優しい気持ちかぁ。。。
仕事をしていてつい忙殺され、殺伐とした気分になってしまう瞬間もあるけれど、
そんな気持ちで地球を守ろうとしても、確かに難しいですよね。
そんなときには、ネパール流に『ビスターリ・ビスターリ』。
ゆっくりゆっくり、気持ちだけでも優しくいたいな、と思った、ハチドリ高柳だったのでした。